ビフォア・サンセットの紹介:2004年アメリカ映画。9年前、ウィーンで運命的な出会いを果たしたジェシーとセリーヌ。その一夜の出来事をジェシーが本に書いたことで、再会を果たします。二人の想いは、あの時のままなのか?新たな展開が訪れます。
監督:リチャード・リンクレイター 出演:イーサン・ホーク(ジェシー)、ジュリー・デルピー(セリーヌ)、ヴァーノン・ドブチェフ、ルイーズ・レモワン・トレス、ロドルフ・ポリー、ほか
映画「ビフォア・サンセット」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ビフォア・サンセット」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ビフォア・サンセット」解説
この解説記事には映画「ビフォア・サンセット」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ビフォアサンセットのネタバレあらすじ:起
ジェシーは、新作のプロモーションで、パリの書店を訪れています。小説の内容は、旅先で出会った男女の、一夜限りのロマンスを描いた物語でした。インタビューも終盤に差し掛かった頃、壁に寄り添い微笑みを投げかける女性に気づきます。9年前、まさにウィーンで出会った小説のヒロイン、セリーヌでした。突然の再会に動揺するジェシーは、すぐさまセリーヌに声をかけ、お茶に誘い出します。ニューヨークへの帰国便の時刻が迫ってますが、僅かな時間でも二人の時間を過ごしたいジェシーなのでした。
ビフォアサンセットのネタバレあらすじ:承
書店を出て、セリーヌ行きつけのカフェに行く道すがら、お互いの近況を語りあう中、前回別れ際に約束した6ヶ月後の同じ場所での再会が果たせなかった理由が判明します。
セリーヌの祖母が亡くなって、行けなかったのでした。カフェに寄り、パリの街中を散策中もお互いに言葉が溢れだし、出発の時間が迫っているというのに、遊覧船に乗り込みます。
ビフォアサンセットのネタバレあらすじ:転
ジェシーは結婚して4歳の子供達がいることを語りますが、夫婦仲は決して良くないこと、子供の為に結婚生活を我慢していることなどを打ち明けます。もし、ウィーンで再会できていたら、きっと自分の人生は変わっていただろう、と暗にセリーヌを優しく責めます。一方セリーヌも、恋人はいるけどしっくりこないと告げ、ウィーンでの出会いからジェシーが忘れられないとほのめかします。
ビフォアサンセットの結末
遊覧船を降りてもまだ別れ難い二人は、運転手にセリーヌの自宅まで送るように頼みます。セリーヌのアパートの部屋でくつろぐ二人。ジェシーは、セリーヌに歌って欲しい、と頼みます。ギターの弾き語りをするセリーヌの歌は、明らかにジェシーを想う歌でした。その後も、二人は決定的な言葉こそ言い出さないけど、空港への出発の時間を無視するかのように語りあうのでした。まるで、9年間の空白を埋めようとするみたいに。
ビフォア3部作シリーズの2作目。1作目でのドキドキ、次回作への期待感を胸に「シリーズものは期待しすぎるとがっかりしてしまうこともあるし」という少しの不安も持ちながら、とにかくワクワクして見ました。ですがイーサン・ホークの声も相変わらず素敵だし、二人の掛け合いも素敵だし、うっとりと良い時間を過ごすことができました。時間が経過しても変わらない二人、変わってしまったこと、色々ありますが、とにかく二人の時間は美しかったです。