穴/HOLESの紹介:2003年アメリカ映画。無実の罪でひたすら穴を掘るという更生施設に送られた少年が、そこで不思議な運命に導かれ、一族に課せられたとされる呪いに立ち向かう。
監督:アンドリュー・デイヴィス 出演: シガーニー・ウィーヴァー(所長)、ジョン・ヴォイト(ミスター・サー)、シャイア・ラブーフ(スタンリー・イエルナッツ4世)、ティム・ブレイク・ネルソン(ドクター・ペンダンスキー)、パトリシア・アークエット(ケイト・バーロウ)、ほか
映画「穴/HOLES」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「穴/HOLES」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「穴/HOLES」解説
この解説記事には映画「穴/HOLES」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
穴/HOLESのネタバレあらすじ:起・穴掘り施設へ
両親、祖父と暮らすスタンリーは常々父と祖父から「うちの家系は代々呪われている」と聞かされていた。それは彼のご先祖が恋の成就を魔術師マダム・ゼローニに相談したおり、成功したら山の泉に連れて行って泉の水を飲ませるという約束をしながらそれを破ったせいらしい。呪いのせいか、スタンリーの父と祖父が何年も賭けて研究をしている靴の臭い消しはいっこうに成功せず、本人に至っては靴泥棒と間違えられ、更生施設に送られることになる。その更生施設「グリーンレイクキャンプ」は砂漠のど真ん中、ガラガラヘビと毒トカゲとサソリがうろつく環境で、監視役のMr.サー、教育係のドクターの指示のもと、毎日ひたすら炎天下で1.5m四方の穴を掘る、というものだった。人格形成のため、としているが、実は女所長には別の目的があった。
穴/HOLESのネタバレあらすじ:承・グリーンレイクの秘密
かつてグリーンレイクの町はその名のとおり大きな湖のほとりにある町だった。町の教師ケイトは黒人男性サムと愛し合っていたが、ある日ケイトに言い寄る町の有力者が振られた腹いせに保安官ら町の男たちとともに学校に火をかけ、サムを殺してしまう。復讐に燃えたケイトはかかわった男たちを次々に殺し、あげく強盗となって町中の銀行を襲う。ケイトはサムが殺された後干上がった湖に盗んだ金品を埋め、疲れ果てた彼女は毒トカゲに自らを咬ませ命を絶った。女所長は代々そのことを聞かされ、更生施設と称して子供たちを集め、ケイトの埋めた金の発掘を目論んでいたのだった。
穴/HOLESのネタバレあらすじ:転・果たされた約束
わけのわからないまま穴を掘ることになったスタンリーは施設でゼロという少年と仲良くなるが、ある時ゼロは穴掘り場から逃げ出す。彼を心配してスタンリーも後を追って施設から逃げ出し、なんとかゼロと落ち合ったものの水もなく途方に暮れる。そこで彼は前方に親指の形をした山を見て、彼のひいお爺さんが砂漠で「神の親指」に助けられた、という話を思い出して2人は山の頂上を目指し、そこに泉を発見する。その泉はかつてのご先祖がマダム・ゼローニと約束した場所でゼロはマダム・ゼローニの子孫だった。スタンリーがゼロに泉の水を飲ませたことで約束は果たされて呪いが解け、とたんにスタンリーの家では靴の消臭に成功。収入を得てスタンリーのために弁護士を雇う。
穴/HOLESの結末・消えた呪い
女所長の真の目的の思い至ったスタンリーたちは施設に戻り、以前ケイトの口紅を見つけた穴を掘り進めてケイトが埋めた箱を発見する。そこへ弁護士が施設の監査官らを伴って訪れ、劣悪な環境と管理のずさんさから施設は調査されることになる。所長は発見された箱は自分のものだと主張するが、箱にはスタンリーの名が入っていたためスタンリーのものとなった。その箱は彼と同名のひいお爺さんが強盗ケイトに襲われて奪われたものだったのだ。その財産をゼロと折半し、ゼロは生き別れていた母を見つけ出し、スタンリーとゼロは隣同士に豪邸を建てて幸せに暮らすのだった。
「穴/HOLES」感想・レビュー
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A+
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伏線がパズルのようにつながっていくのが素晴らしく面白い!
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ゼロとの友情が深まっていくのが感動した!
穴を掘る秘密とグリーン・レイクの過去が面白かったです♪
私は、学校の読書感想文で書きました。とても面白かったです。