アメリカン・ハートの紹介:1992年アメリカ映画。前科持ちの中年男と、思春期を迎えたその息子の心の交流を、アメリカが抱える貧困問題や更生することの難しさなども織り交ぜて描いたヒューマン・ストーリーです。
監督:マーティン・ベル 出演者:ジェフ・ブリッジス(ジャック)、エドワード・ファーロング(ニック)、ルシンダ・ジェニー(シャーロット)、トレーシー・カピスキー(モリー)、ドン・ハーヴェイ(レイニー)ほか
映画「アメリカン・ハート」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「アメリカン・ハート」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「アメリカン・ハート」解説
この解説記事には映画「アメリカン・ハート」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
アメリカン・ハートのネタバレあらすじ:起
銀行強盗の罪で服役していたジャック(ジェフ・ブリッジス)は仮釈放を認められ、刑務所を後にしたところを15歳になる息子ニック(エドワード・ファーロング)の出迎えを受けます。しかし、ジャックはつれない態度を見せます。それでも父親についていこうとするニックを、ジャックは妹の農場に預けようとします。しかし、ニックはどうしてもジャックのそばを離れようとせず、二人はシアトルにアパートを借り、父子ふたりの生活が始まります。ジャックは保護司の斡旋でビルの窓拭きの仕事に就きます。
アメリカン・ハートのネタバレあらすじ:承
ニックは地元の学校へ転入手続きに行きますが、書類の不備で入学を断られてしまいます。一方、既に妻に先立たれていたジャックは、服役中に読んでいた文通雑誌「アメリカン・ハート」を通じて知り合ったシャーロット(ルシンダ・ジェニー)という女性と出会い、お互いに想いを寄せ合うようになります。ニックは同じアパートに住むモリー(トレーシー・カピスキー)という少女と知り合い、自分と同じ境遇なことから次第に淡い恋心を抱きはじめ、また近所の不良少年たちとも行動を共にするようになります。
アメリカン・ハートのネタバレあらすじ:転
そんな中、ジャックのかつての犯罪仲間だったレイニー(ドン・ハーヴェイ)は、ジャックを再び悪の道に引きずり込もうと企み、ジャックの留守中にアパートに忍び込んで金を盗み出してしまいます。この金はジャックが将来アラスカへ行って人生をやり直すために貯めていた大事な金だったのです。ジャックと口論となり、家を飛び出してしまったニックは廃屋に住み着き、レイニーに誘われて犯罪に手を貸すようになってしまいます。
アメリカン・ハートの結末
ある日、ニックは仲間のロリーとつるんで郊外の家に盗みに入りますが、そこに帰って来た家の主人に発見されてしまい、争ったロリーは銃の暴発により命を落とします。ニックは廃屋へ逃げ帰りますが、そこにはジャックが待っていました。ジャックはこれからフェリーでアラスカに旅立とうとしており、ニックに港で待つように言うとレイニーから金を取り戻しに向かいます。やっとの思いで金を取り戻し、港に急いだジャックでしたが、追って来たレイニーに撃たれて致命傷を負ってしまいます。出航したフェリーの上で、ニックはジャックを見つけますが時すでに遅し、ジャックは一人になっても強く生きろと言い残し、ニックの腕の中で息を引き取っていきました。
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