若草物語(1949年)の紹介:1949年アメリカ映画。四人の美しい姉妹がアメリカのニューイングランドで共に暮らす日々を綴ったルイザ・メイ・オルコットの「若草物語」の小説を映画化した。銀幕で活躍した人気女優が四人揃った他、脇を固める名優達の演技や豪華な美術にも注目。愛情にあふれた良い映画です。
監督 :マーヴィン・ルロイ 出演:Jo・ ジューン・アリソン、Laurie・ピーター・ローフォード、Beth・マーガレット・オブライエン、Amy・エリザベス・テイラー、Meg・ジャネット・リー、Professor_Bhaer・ロッサノ・ブラッツィほか
映画「若草物語(1949年)」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「若草物語(1949年)」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「若草物語(1949年)」解説
この解説記事には映画「若草物語(1949年)」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
若草物語(1949年)のネタバレあらすじ1
クリスマスイブの日。雪景色の中を、一人の少女が家への道を急いでいる。彼女はジョセフィン・マーチ。マーチ家の次女だ。白い息を吐きながら家に到着すると、長女のメグと三女のエイミー、末っ子のべスの三姉妹が居間で過ごしていた。四姉妹の父親は牧師だが従軍中なので、母親が代わりに教会の仕事をこなしている。四姉妹は伯母からもらった1ドルを母親へのプレゼントに使った。クリスマスの朝、四人が二階の部屋から台所へ降りていくと、豪華な朝食が待っていた。女中のハンナから、母が近所の貧しいフンメル一家の世話をしに行ったと聞いた四姉妹は、自分たちの朝食を全部フンメル一家の所に持って行き、一緒に世話をした。マーチ家と隣家の気難しい老人ローレンスは親交がなかったが、ハンナから孫のローリーの事を聞いたジョーが興味を示した事から、家族ぐるみで付き合うようになった。
若草物語(1949年)のネタバレあらすじ2
ローレンス家の舞踏会には四姉妹が招待されたが、ジョーがローリーと踊った事が資産家の独身女性の誤解を招き、母の陰口を言っているのをエイミーとベスが聞いてしまう。傷つく四姉妹だが、その夜をきっかけにベスがローレンス卿の所のピアノを弾きに行く事になり、ますます信仰を深める事になる。ジョーの創作意欲は高まり、書きためていた小説の一編を街の出版社に持って行き、採用される。ジョーはその話をローリーに話す代わりに、メグの片方の手袋をローリーの家庭教師のブルックが持っていると聞いて、憤慨し、ブルックに失礼な態度をとる。内気なベスにも新しい変化が訪れた。ローレンス卿が新しいピアノをプレゼントしてくれた為、自分一人でお礼を言いに行き、今までより親密になったのだ。舞踏会以来、メグとブルックも親密になっていた。
若草物語(1949年)のネタバレあらすじ3
ある日、ブルックとローリーを交えてマーチ家が庭先で過ごしていると、ハンナが大急ぎで街から帰って来た。父が戦地で負傷したという電報を受け取ったのだ。ジョーはマーチ伯母に現地までの旅費を借りに行くが良い顔をされず、怒って屋敷を出て行く。マーチ伯母は後で旅費を渡しにマーチ家に来たが、それとは別に自分の長かった髪を売って旅費を作り母に渡した。母が父の所に行ってから、ベスが猩紅熱にかかった。母の代わりにフンメル一家の世話をしていて、赤ん坊にうつされたのだ。ジョーとメグが看病にあたるが回復せず気弱になっていると、ローリーが気を利かせて母に電報を打ち、駅まで迎えに行き、父も一緒に連れて来た。ベスも居間のソファで休めるくらいに回復し、マーチ家が全員揃った。メグとブルックの仲は親密だが、メグの気持ちがはっきりしなかった。伯母のマーチの来訪時に、ブルックの悪口を言われてメグが反論した事でお互いの気持ちがわかり、結婚が決まった。
若草物語(1949年)のネタバレあらすじ4
結婚式の日。一人で皆の輪から離れ意気消沈したジョーに、ローリーが愛の告白をするが、彼の気持ちに応えられない。母に以前から憧れていたニューヨーク行きを告げる。下宿先のアパートでは、作家とカーク夫人の所の家庭教師の傍らドイツ語のベア教授と講演やオペラ、美術館等に遊びに行き親交を深めるが、ベスの病状が悪化したと聞き家に戻る事にする。メグはブルックとの間に子供が出来、エイミーはマーチ伯母と馬が合い欧州旅行のお供をしており、ローリーもローレンス卿と欧州旅行に行っていた。
若草物語(1949年)の結末
ジョーや母が懸命に看病したが、ベスは春が訪れる前にこの世を去った。ジョーは昔の四姉妹の生活を全て認めた「わたしのベス」という小説を、「次の作品が出来たら最初に読ませてほしい」というベア教授との約束を守り、ニューヨークに送った。初夏のある日、欧州で結婚して帰国したローリーとエイミーに、メグの一家、父も集まって居間で話していると、マーチ家に一冊の本を持ったベア教授の来訪があった。ジョーが彼に送った作品「わたしのベス」が出版社に受け入れられ、本になった成功を告げに来たのだ。ジョーはベア教授との愛情を胸に、マーチ家に戻るのであった。
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