アナベル 死霊館の人形の紹介:2014年アメリカ映画。「呪いの人形」アナベルの物語で、実在の心霊研究家夫婦が体験した不吉な出来事を描いた映画「死霊館」に登場したアナベル人形をメインにしたスピンオフ作品。アナベルを手に入れた夫妻が遭遇する戦慄の恐怖と、アナベル人形誕生の秘密が描かれる。
監督:ジョン・R・レオネッティ 出演:アナベル・ウォ―リス(ミア・フォーム)、ウォード・フォートン(ジョン・フォーム)。トニー・アメンドーラ(ペレズ神父)、アルフレ・ウッダード(エブリン)、ケリー・オマリー(シャロン・ヒギンズ)ほか
映画「アナベル 死霊館の人形」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「アナベル 死霊館の人形」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
アナベル 死霊館の人形の予告編 動画
映画「アナベル 死霊館の人形」解説
この解説記事には映画「アナベル 死霊館の人形」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
アナベル 死霊館の人形のネタバレあらすじ:起
1968年、ある看護師が七歳で亡くなった子どもの霊が憑りついた人形を引き取ったと話す女性看護師がいました。帰宅した際に人形が廊下に横たわったまま部屋が何者かに荒らされていたことを悪魔研究に携わるウォーレン夫妻に話します。ジョンとミア夫妻は子どもの誕生を待ち望んでいるどこにでもいる平凡な夫婦です。ジョンは人形コレクターの趣味を持つミアの為に彼女が欲しがっていたアンティークドールをプレゼントするのですがこれこそがアナベルなのです。その日の夜、隣家のヒギンズ夫妻の家から争い事をする声がして夫婦は駆けつけます。その家の男にお腹を一突き刺されたミア。しかし、ジョンの格闘とその後警察が危機一髪のところで突入し、男を射殺しました。いっぽうでヒギンズ家にはミアの人形を抱いたまま亡くなった女性が人形に呪いをかけて自殺を図ります。人形の顔に彼女の血液が零れ落ちたその時から「何かが起こりうるサイン」だったのです。報道によると、女性はヒギンズ夫妻の一人娘、アナベルで、ミアを襲った男はアナベルの彼氏でした。彼らは陰湿なカルト教の心棒者でヒギンズ夫妻を2人で殺したというのです。ミアはお腹を刺されたことでジョンと共に病院へ向かいますが、お腹の子もミア自身も大事に至らずに済みました。ミアは妊婦であり、お隣の騒動によるダメージを受けている為、ジョンはミアの部屋にTVを運んだりと彼女が過ごしやすいように配慮してくれました。その日の夜、眠っていると、物騒な物音がします。ミシンが勝手に動いているのです。コンセントを抜いて寝室に戻ろうとすると、生まれて来る子どもの為に作った子ども部屋の扉が何故か開き、そのドアにはジョンがプレゼントした人形が引っかかっていたのです。
アナベル 死霊館の人形のネタバレあらすじ:承
3日間ジョンが出張の為に家を空けなくてはならなくなりました。ジョンは妊婦であるミアを気遣ってテレビを彼女の寝室に置く等配慮してくれました。夫にプレゼントされたばかりの人形をアナベルが持っていたことでミアは人形を捨ててくるようジョンに頼みました。ミアは自分達が襲われた時に駆けつけてくれた刑事と事件の事について話す為、面会します。彼はミアとジョンを襲ったカルト教の二人について調査する事をミアに伝えますが、自分達を守るために行うならば協力はしないと刑事に言いました。またある日、会議へ出掛けたジョン。自宅にてミアはミシンで裁縫をすることにしました。するとキッチンの火が勝手につき燃え盛ってしまうのです。椅子につまづいて倒れたミアは大慌てで玄関を目指しますが、何かの強い引力によって引きずり戻されてしまいます。偶々駆けつけた近所の人の発見でミアは病院へ行きました。そして、長女、リアが生まれます。退院してから引っ越したミアとジョン。その日は教会の礼拝に出掛け、そこでペレス神父と出逢います。帰宅し、引っ越しの荷物をほどいていると捨てたはずの「あの人形」が混じっていました。気味悪いと思いながらもミアは人形を家に置くことにします。ミアはジョンが多忙な時にリアを連れて出掛けます。すると階段下で絵を描く幼い兄妹に遭遇し、声を掛けます。兄は妹に「知らない人に口を利いてはいけない」と注意し、ミアは大人として2人を見守って出掛けていきました。