映画「コンビニ・ウォーズ バイトJK VS ミニナチ軍団」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
コンビニ・ウォーズ バイトJK VS ミニナチ軍団の紹介：2016年アメリカ映画。かつて１人の人間を救ったコンビニバイトの２人の少女。冴えない日々を過ごしていた彼女達にある日憧れの先輩からパーティの誘いが入った。浮かれる２人、反対する親、そんなものは関係ないと思っていた当日、コンビニのオーナーであるコリーン・Cの父親からバイトを任される。せっかくのパーティが終わりを告げた。その頃街ではある奇怪な事件が多発しており、その魔の手は彼女達にも迫っていた。2014年に公開された映画「Mr.タスク」のスピンオフ映画。主演のリリーはハリウッドスター、ジョニー・デップの娘。本作には彼もメインキャストとして登場しており、母親リリーの母親ヴァネッサ・パラディも出演している。
監督：ケヴィン・スミス 出演：リリー＝ローズ・デップ（コリーン・コレット）、ハーリー・クィン・スミス（コリーン・マッケンジー）、ヴァネッサ・パラディ（モーリス夫人）、オースティン・バトラー（ハンター・キャロウェイ）、タイラー・ポージー（ゴードン・グリーンリーフ）、ジョニー・デップ（ギー・ラポワント）ほか
この解説記事には映画「コンビニ・ウォーズ バイトJK VS ミニナチ軍団」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
コリーン・Cとコリーン・Mのダブルコリーンのツインボーカルがバンドの特徴。冴えないドラム男を仲間にしつつ主役のダブルコリーンで最高の歌を届けていた、その最中にとんだ邪魔が入ることになる。激しく聞こえるノックの音に嫌気がさしながら２人は真っ赤な制服を着て扉へと向かう。そこには待ちわびたような顔で客が何人も並んでいた。たった１０分程度店を閉めただけなのに、再び２人はコンビニバイトへと戻る。そこへ現れたのは憧れの上級生ハンターだ、下級生好きで知られるイケメン男子。突然の来訪に驚く上になんと彼は２人はパーティへと誘ってきた。もちろんOKしたダブルコリーンだがもちろん上級生のパーティなんて親が許すはずがない。しかしコリーン・Mの母親は護身用のナイフを持つことで許しをくれた。
２人には命よりも大事なものが２つある。それはスマホとヨガ。バイト中もそのほとんどをスマホをさわり、プライベートで通うヨガの講師は２人の神様的存在。だから授業で行うヨガなんて退屈過ぎる。その日もヨガの授業をさぼってスマホを触っていると案の定没収されてしまった。コリーン・Mはそのせいで一瞬倒れた。歴史の授業、というよりその教師は２人のお気に入りだった。でもその日の授業は妙に気味悪くこの街に隠された歴史を聞かされる。かつてこのカナダの地にもナチスがいた。いわゆるカナディアンナチスである。彼らの行動は日に日に激しくなり街に被害をもたらすが、ある日を境にいなくなる。その先導者の１人アンドロニカスは未だに行方不明だという。妙な話を聞いた後、２人はスマホを返してもらった。
校長室でやっとスマホと再会を果たした２人はそこに妙な男がいることに気付いた。まるでホームレスのような恰好をしたその男は以前「セイウチ人間」事件の際に会ったことを覚えている。ガイ・ラポワンテと名乗るその男は現在ある事件を調べているということだった。最近この近辺で凄惨な殺人事件が起きているらしい。殺された人間は切り刻まれており、生前２人のコンビニに足を運んでいるという。しかしよく覚えていない２人は大した情報提供はできなかった。それよりもその夜はハンターのパーティがある。しかし２人に残念な知らせが入る。急遽バイトが入ることになってしまった。ナイアガラへ行くというオーナーであり父は２人の話などまともに聞かず行ってしまった。また退屈な客のいないコンビニバイトが始まる。しかしコリーン・Cはナイスなアイデアを閃いた。
コンビニに現れたのはハンターとその友人のださ男ゴードン。コリーン・Cはコンビニでパーティをしようと２人を誘ったのだ。しかしそれが大きな失態となることに２人はすぐに気づくことになる。ハンター達は悪魔崇拝者だった。純粋な少女の身体を切り裂いて悪魔に捧げる、それが彼らの目的。しかしただでやられる少女達ではない。正体を現したハンターに立ち向かうダブルコリーン。しかしその瞬間ハンター達は急に悶え苦しみ倒れてしまった。口からは奇妙で小さな生物が顔を出した。それは次々に数を増やし２人の少女へと襲い掛かる。ハンター達を殺した謎の小人、恐怖におののく２人の少女。しかしやられるわけにはいかない。ダブルコリーンはヨガの講師ヨギの言葉を思い出しヨガで反撃を始めた。なんとか１０匹にも及ぶ小人を倒した２人。しかしすぐに警察がやってきて２人は逮捕されてしまう。
手錠をはめられ落ち込む２人の元に現れたのはあのホームレスのような男性ガイ・ラポワンテだった。２人の容疑は少年２人の殺害、しかしいくら訳を話しても聞いてくれない。ソーセージとザワークラフトで出来た小人が襲ってきたなんて誰も聞いてくれなかった。そこでコリーン・Cはここから脱するためにガイに嘘をついた。ここ数日の事件を追う彼に協力してもらい、コンビニに秘密の通路があると嘘をついて警察署から脱出した。もちろん嘘のつもりだった。まさか秘密の通路が本当にあるとは。秘密の通路はコンビニのトイレに隠されていた。しかしそれに気づいた時３人は何者かに捕まってしまい、気付いた時には謎の男の目の前で椅子に縛られていた。男はガイとダブルコリーンに話を始めた。かつてカナダで暴れていたアンドロニカスは暴徒が鎮圧する頃に逃げたこの場で眠りについた。冷凍睡眠で１００年間眠るはずだった。同時にソーセージとザワークラフトで作った子分達も１００年間熟成させる手はずだったが目覚めたとき７０年しか経っていなかった。原因はコンビニの停電、その時冷凍装置は壊れてしまい手下たちも未完成のまま目覚めた。それがこの目の前にいる男だという。彼は元々芸術家だった。しかし批評家たちに散々な文句を言われたかれは強い恨みを感じていた。そして彼らを殺す手立てを企てはじめた。
３人の目の前に現れたのは彼の芸術の結晶、ゴーレムだった。その姿はおぞましく死んだ人間の皮膚が使われていた。アンドロニカスの野望は１つ、写真撮影である。彼が崇拝する雑誌のあるコーナーに乗ることで批評家達に存在をアピールするのだ。そう言って彼はダブルコリーンの手かせを外しスマホで写真を撮るようにいった。しかしスマホは警察に没収されたままだ。もちろんガイも持っていない。男は怒りプランBの実行に移った。批評家の殺害である。しかしゴーレムはいう事を聞かず暴走、なんと男を殺してしまった。このままでは街が危ない、ダブルコリーンはまたもやヨガの力で化け物との戦いに挑むことになる。攻撃を加える度に身体からミニナチが１匹ずつ飛び出して来る、そこをすかさず踏みつけじっくりと相手の体力を削って行く。さらにヨガの力は炸裂し２人は見事ゴーレムを倒した。
後日雑誌のコーナーには街を救ったヒーローとしてコンビニバイトの２人が掲載された。２人の通うヨガ教室にも連日人が見に来るようになった。くだらない毎日の中、少しの刺激を味わった２人はその日もまた冴えないドラム男とバンドに励むのであった。
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