ブロンコ・ビリーの紹介:1980年アメリカ映画。旅芸人一座のリーダーと裕福な女性が出会い、衝突を繰り返しながらも結ばれていくロマンティック・コメディ。全米各地で西部ショーを開催する「ワイルド・ウエスト・ショー」のリーダー、ブロンコ・ビリー。彼は仲間と共に旅をしながらショーに励む一方、慈善活動にも力を入れていた。ある日彼は金持ちで高慢なリリーをアシスタントとして雇うが、生まれも育ちも違う2人は全く反りが合わない。しかし誠実で真っ直ぐなビリーに、リリーは次第に惹かれていくのだった。
監督:クリント・イーストウッド 出演者:クリント・イーストウッド(ブロンコ・ビリー)、ソンドラ・ロック(アントワネット・リリー)、スキャットマン・クローザース(ドク・リンチ)、サム・ボトムズ(レナード)、ジェフェリー・ルイス(ジョン・アーリントン)ほか
映画「ブロンコ・ビリー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ブロンコ・ビリー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ブロンコ・ビリー」解説
この解説記事には映画「ブロンコ・ビリー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ブロンコ・ビリーのネタバレあらすじ:ワイルド・ウエスト・ショー
舞台はアメリカ。カウボーイとインディアンが活躍した時代をテーマにショーを行う旅芸人一座「ワイルド・ウエスト・ショー」が各地を転々としていました。一座を率いるのは西部一の早打ちと名高いブロンコ・ビリー。彼は常に優秀なアシスタントを探していました。町から町へ車で移動する一座はカンサス州ジャンクション・シティに到着します。町には資産家の娘アントワネット・リリーと、夫となるジョン・アーリントンも挙式のため訪れていました。リリーは父の遺産を相続するため、好きでもないジョンと結婚することになったのです。高慢なリリーから冷淡に扱われたジョンは憤慨し、荷物を盗んでホテルから姿を消してしまいました。突然無一文になったリリーは、偶然通りかかったビリーに電話代10セントを貸して欲しいと頼みます。ビリーは交換条件として一座で働いて貰うことにしました。自宅と連絡が取れなかったリリーは結局ビリー達と行動を共にすることになります。
ブロンコ・ビリーのネタバレあらすじ:それぞれの思惑
ニューヨークではエドガー弁護士がリリーの継母アイリーンを訪ねていました。ジョンがリリーを殺害したとしてアリゾナで逮捕されたというのです。もちろんジョンは否認しています。リリーが死亡した場合の遺産相続人は自分だと知り、ジョンに嘘の自供をさせようと企むアイリーン。一方リリーはショーの初舞台を踏みますが、セリフを勝手に変えるなどしたためビリーの逆鱗に触れてしまいます。リリーと大喧嘩したビリーは彼女の解雇を決めました。リリーも一座から離れたい気持ちでいっぱいでしたが、「殺害された相続人」として自分が新聞報道されているのを知り驚きます。エドガーから減刑と50万ドルの報酬を約束されたジョンがリリーを殺害したと偽証したのです。リリーは結局一座に残ることにしました。
ブロンコ・ビリーのネタバレあらすじ:度重なる不幸
次の町に到着したビリー達。そこでインディアンのビッグ・イーグルとその妻ロレーンから子どもが出来たと報告され、ビリーは大喜びします。酒場で祝杯をあげていると乱闘騒ぎに巻き込まれ、1人店の外に出たリリーが2人組の男に襲われてしまいました。駆けつけたビリー達が男達を殴り飛ばしリリーを救出します。トレーラーに戻ったリリーは、ビリーから「ワイルド・ウエスト・ショー」の仲間は皆前科者だと教えられました。ビリー自身、殺人未遂の罪で7年刑務所に入っていたそうです。皆償いをしたいのだと語るビリーの誠実さにリリーは惹かれていきました。翌朝、ビリーは一座の若者レオナードが捕まったと聞き慌てて留置所へ向かいます。そこでレオナードは脱走兵だと知らされ驚くビリー。しかし仲間を見捨てられないビリーは保安官に有り金を全て渡し、酷い侮辱にも耐えてレオナードを見逃して貰いました。ところが一難去ってまた一難、ビリーとレオナードが急いで戻るとショーのテントが燃えていました。客が持ち込んだ爆竹が藁に引火し火事になってしまったのです。幸い怪我人は出ませんでしたが、テントは焼け落ちてしまいました。
ブロンコ・ビリーのネタバレあらすじ:思わぬ再会
テントを失ったビリーは色々と策を練りますが上手くいきません。そこで犯罪者を収容している精神病院の院長を頼ることにしました。毎年無償でショーを開催してくれるビリー達のためなら、と新しいテントの手配を約束する院長。一生懸命なビリーを愛するようになったリリーでしたが、なかなか素直になれません。ロレーンに相談に乗って貰ったリリーは自分の本当の気持ちを見つめるようアドバイスを受け、ついにビリーに愛を告白し結ばれました。翌朝機嫌良く散歩していたビリーとリリーの元へ思わぬ人物がやって来ます。死刑を免れるためこの病院に入っていたジョンでした。ジョンからアイリーンの計画を知らされたリリーは憤慨し、遺産相続人としてニューヨークへ戻ることになります。
ブロンコ・ビリーの結末:揃った仲間
離れ離れになったビリーとリリーは、それぞれ酷く落ち込んだ毎日を送ります。芸にも精彩を欠くビリーを心配したロレーンはリリーに連絡を取り、現在地を教えました。連絡を受けたリリーは一大決心をします。新しいテントで再出発した「ワイルド・ウエスト・ショー」。ビリーがアシスタントを呼ぶと、現れたのはなんとリリーでした。仲間も皆笑顔を浮かべます。ビリーは仰天しながらも駆け寄って来たリリーに「二度と離さないよ」と告げました。そしてビリーは見事な芸を披露し、この映画も終わりを迎えます。
以上、映画ブロンコ・ビリーのあらすじと結末でした。
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