映画「アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場の紹介：2015年イギリス映画。戦場で使用されるドローンをテーマに、大勢の命と引き換えに、一人の少女の命を見過ごして、ドローンミサイルを発射できるかどうかを、操縦士、作戦指揮官、作戦会議室などさまざまな視点から見る新しい戦争サスペンス映画。
監督：ギャビン・フッド 出演：ヘレン・ミレンキャサリン（パウエル大佐）、アーロン・ポール（スティーヴ・ワッツ ）、アラン・リックマン（フランク・ベンソン中将 ）、バーカッド・アブディ（ジャマ・ファラ ）、ジェレミー・ノーサム（ブライアン・ウッデール ）、イアン・グレン（ジェームズ・ウィレット英外相）
この解説記事には映画「アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ロンドンで、英軍のキャサリン・パウエル大佐は、ベンソン中将のもと、アメリカ軍の操縦するドローンで、英米・ケニア3国による合同軍事作戦を指揮していました。長いこと追い続けてきたテロリストが尻尾を出したことで、パウエル大佐は現地の偵察員に、小型ドローンを使用させ、アジトを調査させます。すると中ではカメラを前に何かを演説している様子と、別室には大量に爆弾が装着されたベストが置かれていたことで、事態は急変します。
今まさにテロを決行しようとしている状況を確認すると、作戦はテロリストの捕獲から抹殺に変更。アメリカでは新米ドローン操縦士・スティーブ・ワッツがパウエル大佐の指示を受ける形になります。早速ドローンを現地へ向かわせ、ミサイルの射程内に入ったその時、現地の少女・アリアがアジトの傍でパンを売り始めてしまいます。このままミサイルを落とせば、テロリストはもちろん、アリアも爆撃を受けてしまうため、攻撃指示を寄り上の機関に仰ぐことになります。
このまま作戦を決行すれば、民間人が巻き添えを食うため、攻撃指示は内閣府のブリーフィングルームまで持ち上がります。軍人や政治家たちの間で、この攻撃の是非を議論します。ついにテロリストを突き止めたパウエル大佐は、何が何でもミサイルによる攻撃を行おうとします。しかし内閣府ブリーフィングルームでは、少女の犠牲を払っての攻撃は認めない歳、意見が割れます。司令部はアリアのパンを買い占め、その場を離れさせようとするも失敗に終わってしまいます。
パウエルは上からの命令で、少女がミサイルを受けた際の死亡率が50％以下にならなければ攻撃できなくなります。そこで、部下に被害想定をさせるも、どこにミサイルを落としても結果は50％を超えてしまいます。するとパウエルは部下に死亡率を偽って報告させ、ミサイルによる攻撃を遂行。しかし少女もテロリストもかろうじて生きていました。無慈悲にもパウエルは、再度ミサイル発射をスティーブに指示します。結局少女もテロリストも死亡します。少女死亡の結末に、政治家はこの作戦を恥ずべきだと責めますが、ベンソン中将は戦争の代償を目の当たりにしていない人間が、軍人をそのように言う資格はない」と厳しく返すのでした。
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