ステイト・オブ・ウォーの紹介:2005年アルゼンチン,スペイン映画。戦争で生き残った仲間の自殺未遂がきっかけで前線にいた時の記憶が回想されます。戦争というものは終戦しても終わらない、ということを改めて教えてくれます。
監督:トリスタン・バウアー 出演:ガストン・パウルス(エステバン)、パブロ・リバ(バルガス)、ヴィルジニア・イノセンティ(マルタ)、シザー・アルバラシン(ホアン)、ほか
映画「ステイト・オブ・ウォー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ステイト・オブ・ウォー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ステイト・オブ・ウォー」解説
この解説記事には映画「ステイト・オブ・ウォー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ステイト・オブ・ウォーのネタバレあらすじ:起
ジャーナリストとして活動していたエステバンにある日一本の電話が届きます。それは親友のバルガスが自殺を図り危篤状態だというバルガスの妻のマルタからの報せでした。エステバンはすぐ処置を受けている病院に向かいました。医師によると非常に危ない状態とのことでした。ことの発端は二人がマルビナス戦争の兵士だったことです。その戦争の帰還兵で自殺者が増えており、戦死者と同じくらいであることをエステバンは知っていました。バルガスの報せによってその事実がさらに重くのしかかりました。
ステイト・オブ・ウォーのネタバレあらすじ:承
その戦争は過酷でマルビナス諸島はとても寒く、中には尿を飲み病気になることで帰ろうとした者もいたくらいでした。もちろん食料も満足にとれず、あっても冷えて固まってしまうのでした。その戦地でエステバンは同じ兵士であるバルガスとホアンと仲良くなりいつも三人で行動していました。バルガスはその時マルタの話をしました。彼は彼女と喧嘩をしてしまい、そのまま仲直りする時間もなく出兵を余儀なくされたのだと涙を流していました。
ステイト・オブ・ウォーのネタバレあらすじ:転
三人はある日羊を捕まえそれを食料にしていましたが、上官にしかられ罰を受けさらに前線まで荷物を持っていくという命令を受けました。そこは想像以上に凄惨な場所であり地雷がたくさんあり、爆発や攻撃が絶え間なく行われていたのでした。三人は逃げましたがホアンが爆発により亡くなりました。泣くエステバンにバルガスが励ましました。そしてホアンの遺品をしげみに隠しておきました。そんなバルガスも足を怪我し切断することになってしまいました。それでも生き残り帰国した二人を迎えていたのは母だけでした。周りの対応は冷たいものでした。
ステイト・オブ・ウォーの結末
そして危篤状態だったバルガスは亡くなりました。エステバンはバルガスの遺品を受け取り、エステバンは再びマルビナス諸島へ訪れます。今でも地雷がたくさん残っているとのことでした。そしてあの時のしげみにホアンの遺品がそのまま残っていました。エステバンはホアンのお墓にバルガスの遺品をそっと置いたのでした。
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