星空の用心棒の紹介:1967年イタリア映画。アレクサンドル・デュマ・ペールの小説「モンテ・クリスト伯」の舞台をテキサスに置き換えて西部劇化したマカロニ・ウェスタン作品です。無実の罪で服役していた主人公が、自らを陥れた者たちに復讐していきます。
監督:スタン・ヴァンス 出演者:ジュリアーノ・ジェンマ(テッド・バーネット)、コンラード・サン・マルティン(コッブ)、フランコ・コビアンキ・デステ(ポルフィリオ将軍)、フランシスコ・ラバル(ダグラス保安官)、ニエベス・ナバロ(ドリー)ほか
映画「星空の用心棒」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「星空の用心棒」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「星空の用心棒」解説
この解説記事には映画「星空の用心棒」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
星空の用心棒のネタバレあらすじ:起
テキサスの山奥の牢獄から一人の囚人テッド・バーネット(ジュリアーノ・ジェンマ)が脱獄しました。テッドはチャールスタウンの大地主コッブ(コンラード・サン・マルティン)とその部下ゴメス(ミロ・ケサーダ)、悪徳保安官ダグラス(フランシスコ・ラバル)とその妻ドリー(ニエベス・ナバロ)らの策略にはまって無実の罪を着せられ、30年の強制労働を申し渡されていたのです。テッドは伸び切った髪と髭、身なりを整えると、彼らへの復讐と真犯人を見つけ出すことを誓います。
星空の用心棒のネタバレあらすじ:承
テッドの脱獄を知って焦るコッブの心中を察したゴメスは、テッドを始末しようと手下を送り込みますが、テッドは逆に手下らを片付けます。そしてゴメスの元に現れたテッドは、ゴメスから真犯人を聞き出すと射殺、一路チャールスタウンに向かいます。途中でテッドは気のいいイカサマ師とその娘ダルシー(ガブリエラ・ジョルジェリ)を助け、町まで馬車に乗せてもらうことにします。チャールスタウンに着いたテッドは、コッブが鉄道を利用して武器の密売をしようとしているのを聞き、その列車に潜入して武器を奪い取ります。その夜、テッドはかつての自宅にして今はダグラスの家となっていた屋敷に乗り込み、ダグラスがテッドの父を殺したという事実を吐かせると射殺します。
星空の用心棒のネタバレあらすじ:転
翌朝、コッブは武器の取り引きをするため交渉相手のメキシコ人と待ち合わせていましたが、列車の中には武器は何一つありませんでした。テッドの仕業だと感じ取ったコッブはとりあえずメキシコ人をなだめてその場を取り繕うと、その直後にテッドが姿を現し、隠した武器をエサにコッブとメキシコ人の対立を誘発しようとします。しかしその目論みは打ち破られ、テッドは暴行を受けてダルシーらに助けられます。手当てをうけたテッドは、町の判事(ペドロ・バウサリ)にコッブの罪状と自らの無実を訴えますが明確な証拠はなく、役にテッドは脱獄の罪で縛り首にされることが決まってしまいます。
星空の用心棒の結末
翌日、首つり台に上げられたテッドの元に間一髪で判事が駆け付け、テッドの無実とコッブの罪状を明らかにします。テッドは晴れて無罪放免となりましたが、その時コッブは銃を乱射し、流れ弾に当たったドリーは即死、判事も負傷し、ダルシーは人質に取られてしまいます。テッドとコッブは息詰まる銃撃戦を展開しますが、テッドの銃は弾切れを起こしてしまい、いよいよ追い詰められたその時、テッドの右手が宙を切り、コッブはうめき声を上げてその場に倒れます。コッブの喉元には、ダグラスが身に付けていた保安官の星形バッチが突き刺さっていました。
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