山猫は眠らないの紹介:1992年アメリカ映画。アメリカ軍のベテラン狙撃手の戦いを描いたアクション映画シリーズの第1作です。パナマの麻薬王の暗殺指令を受けた主人公の狙撃手は、経験の浅いエリート志向の新米スナイパーをパートナーに付け、南米のジャングルに乗り込んでいきます。
監督:ルイス・ロッサ 出演者:トム・ベレンジャー(トーマス・ベケット)、ビリー・ゼイン(リチャード・ミラー)、J・T・ウォルシュ(チェスター・ヴァン・ダム)、エイデン・ヤング(パピッチ伍長)、フレデリック・ミラグリオッタ(アルバレス将軍)ほか
映画「山猫は眠らない」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「山猫は眠らない」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
山猫は眠らないの予告編 動画
映画「山猫は眠らない」解説
この解説記事には映画「山猫は眠らない」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
山猫は眠らないのネタバレあらすじ:起
アメリカ海兵隊のトーマス・ベケット上級特務曹長(トム・ベレンジャー)は経験豊富な狙撃兵として数々の極秘任務に携わり、「ONE SHOT ONE KILL(一発必中)」をモットーに幾人もの重要人物の暗殺を手掛けてきました。ベケットは以前の任務遂行中に相棒を失い、失意のうちにありましたが、そんな時ワシントンから新たな任務がベケットに課せられました。それは、南米・パナマを牛耳る麻薬王オチョアと、彼の後ろ盾を得て次期パナマ大統領選挙への出馬を目指すアルバレス将軍(フレデリック・ミラグリオッタ)の暗殺指令でした。南米に向かうベケットには、元オリンピック銀メダリストという経歴を持ちながらも、狙撃手としては経験の浅いSWATの若きエリート、リチャード・ミラー(ビリー・ゼイン)が同行することになりました。
山猫は眠らないのネタバレあらすじ:承
ミラーは射撃の腕前は確かなものの実戦経験はなく、実際に人を射殺したこともありませんでした。パナマ国境近くのジャングルに乗り込んだバケットとミラーでしたが、ミラーは不慣れなジャングルで何かと足を引っ張り、幾度となくベケットから忠告を受けますが、山の斜面から滑り落ちた際に狙撃手の命ともいえる銃を手放さなかったことでベケットから褒められます。一方のミラーも、臨機応変に指令書にない行動を取るベケットに反発しますが、やがて寡黙ながらも敵の差し向けた追っ手を確実に狙い、仕事をこなすベケットの姿に影響を受けていきます。
山猫は眠らないのネタバレあらすじ:転
目的地であるアルバレス将軍の農園、実際は農園を偽装した麻薬組織のアジトに潜入します。ミラーはヘリコプターから降り立ったオチョアを射殺しますが、ベケットは敵と交戦しているうちに標的を見失ってしまい、やむなく一時撤退して暗くなったらもう一度敵地へ再潜入することにしますが、ミラーは恐怖のあまり錯乱して銃を乱射、弾丸を使い果たしてしまいます。そこへ敵の追っ手が現れ、ミラーを逃がそうとしたベケットは捕らえられて連れ去られてしまいます。難を逃れたミラーはベケットが残した唯一の弾丸を拾い、恐怖を克服して再び敵のアジトに潜入します。そこではベケットは過酷な拷問を受けていました。
山猫は眠らないの結末
ミラーはアルバレス将軍とベケットの姿を発見します。一方のベケットは決して仲間の居場所を明かしませんでした。ミラーは慎重に標的に狙いを定めますが、どうしてもミラーの角度からはアルバレス将軍とベケットの焦点が重なってしまい、中々チャンスを得ることができずにいましたが、それでも自身の射撃の腕前とベケットから学んだ慎重かつ大胆な判断を駆使し、一瞬の隙を突いてアルバレス将軍を射殺、無事ベケットを救出します。しかし、ベケットが凄惨な拷問で利き手の人差し指を激しく損傷しており、二度と人差し指で引き金を引くことができなくなっていました。敵のアジトを脱出したベケットとミラーは、救助に駆け付けた味方のヘリコプターに乗り込んで飛び去っていきました。
パナマの麻薬組織のボスと、彼の援助を受けて政権を握ろうとする将軍。
この二人を暗殺するため、二人のスナイパーが、パナマのジャングルの中に潜入する。
トム・ベレンジャー扮するベテランのスナイパーは、「タイタニック」で、散々な悪役だったビリー・ゼーン扮する若手のスナイパーに、プロの心得を伝授する。
だが、その若手のせいで、ベテランが敵に捕まってしまうのだった———-。
銃弾の弾道を追うハイスピードの映像や、超望遠鏡を通して覗く、標的の動きなど、凝りに凝った映像表現は、一見の価値あり。
また、ジャングルの熱さもリアルに表現されているところも、素晴らしい。