ハリウッド的殺人事件の紹介:2003年アメリカ映画。ある夜、ライブハウスでラッパーグループが皆殺しにされる。事件を担当するのは不動産業を副業に持つ刑事ギャヴィランと、ヨガ教室を副業で営んでいる若い刑事コールデンのコンビだった。二人はハリウッドを駆け回り、芸能界の暗部に挑んで行く。コメディ演出満載で展開されるバディムービー。
監督:ロン・シェルトン 出演者:ハリソン・フォード(ジョー・ギャヴィラン)、ジョシュ・ハートネット(K・C・コールデン)、レナ・オリン(ルビー)、マスターP(ジュリアス・アーマス)、ブルース・グリーンウッド(ベニー・マッコ)、ほか
映画「ハリウッド的殺人事件」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ハリウッド的殺人事件」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ハリウッド的殺人事件」解説
この解説記事には映画「ハリウッド的殺人事件」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ハリウッド的殺人事件のネタバレあらすじ:起
刑事達は射撃テストを始めます。年配のキャヴィランは正確に得点を重ねて行きますが、隣の相棒、若いコールデンは的を射抜く事が出来ません。見兼ねたキャヴィランは、コールデンの的を撃って成績を作ってやりました。カリフォルニア州ロサンゼルス、ハリウッド、ラッパーが集うライブハウスで、襲撃の準備が整えられます。店に居たK・ローは、その内の一人を見て慌ててバックヤードに駆け込みました。襲撃が始まり彼は物陰に隠れます。店のオーナーは慌てて警察に連絡しました。副業で不動産業を行っているギャヴィランと、同じくヨガの講師を副業にしているコールデンは、携帯電話で緊急呼び出しを受け現場に駆け付けます。二人はラップグループの4人が殺された現場に入り、見渡します。ギャヴィランは暫くすると、コールデンにメモを取るように命じます。その内容は、チーズバーガーの細かい内容でした。コールデンは制服警官に自分の分と合わせて注文を頼みます。二人は現場を検証して行きます。オーナーのジュリアスに事情を聴取すると、ラッパーの縄張り争いのようでしたが、彼は何も知りませんでした。腹ごしらいのハンバーガーが届きます。そのチーズバーガーが注文通りのではなく、マヨネーズが掛かっているとギャヴィランは制服警官に文句を言います。現場検証で幾つかの物証を採取すると、ギャヴィランはジュリアスに再度聴取を行います。すると彼が新居を探していると聞きつけ、自分が抱えている物件の売込みを始めました。エリック・アイドルが売春容疑で逮捕、連行された署で、二人は物証の検証を行い目撃者がいたかもと仮定しますが、騒がしいので酒場に場所を移します。しかしそこで行われたのは、事件の話ではなく副業に関する愚痴話で、ギャヴィランは完全に行き詰まっていました。コールデンの方は、本業に生き甲斐を見出せず、夢である俳優になろうかと悩んでいました。二人は別れ、コールデンの目の前でギャヴィランは娼婦を買います。呆れるコールデンですが、しかしその娼婦は囮捜査官で、彼は目撃者K・ローの話をギャヴィランにしました。襲撃者は人陰のない路地で仲介者を待って居ました。そこやって来た仲介者リロイは、報酬を払う代わりに襲撃者を撃ち殺します。そして更にその殺しを依頼した男サルティンにギャヴィラン達の話をし始めて、内務調査に居る自分の後輩マッコにその捜査を妨害させると断言しました。死体は彼等が乗って来た車ごと燃やされました。
ハリウッド的殺人事件のネタバレあらすじ:承
発声練習しながらコールデンは出勤します。するとマッコがギャヴィランのロッカーを捜索する所でした。ギャヴィランの容疑は資金混同です。マッコはギャヴィランが昔、彼の誤認逮捕を指摘して以来犬猿の仲でした。内務調査と聞いて、コールデンは刑事だった父が捜査中不可解な死を遂げて迷宮入りになった事を話します。そこに情報を提供してくれる売春元締めクレオから電話があり、容疑者の情報があると取引を持ち掛けてきました。二人は今度コールデンが演じる劇の台詞の練習をしながら、被害者が前に契約していたレコード会社に聞き込みに行きます。ギャヴィランは、社長サルティンに被害者の話と、K・ローの事を聞きますがはぐらかされました。コールデンは高校の同級生が会社に居て、映画の脚本を預かる代わりに捜査の協力を頼みました。入口で待ち合わせて居たギャヴィランは、車が狙われているのを目撃しましたが、保険目当てにそれを放置、しかしコールデンが発砲しそれを止めます。ギャヴィランの目論見は外れ、しかも相手は泥棒ではなく回収屋でした。ギャヴィラン達が去った後、サルディンはリロイに連絡します。リロイはサルティンを宥めますが、彼はK・ローの口をすぐ塞げと騒ぎました。二人は、コールデンが紹介した映画プロデューサー、デュランを尋ねます。ギャヴィランは彼の豪邸売却の仲介交渉を始めました。コールデンは自分の演劇チラシと同級生の脚本をこっそり置いて行きます。検死に立ち会う事になっていましたが、ギャヴィランは豪邸をジュリアスに見せる事になり、コールデンに週末の劇を見に行くと約束して一人行かせました。その検死の場で彼は襲撃者の焼死体と対面、犯人が死んだ事を知ります。商談中のギャヴィランにその事を報告すると、黒幕が居る筈だと彼は睨みます。商談自体も順調に進み始めました。ギャヴィランは、コールデンのヨガ教室に忘れ物を届けに訪れます。その環境と実入りの良さを彼は絶賛します。コールデンは最初は不純な目的だったが、今は霊的な崇高さを感じると言い訳します。ギャヴィランはそんな彼に、彼の父親の捜査記録を渡しました。ギャヴィランはクレオと会い事件の情報を貰います。しかしマッコはそれを監視していて、汚職の疑惑を深めて行きます。夜になり、コールデンは彼女の一人と、ギャヴィランはラジオ番組を持っている美人占い師ルビーと、二人共に充実した私生活を過ごします。