自宅近くの書店に悪魔に関する本があり、女性はミアに声を掛けてきます。彼女はエブリンといい、ミア達を礼拝の時に見かけたと言います。帰宅すると、先程の兄妹がいて絵を描いています。微笑ましく思って兄妹の傍を通りすぎようとしたその時、妹の少女がミアとリアの絵に車の絵を描き、リアが乗ったベビーカーが事故に遭う事を予期するような絵にのったいたのです。その絵を持ち帰ったミアはジョンに相談し、子ども達の親と話をしようと相談します。翌日の晩。突如鳴り出すレコードプライヤー。不審に感じてレコードプレイヤーを止めると背後に見知らぬ少女がいて、彼女に「誰?」と声を掛けた途端に少女は成人女性に変身し、ミアに襲い掛かってくるのです。帰宅したジョンにその事を話すと、「精神的に不安定なだけだ」と取り合ってくれません。しかし、部屋の異質な物音に怯える妻にジョンは「自分は何か奇妙なことがあると神父に相談した」と言って2人はペレス神父を訪ね、彼の教えによりミアは少し強さを持てました。その帰りに、彼女はエブリンに遭遇し、ジョンにエブリンを紹介します。その後、ゴミ捨て場へ行こうとしたミアはまたしてもエレベーターで奇妙な出来事に襲われて腕を怪我してしまいます。さすがに2人は刑事に相談へ行きました。
アナベル 死霊館の人形のネタバレあらすじ:転
刑事は2人にある子どもの写真を見せます。その子供はミアを家の中で襲って大人に豹変した少女でした。そして、ミアとジョンを襲ったアナベルとその恋人が行ったのは祈りではなく儀式である事やミアの腕の傷は昔、カルト教団によって自殺に追い込まれた女性たちの写真全てに写っていた記号はミアの腕の怪我と同じ印であることが分かります。
ミアは書店で偶々見つけた悪魔に関する本を手に取ったところ偶然遭遇したエブリンに相談します。彼女は娘を亡くしてから精神的に病んで自傷行為に走ったりもしましたが、娘の声がある日突然お告げのように聞こえて生きる意味を娘が教えてくれた、だから我が子を守るのはミアの務めだと言ってミアを励まします。ある日、家で悪魔について書かれたその本を読んで解決策を練っていると、悪魔の力によって部屋に閉じ込められてしまいます。そして、あの人形がいました。すぐさまペレス神父を呼びますが彼が言うには「魂を捧げる犠牲が必要」であり、この家にはその犠牲がいないのでどうしたらいいか分からないと言いました。ペレス神父は境界にある夫婦が訪問してくること、彼らがいれば何とかなると言って人形を持ち帰ります。しかし、神父は教会に着いた矢先にアナベルに襲われて病院へ運び込まれました。教会を偶々通りかかったジョンは直ぐにペレス神父が入院した病院へ向かいます。神父は人形が狙っているのはリアじゃなく、ミアだとジョンに伝えました。
アナベル 死霊館の人形の結末
エブリンを自宅に招いてお茶をしていたミアは電話をかけた夫の声にも気づかない。すると2人の家を病院にいるはずのペレズ神父が訪ねて来る、ミアは声をかけますが彼は無反応です。そう、悪魔が彼に化けていたのです。エブリンが直ちに家を出て逃げる事を提案しますが、リアがいません。ミアは必死になって探し回り、彼女の傍にあの人形があるのを発見して怒りに任せて人形を叩きつけます、しかし、人形を投げ捨てた方に我が子の姿があり、叩きつけていたのはリアだったのです。慌てて娘を涙しながら抱き締めるミアですがそれは人形に豹変し、混乱するミア。騒動のなか帰宅したジョンが駆けつけると窓辺に立つミアの姿が!リアを守る為に自分が犠牲になって飛び降りようとする妻を制止するジョン。しかし、エブリンが娘を自分の不注意のせいで車を運転中に死なせてしまった事を悔いて彼女が生贄になることを選び、半年後、店に現れた冒頭の看護師の女性がアナベル人形を購入し、物語は幕を閉じるのでした。本物のアナベル人形が実際に超常現象を研究している夫妻が営む博物館で厳重に保管されている事を解説したクレジットが出ます。
実在したお話で、しかもチラシの人形がかなり怖い・・・ということで期待して映画館に観に行きましたが、映画自体はそんなに怖くなかったです。ただ、この出来事が本当に自分の身に起こったらかなり怖いけれど・・・。怖く見せるために映画ではこのお人形を使っているようですが、調べてみたら、実際のお人形はカントリー調の布でできたかわいいお人形でした。一見怖くない人形が・・・と思うとそれはそれで背筋がゾっとしますが。