かけがえのない人の紹介:2014年アメリカ映画。高校時代、深く愛し合いながらもある事件がきっかけで別れてしまった男女が20年ぶりに再会し、再び互いの愛を確認しながらも運命的な結末を迎えるまでを描くラブストーリー。
監督:マイケル・ホフマン 出演:ミシェル・モナハン(アマンダ・コリアー)、ジェームズ・マースデン(ドーソン・コール)、ルーク・ブレイシー(若いドーソン)、リアナ・リベラト(若いアマンダ)、キャロライン・グッドオール(エヴリン)、ジェラルド・マクレイニー(タック)、ほか
映画「かけがえのない人」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「かけがえのない人」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
かけがえのない人の予告編 動画
映画「かけがえのない人」解説
この解説記事には映画「かけがえのない人」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
かけがえのない人のネタバレあらすじ:再会
海底掘削現場で働くドーソンは作業現場の爆発事故に巻き込まれる。爆風で海中に吹き飛ばされ、薄れる意識の中で彼はかつて深く愛した恋人アマンダの姿を見る。九死に一生を得て退院したドーソンのもとに弁護士から電話があり、故郷での恩人タックが亡くなったことを知る。一方のアマンダはエリートの夫、大学進学を控えた息子と裕福な家庭で暮らしていたが、忙しい夫とは徐々にすれ違い、また大学在学中に妊娠、結婚したために思い描いていた未来を何一つ実現できていないことにむなしさを感じていた。そんな彼女のもとへもタックの弁護士から訃報が届き、ドーソンとアマンダは20年ぶりに故郷のタックの家で再会を果たす。
かけがえのない人のネタバレあらすじ:本当の家族
高校時代のドーソンは無口で不器用、いとこのボビーが唯一の友人だった。彼は高校でも人気者のアマンダに惹かれていたが声もかけられないでいたが、ある時車の故障がきっかけでアマンダがドーソンをデートに誘う。思わぬ展開に喜ぶドーソンだったが、家に帰るとそこには麻薬などの犯罪に手を染める実の親兄弟が待ち構えていた。都合よく自分を使い、逆らうと暴力を振る父親らに我慢できなくなったドーソンはついに家を出て、行く当てがないところ、事情を知る近くの家の主タックが置いてくれることになった。しばらくしてドーソンを連れ戻そうとやってきた父親らをタックはライフルで追い返してくれ、それ以来タックはドーソンの家族だった。
かけがえのない人のネタバレあらすじ:愛のゆくえ
そんな状況でアマンダとのことを前向きに考えられなくなったドーソンだったが、積極的なアマンダといろいろな話をすることで彼の心は少しずつ開かれ、2人は付き合い始める。タックのもとで2人は将来の夢を語り合い、多くの時間を共有し、深く愛し合うようになった。すべてが順調に運ぶかに見えたが、高校卒業を間近に控えたある日、父親らがタックへの仕返しにおとずれ、彼に暴力を振るい、庭を壊していった。それを見たドーソンは怒りにまかせてライフルを手に父の元へ向かい、もみ合ううちに暴発し、居合わせたボビーに当たり彼は命を落とす。このことでドーソンは逮捕され8年の刑となり、自分のことでアマンダの将来に傷をつけたくないと考えた彼は面会にくるアマンダに2度と会うことなく、2人は愛し合いながらも別々の道をたどることになったのだった。
かけがえのない人の結末:めぐり逢い
再会し、今もかつての愛を失っていないことを確認しあった2人だったが、アマンダは家に戻らなければならなかった。帰宅し、もとの生活に戻るがやはり夫との溝は埋められないと感じたアマンダは離婚を決意する。そんなおり、彼女の息子が事故に遭い、心臓移植が必要となる。なんとかドナーが見つかり、手術も成功して安心したアマンダだったが、そんな彼女のもとにドーソンが亡くなったという知らせが入る。ドーソンはボビーの息子が父親たちの仲間に引き込まれているのを知り、彼を助け出したことの報復に撃たれたのだった。取り戻すはずの愛をまた失ってしまい、悲しみに暮れたアマンダだったが、ドーソンと再会したことで諦めていたかつての夢をつかもうと、離婚したのちに法律の勉強を再開し、児童擁護の仕事を始めていた。そして回復した彼女の息子から、移植された心臓のドナーの名前を聞いたアマンダはただただ運命を感じていた。
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