ハリウッド的殺人事件のネタバレあらすじ:転
朝、恋人の語らいをしていたギャヴィランは、ルビーの元夫がマッコだと知り、頭を抱えました。ギャヴィランは、売り手デュランに呼び出されます。するとそこには買い手ジュリアスが居て、二人は共通の弁護士を同席させて居ました。二人はそこからお互い希望金額を知り、ギャヴィランの交渉が気に入らず、商談が一からやり直しになりました。二人はK・ローの実家を尋ねます。警察を名乗り、その家に入ると裏からK・ローが逃げ出し、待ち伏せしえ居たコールデンが追います。閑静な住宅地を逃げ回るK・ローですが、結局は車で先回りしたギャヴィランが捕まえました。K・ローは連行中も悪態を吐き続けます。腹を立てたギャヴィランは、ハーバー分署に連れて行くと宣言します。そこは荒れ果てた港の廃工場でした。そこに連れ込もうとすると、SUV車に乗った何者かに襲撃を受けました。ギャヴィラン達は、K・ローが求めるので彼の実家に戻ります。そこで目撃者だと彼の母親に説明、しかし協力を拒まれたので釈放しようとすると、元歌手の母親が被害者達が勝手に移籍した事に腹を立てたサルティンの計画だと説明します。署に戻ったギャヴィラン達は、ギャング等を専門に取り扱っている部署からサルティンの情報を引き出します。そこでリロイの名が浮上しますが、彼はコールデンの父親の元相棒で、当時汚職の容疑が掛かっていました。コールデンは父を殺したのはリロイだと確認します。そして、マッコが後輩だと知ります。夜、コールデンは怒りをぶち撒けるように射撃練習場で銃を撃ち続けます。同じ夜、マッコは部下からギャヴィランの監視報告を聞き、元妻が恋愛関係にある事を知ります。その翌朝、ギャヴィランは逮捕されました。ギャヴィランとコールデンは、内務調査から取調べを受けます。しかし二人ともまともに取調べを受けず、ギャヴィランは携帯で商談を行い、コールデンはヨガの瞑想を始め、取調べを過ごしました。釈放されたギャヴィランは、クレオから呼び出され、マッコが接触してきてどういう関係かを証言する取引をしたと告げられます。それにはコールデンも含まれて居ました。マッコは二人の起訴を急ぐつもりで、二人は早々に事件を解決したいがサルティンが姿をくらませていました。切羽詰ったギャヴィランは、ルビーの占いに頼る事にします。
ハリウッド的殺人事件の結末
ルビーのその霊能力が何かを閃かせたらしく、二人を連れて移動します。そこはブティックで、彼女はそこで買い物を始めました。ギャヴィランは呆れて外に出ますが、コールデンは彼女の力を信じていました。その時、目の前をサルティンが通ります。二人は慌てて追跡を始めます。サルティンの車にはリロイも乗っていて、二組は激しいカーチェイスを始めます。その騒ぎをネタを探したテレビ局も嗅ぎ付け放送を始めます。追跡中もギャヴィランには商談の連絡が入り、彼はそれを纏めながら追跡を続けます。報道は加熱し、騒ぎはどんどん大きくなって行きます。ギャヴィランは、スタントまがいな運転をするコールデンからハンドルを奪い自分で運転を始めましたが、程なくサルティンの車にぶつけました。二組は車を降り、式典をやっているチャイニーズシアターを通り過ぎ、ギャヴィランはサルティンを、コールデンはリロイを追い、別々に騒ぎを起こしながら追い詰めて行きます。ギャヴィランはサルティンを追いながらも商談を纏め上げ、豪邸の売却に成功します。そしてサルティンを追い詰めます。その頃リロイを追っていたコールデンは、彼の待ち伏せに会い、銃を突き付けられて命乞いをします。その情けない姿にリロイは父親は命乞いはしなかったぞと漏らしてしまいます。それを聞いた瞬間コールデンは演技を止め逆襲、銃を奪い発砲します。弾は至近距離にも拘らず急所は外れ、彼は録音を示し聞かせリロイを逮捕しました。テレビが中継する中、ギャヴィランはサルティンをビル屋上に追い詰めます。彼は抵抗するサルティンと格闘を演じ、その末にもみ合いになってサルティンを屋上から投げ落としました。事件が解決しましたが、そこにマッコが怒鳴り込んできます。しかし強引な捜査手法が問題なったとらしく、彼は逮捕されてしまいました。その夜、コールデンの舞台が幕を開けます。ギャヴィラン、ルビー他、デュランも観客席に居て、コールデンは熱演を見せます。しかしその時、携帯が鳴り、二人は迷わず緊急招集に応じます。二人は新たな事件現場に姿を現し、捜査に前の腹ごしらえの注文を始めました。
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