テイラー・オブ・パナマの紹介:2001年アメリカ,アイルランド映画。スパイ小説の巨匠ジョン・ル・カレの「パナマの仕立屋」を原作に製作されたサスペンスタッチのコメディです。パナマに左遷された英国諜報員が、現地の政府要人御用達の英国人仕立て屋を巻き込んでパナマ政府の内情を探ろうとするのですが…。
監督:ジョン・ブアマン 出演者:ピアース・ブロスナン(アンドリュー・”アンディ”・オズナード)、ジェフリー・ラッシュ(ハロルド・“ハリー”・ペンデル)、ジェイミー・リー・カーティス(ルイーザ・ペンデル)、レオノア・ヴァレラ(マルタ)、ブレンダン・グリーソン(ミケランジェロ・“ミッキー”・アブラクサス)ほか
映画「テイラー・オブ・パナマ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「テイラー・オブ・パナマ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
テイラーオブパナマの予告編 動画
映画「テイラー・オブ・パナマ」解説
この解説記事には映画「テイラー・オブ・パナマ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
テイラーオブパナマのネタバレあらすじ:起
英国秘密情報部MI6の諜報員アンドリュー・“アンディ”・オズナード(ピアース・ブロスナン)は、女性問題など日頃の行いがたたってパナマへと左遷させられます。オズナードがパナマで課せられた任務とは、パナマ運河がアメリカから返還された後のパナマ国の政情を探ることでした。政府の裏事情を知る情報屋を味方につけたいオズナードは、政府要人ご用達の英国人仕立て屋ハロルド・“ハリー”・ペンデル(ジェフリー・ラッシュ)に目をつけます。ペンデルは農園への投資の失敗から多額の借金を抱え、保険金詐欺にまで手をつけていたことを知ったオズナードは、その事をネタにペンデルを強請り、無理やり諜報活動に従事させます。
テイラーオブパナマのネタバレあらすじ:承
前金として5千ドルの報酬を貰ったペンデルは、オズナードにノリエガ政権時代に抵抗派に身を投じていたミケランジェロ・“ミッキー”・アブラクサス(ブレンダン・グリーソン)を紹介しますが、ミッキーはアルコール依存症を患っており、ペンデルいわくかなりの危険人物とのことでした。ミッキーの昔の同士で今はペンテルの秘書を務めるマルタ(レオノア・ヴァレラ)はオズナードが何者か気になりますが、オズナードは既にミッキーやマルタの情報を調べ上げていました。その後、パナマ政府が運河の所有権を売ろうとしていることを知ったペンデルは高額報酬を手にし、借金を全て完済します。オズナードを自宅に招待したペンデルはパナマ運河委員会に務める妻ルイーザ(ジェイミー・リー・カーティス)に任務のことを明かし、オズナードはペンデルに更なる情報の提供を要求します。
テイラーオブパナマのネタバレあらすじ:転
オズナードから情報を得たMI6の上司ラックスモア(デヴィッド・ヘイマン)はミッキーやマルタの情報をアメリカ側に伝え、活動資金を提供されます。ミッキーやマルタを探られていることを知ったペンデルは動揺し、ルイーザからマルタと関係を持っているのではないかと疑われます。英国大使館に現れたラックスモアは今後の作戦の指揮は自分が執ると宣言します。その後、ルイーザがオズナードの元に押しかけ、オズナードは思わず彼女にアメリカが運河を奪還したらペンデルに責任を擦り付ける計画を明かしてしまいます。その後、ミッキーは秘密警察の手により自殺に見せかけられて暗殺され、今までの情報が全て自分のでっち上げだったペンデルは深く後悔します。
テイラーオブパナマの結末
ミッキーの死をラックスモアに伝えたオズナードは、活動資金1500万ドルを持って姿を消します。一方、アメリカ国防省ではパナマへの攻撃準備が進められ、ペンデルは英国大使館に駆け込んで全てが自分の作り話だったことを打ち明けるも相手にしてもらえません。ペンデルは大金を持って逃げようとしたオズナードを捕まえ、大使館で真実を明かすよう説得しますが、その直後にアメリカ軍の攻撃が始まりました。ルイーザは急いで上司の元に向かい、反政府組織の活動がないことを大統領に伝えます。アメリカ軍は作戦を中止して撤退、オズナードは大使を買収してパナマから脱出します。ペンデルはルイーザに全ての真実を伝えて謝罪、ルイーザは夫を赦します。そして夫婦はいつもの生活に戻ろうとしました。
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