コングの復讐の紹介:1933年アメリカ映画。特撮映画の金字塔「キングコング」(1933年公開)の続編です。前作の事件から1ヶ月後、キングコングをニューヨークに連れてきたことから街を混乱に陥れたとして損害賠償を求められ生活に困った興行師と船長が再びコングの故郷の島を訪れ、そこでコングの息子と遭遇します。
監督:アーネスト・B・シェードザック 出演者:ロバート・アームストロング(カール・デンハム)、ヘレン・マック(ヒルダ・ピーターソン)、フランク・ライヒャー(エングルホーン船長)、ジョン・マースト(ニルス・ヘルストローム)、ヴィクター・ウォン(チャーリー)ほか
映画「コングの復讐」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「コングの復讐」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「コングの復讐」解説
この解説記事には映画「コングの復讐」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
コングの復讐のネタバレあらすじ:起
キングコングがニューヨークの街で暴れ回った事件から1カ月後、キングコングを南の孤島「髑髏島」から連れ込んで一儲けを企んだ興行師のデンハム(ロバート・アームストロング)は、その目論みが外れたどころか被害を受けた建物や鉄道会社、ニューヨーク市民から損害賠償を求められ苦しい生活を余儀なくされていました。一方、デンハムの友人エングルホーン船長(フランク・ライヒャー)も船を差し押さえられ、デンハム同様に生活に困窮していました。エングルホーンはデンハムを誘い、ニューヨークから逃げるように東南アジアに向かい、そこで一儲けを目論みますが思ったような成果を挙げられませんでした。
コングの復讐のネタバレあらすじ:承
デンハムとエングルホーンはインドの港のサーカスで歌手のヒルダ(ヘレン・マック)と出会い親しくなります。その一方、デンハムとエングルホーンは港の酒場で偶然にもかつて髑髏島の地図を譲ってもらったヘルストローム船長(ジョン・マースト)と再会、髑髏島に原住民の財宝が隠されていると聞き、一攫千金を狙って再び島へ向かう決意をします。しかし、出航した船にはヒルダが密航しており、しかもヒルダの父(クラレンス・ウィルソン)は出航の前日にヘルストロームとトラブルになり殺害されていたことから、船内には険悪なムードが漂いました。
コングの復讐のネタバレあらすじ:転
一行はやがて髑髏島に到着しますが、船は船員を味方につけたヘルストロームに乗っ取られ、財宝の話も船を乗っ取りたいヘルストロームの作り話であることが発覚します。しかし、ヘルストロームも船員たちに裏切られ、デンハムとエングルホーン、ヒルダ、ヘルストロームは追い出されるようにボートで島へと上陸します。一行は二手に分かれて島を探索することにし、デンハムとヒルダはジャングルの中へと入っていきますが、そこには底なし沼にはまってしまい身動きが取れなくなっていたキングコングの息子がいました。哀れに思ったデンハムらがコングを助けると、コングはすっかりデンハムらを気に入り、一行に襲い掛かって来た大熊を退治してくれました。そして怪しげな洞窟に入ったデンハムらは、原住民の財宝である宝石のついた装飾品を発見します。
コングの復讐の結末
財宝を見つけたデンハムらは突如現れた恐竜に襲われますが、またしてもコングに助けられます。デンハムとヒルダはエングルホーンやヘルストロームと合流、財宝の事を話そうとしたその時、島に突如大地震が発生、島は海に沈み始めました。ヘルストロームはデンハムたちを見捨て一人でボートに乗り島から脱出しようとしましたが、その直後に海から出現した海竜に襲われ食べられてしまいます。エングルホーンとヒルダはボートで脱出、デンハムは財宝を取ろうとして逃げ遅れてしまいますがコングに助けられて無事ボートに乗り込みます。しかし、岩場に足を挟まれたコングはそのまま島と共に海の藻屑と消えていきました。数日後、海を漂流していたデンハムらは大型船に救助され、財宝を手にニューヨークへと戻っていきました。
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