80デイズの紹介:2004年アメリカ映画。1956年公開の映画「八十日間世界一周」を大胆な新解釈と当時最新鋭の映像技術を駆使してリメイクした作品で、奇抜なイギリス人発明家と執事となった中国人による奇想天外な世界を股に掛けた冒険が繰り広げられます。
監督:フランク・コラチ 出演者:スティーブ・クーガン(フィリアス・フォッグ)、ジャッキー・チェン(パスパルトゥー/ラウ・シン)、セシル・ドゥ・フランス(モニカ・ラ・ロッシュ)、ジム・ブロードベント(ケルヴィン卿)、ユエン・ブレムナー(フィックス警部)ほか
映画「80デイズ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「80デイズ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「80デイズ」解説
この解説記事には映画「80デイズ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
80デイズのネタバレあらすじ:起
1872年、ロンドンのイングランド銀行にラウ・シン(ジャッキー・チェン)という中国人の男が侵入、軽やかな身のこなしで銀行に預けられていた「翡翠の仏像」を盗み出し、追っ手の警官隊を撒いて逃走しました。一方、空を飛ぶ夢に憑りつかれている発明家フィリアス・フォッグ(スティーヴ・クーガン)は何でも実験しなければ気が済まない性格の持ち主で、先日も実験台にしようとした執事に逃げられたばかりでした。そんな時、たまたまフォッグの屋敷に逃げ込んだラウは咄嗟にパスパルトゥーという偽名を名乗り、彼の執事として潜り込むことに成功します。
80デイズのネタバレあらすじ:承
パスパルトゥーの目的は、中国大陸進出を狙う大英帝国との取引により故郷の村から奪われた大切な仏像を取り戻すことでした。一方、王立科学アカデミー長官のケルヴィン卿(ジム・ブロードベント)は翡翠の仏像が盗まれたことに激怒していました。仏像を使った取引を持ち掛けた中国の女将軍ファン(カレン・モク)は部下に仏像奪還を指示します。ある日、フォッグはパスパルトゥーを伴い、王立科学アカデミーの会合に出向きます。その席でフォッグはケルヴィン卿の挑発に乗せられ、80日間で世界一周が可能かどうか賭けをしてしまいます。世界一周に成功すればアカデミー長官の座が用意され、失敗すればアカデミーを追放され二度と発明ができなくなってしまいます。
80デイズのネタバレあらすじ:転
アカデミーでの賭けを後悔したフォッグでしたが、故郷へ戻れる絶好のチャンスと確信していたパスパルトゥーの励ましを受けて旅立つ決心をします。旅の途中のパリで出会った画家志望のモニカ・ラ・ロッシュ(セシル・ドゥ・フランス)を仲間に加えた一行は、オリエント急行でヨーロッパ大陸を横断し、アブダビから船に乗ってインドに到着します。そこで一行はケルヴィン卿が差し向けた追っ手の妨害を受けますが、パスパルトゥーの機転や象の活躍により難を逃れ、パスパルトゥーの故郷・中国へ到着します。旧友の黄飛鴻(サモ・ハン・キンポー)と再会したパスパルトゥーは中国政府に捕まってしまい、フォッグに正体がバレてしまいますが、これまで献身的に尽くしてくれた彼を思い、フォッグは黄飛鴻と協力してパスパルトゥーを救出し、アメリカ大陸に向かいます。
80デイズの結末
フォッグ一行はサンフランシスコから大陸横断鉄道に乗りニューヨークに到着しますが、ケルヴィン卿に雇われたギャングにより有り金全てを盗まれてしまいます。途方に暮れた一行でしたが、マディソン・スクエア・ガーデンでボクシングのチャンピオンと対戦して4ラウンド持ちこたえれば賞金がもらえると知ったパスパルトゥーが大戦に挑み、見事大金を手に入れてロンドン行きの船で大西洋横断に乗り出します。しかし、このペースでは間に合わないと判断したフォッグは、自ら発明した気球を船内で組み立て、一気にロンドンへ向けて飛び立ちます。そして見事約束の80日よりも1日早い79日でロンドンに帰り着いた一行はヴィクトリア女王(キャシー・ベイツ)の祝福を受けます。ケルヴィン卿の悪事が明るみとなり、フォッグとモニカは結ばれます。そしてパスパルトゥーことラウ・シンは故郷に戻っていきました。
この映画の感想を投稿する