ある愛の詩の紹介:1970年アメリカ映画。エリック・シーガルの同名小説を自ら脚本を手掛けて映画化したラブストーリーです。名門の息子と庶民の娘という環境も境遇も全く異なった二人の哀しくも美しい純愛を描きます。
監督:アーサー・ヒラー 出演者:ライアン・オニール(オリバー・バレット4世)、アリ・マッグロー(ジェニファー(ジェニー))、ジョン・マーレー(フィル)、レイ・ミランド(オリバー・バレット3世)、トミー・リー・ジョーンズ(ハンク)ほか
映画「ある愛の詩」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ある愛の詩」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ある愛の詩の予告編 動画
映画「ある愛の詩」解説
この解説記事には映画「ある愛の詩」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ある愛の詩のネタバレあらすじ:起
若き弁護士のオリバー・バレット4世(ライアン・オニール)はニューヨークのセントラル・パーク・スケート場の観覧席で独りやりきれオリバーは愛する妻ジェニファー、通称ジェニー(アリ・マッグロー)を亡くしたばかりでした。オリバーとジェニーが初めて出逢ったのは二人が大学生だった頃、ジェニーが通っていたラドクリフ大学の図書館でオリバーが本を借りようとして、図書館でアルバイトをしていたジェニーと対面したのがきっかけでした。
ある愛の詩のネタバレあらすじ:承
高名な良家に生まれ育ち、名門ハーバード大学に通うオリバーはアイスホッケーだけが唯一の趣味だという世間知らずの御曹司、かたやジェニーはイタリア移民の菓子屋の娘で、ビートルズとバロック音楽が好きな庶民でしたが、なぜか二人は馬が合い、アイスホッケーの試合やハープシコード演奏会など互いの趣味を見せ合ううちにやがて恋愛関係へと発展していきました。そして、オリバーは身分違いの恋は実らないだろうとフランスに行きたいというジェニーに結婚を申し入れました。オリバーはジェニーを両親に紹介しますが、かねてから名門の一族であることに重みを感じていたオリバーは威厳ある父(レイ・ミランド)とかねてから折り合いが悪く、母(キャサリン・バルフォア)が何とか息子と夫との間をとりなそうとするも、オリバーと父は口論となり、父からの仕送りを中止するという脅しにも屈せず、オリバーとジェニーは友人やジェニーの父(ジョン・マーレイ)らを招いてささやかな結婚式を挙げました。
ある愛の詩のネタバレあらすじ:転
新婚のオリバーとジェニーは貧しい暮らしを余儀なくされますが、それでも愛し合う若い二人にとってはかけがえのない幸せな日々でした。オリバーは学長トンプソン(ラッセル・ナイプ)に奨学金を申し込みますが名家出身を理由に断られてしまいます。ジェニーはオリバーとその父とを和解させようと努めますがオリバーは心を閉ざしてしまい、ジェニーは「愛とは決して後悔しないこと」とたしなめます。やがて、オリバーは優秀な成績で大学を卒業して法律事務所への就職が決まり、二人はニューヨークのアパートを借りて新しい生活をスタートさせました。その矢先…。
ある愛の詩の結末
妊娠の兆候がなかなか現れないジェニーはオリバーと共に診察を受けますが、その結果とはジェニーは白血病に侵されており余命幾ばくもないという衝撃の事実でした。オリバーは高額な治療費を工面すべく父に頭を下げ、ジェニーの願いを聞き入れて彼女をスケート場に連れて行き、自分が滑る様子をジェニーに見せてあげますが、やがてジェニーの病状は悪化してしまい入院生活に入りました。息子との和解を決意したオリバーの父は小切手を届けてきましたが時既に遅く、ジェニーは最期はオリバーの腕の中で息を引き取りました。オリバーは和解した父との会話の中で、ジェニーの生前の言葉「愛とは決して後悔しないこと」を振り返ります。この日も、オリバーは一人きりセントラル・パークのスケート場の観覧席に腰を下ろしたまま、じっと黙っていました。
ティーンエイジャー向けのロマンス映画です。
有名な作品ということで鑑賞しましたが、まったく感動できませんでした。設定が稚拙で安っぽいラブストーリーという印象しか残りません。主演の二人もあまり演技が上手くないように思えました。