世界の果てまでヒャッハー!の紹介:2015年フランス映画。フランスの人気コメディアン、フィリップ・ラショーが共同監督と主演を務めたコメディ作品。「真夜中のパリでヒャッハー!(2014年)」の続編だが、日本では本作が先んじて公開された。ブラジルのリゾートホテルで、恋人ソニアにプロポーズしようと決意したフランク。しかし彼女の家族には嫌われ、ソニア自身からも距離を置かれる事態になってしまう。挙句に友人達と向かったジャングルで遭難する始末。果たしてフランク達は無事生還出来るのか、そしてプロポーズの行方は?
監督:ニコラ・ブナム、フィリップ・ラショー 出演者:フィリップ・ラショー(フランク)、アリス・ダヴィ(ソニア)、タレク・ブダリ(サム)、ジュリアン・アルッティ(アレックス)、ヴァンサン・ドゥサニャ(エルネスト)ほか
映画「世界の果てまでヒャッハー!」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「世界の果てまでヒャッハー!」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
世界の果てまでヒャッハー!の予告編 動画
映画「世界の果てまでヒャッハー!」解説
この解説記事には映画「世界の果てまでヒャッハー!」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
世界の果てまでヒャッハー!のネタバレあらすじ:先行き不安の旅行
舞台は現代のブラジル。フランス人漫画家フランクは、恋人ソニアの父ジャン=ピエールが経営するエコリゾートホテルへやって来ました。彼に結婚の許しを貰った上でソニアにプロポーズすると決めていたのです。同行者はソニアの他、女好きのサム、いつもカメラを回しているアレックス、ソニアの女友達エステル、ソニアのいとこエルネスト。フランクは早速ジャン=ピエールとソニアの祖母ヨランド・ラマーを紹介されます。しかし気の弱いフランクは上手くアピール出来ず、あまり歓迎されませんでした。ジャン=ピエールが掲げるホテルのキーワードは「自然」。その功績を認められ、環境保護団体からエコ認定を受ける予定になっています。気を取り直してビーチに出たフランク達でしたが、ソニアがトラブルに見舞われた時も、フランス人観光客ジュリーとエリカに誘われた時も、フランクは自分の意見を強く言えずにいました。そんな彼にがっかりしたソニアは、エステル相手に「あんなヘタレに惚れたなんて」と愚痴をこぼします。それを聞いてしまったフランクは意気消沈し、プロポーズどころではなくなってしまいました。
世界の果てまでヒャッハー!のネタバレあらすじ:遭難
翌日、男性陣はジャングルへ洞窟探検に向かうことにします。出発直前、ジャン=ピエールからヨランドの世話を突然押し付けられてしまい、彼女も同行することに。ところがジャングルで遭難したものか、フランク達は丸1日経っても帰って来ません。心配するソニアとエステルの元へ、ジャン=ピエールがアレックスのカメラを持ってやって来ます。敷地内に落ちているのを拾ったらしいのです。手がかりを求めテレビで再生してみると、アレックスの撮影した映像が流れ始めました。――ホテルを出発したフランク達は、小型飛行機の離着陸場で偶然ジュリーとエリカに会い一緒に探検することになります。ジャングルに到着し、ガイドの案内で洞窟に入る一行。しかしガイドが穴に落ちてしまい、救助も上手くいかないので一旦引き返すことにしました。洞窟の中で迷った彼らは、入ったところとは違う場所に出てしまいます。フランクが先に出て皆を引き上げる手助けをしました。そこへ大きな毒グモが現れ、フランクの性器に噛み付きます。焦るフランクをよそに、アレックス達は絶滅したと思われていた青いくちばしのオオハシとその卵を発見。貴重な鳥だと知らない彼らは卵を食べてしまいます。
世界の果てまでヒャッハー!のネタバレあらすじ:交流と脱出
フランクを助けてくれたのは、突然現れたジャングルの原住民達でした。言葉が通じないので身振り手振りでクモに噛まれたことを伝えると、口で直接毒を吸い出してくれます。その後彼らの村へ案内して貰い、お祭り騒ぎが始まりました。催淫と幻覚の効果がある粉を吹きかけられたフランク達は乱痴気騒ぎを繰り広げます。翌朝、正気に戻った彼らはジャングルに不法投棄された大量のゴミを発見しました。原住民との別れの際、フランクは言葉の壁を超えて真摯に感謝を伝え、感動を呼びます。しかし不注意で近くの小屋に火をつけてしまい、原住民を怒らせてしまいました。追いかけて来る彼らから逃げるフランク達は、森を走り、川に飛び込み、ようやく飛行機を見つけます。急いで乗り込むフランク達。自力で脱出したらしいガイドが走って来ましたが、原住民に追いつかれると判断した一行は「彼は大丈夫だろう」とそのまま離陸します。
世界の果てまでヒャッハー!のネタバレあらすじ:帰還
無事逃げ出せたと安堵するフランク達。しかし得意げに操縦席に座ったエルネストが実は操縦出来ないと判明し、そうこうしている内にエンジンが停止してしまいます。各自パラシュートを装着し、決死の覚悟で飛行機から飛び降ります。何とか全員無事で砂浜に着地しました。カメラが回っていることに気付かず、ジュリーがエリカに得意げに話します。フランクと寝た、と。ビデオを見ていたソニアはショックを受け、その場から走り去ってしまいました。するとGPS発信機をつけた亀が映像をゆっくり横切っていきます。この亀はホテルで世話をしている亀でした。つまりフランク達はホテルのすぐ近くまで戻って来ているのです。それに気付かない彼らは砂浜で休みながら話をしました。そこでヨランドが「さっき見たゴミの山は息子の仕業だ」と暴露し、ジャン=ピエールは集まっていたギャラリーから冷たい目を向けられます。サムとアレックスが食料を探しに森に入り、ホテルの看板を見つけました。しかしまだエリカを口説き落とせていないサムは秘密にしてくれと頼みます。2人はホテルの食料をこっそり盗み出しますが、そこでアレックスがカメラを落としてしまいました。カメラの先には、環境保護団体代表を務める男性の妻と不倫しているジャン=ピエールの姿が。代表は激怒し、ジャン=ピエールは何とか誤魔化そうとします。そこへ原住民までもが押しかけて来ました。
世界の果てまでヒャッハー!の結末:漕ぎ着けたハッピーエンド
その頃、亀のGPS発信機を手がかりに救助隊がフランク達を見つけました。フランク達はホテルに戻って来ますが、ギャラリーから大ブーイングを浴びせられ、慌ててジャン=ピエールのオフィスへ避難します。そこでエステルに浮気を責められたフランクは否定し、サムも証拠ならあるとカメラを操作します。ジュリーと浮気していたのはエルネストでした。2人とも幻覚に惑わされていたようです。今回の出来事でヨランドはフランクのことを見直し、ソニアを追いかけるよう背中を押します。砂浜でフランクとソニアは和解し、無事結婚式を挙げる運びとなりました。家族や友人、原住民にも囲まれ幸せ絶頂の2人。そこへ卵を取られたオオハシが現れ、アレックスの手からカメラを奪って飛び去りました。追いかけるアレックスの姿がどんどん小さくなり、この映画は終わりを迎えます。
以上、映画世界の果てまでヒャッハー!のあらすじと結末でした。
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