ハイジの紹介:2005年イギリス映画。ヨハンナ・シュピリの児童文学『アルプスの少女ハイジ』を映画化。赤ん坊の頃両親を亡くした少女ハイジは、父方の祖父に預けられることになった。アルプスの雄大な自然に目を輝かせるハイジ。天真爛漫な彼女の魅力に、無愛想だったおじいさんも次第に心を開いていく。
監督:ポール・マーカス 出演者:エマ・ボルジャー(ハイジ)、マックス・フォン・シドー(おじいさん)、ジェラルディン・チャップリン(ロッテンマイヤー夫人)、ジェシカ・クラリッジ(クララ)、サム・フレンド(ペーター)ほか
映画「ハイジ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ハイジ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ハイジ」解説
この解説記事には映画「ハイジ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ハイジのネタバレあらすじ:ハイジの新生活
舞台はスイス、アルプスの山。赤ん坊の頃両親を亡くした少女ハイジは、面倒を見てくれていたデーテ叔母さんに連れられ、山奥に1人きりで住んでいるおじいさんの家へやって来ました。しかしとても気難しいおじいさんはハイジを拒絶し、引き取ろうとしません。デーテ叔母さんにも置いていかれ、どうすることも出来ないハイジ。おじいさんは仕方なく面倒を見ることにします。天真爛漫なハイジは山小屋の生活を喜び、豊かな自然に目を輝かせます。翌日、ヤギ飼いの少年ペーターがやって来ました。ハイジはペーターと一緒に放牧地へ向かい、すっかり仲良くなります。
ハイジのネタバレあらすじ:健やかな日々と突然の別れ
時は流れ、季節は冬。ハイジはおじいさんから手作りのソリをプレゼントして貰い、大喜びします。ハイジはソリでペーターの家へ向かいました。ペーターの祖母は盲目で、ハイジにずっと会いたがっていたそうです。ハイジの来訪に、ペーターの祖母も母もとても喜びました。ある日、ハイジとおじいさんは麓の村の市に参加します。そこへ村の牧師が現れ、ハイジの通学のためにも村に戻れとおじいさんに言いました。しかし村人に心無い噂を立てられ、嫌われていると信じ込んでいるおじいさんは「わしらに構うな」と拒絶します。質素ながら仲良く暮らすおじいさんとハイジ。ところが雪解けを迎えた山に、突然デーテ叔母さんがやって来ました。ハイジをフランクフルトに住む裕福な少女クララの遊び相手にするため、引き取りに来たというのです。クララは足が不自由で体も弱く、家から出られない生活が続いていました。デーテ叔母さんはおじいさんの反対を押しきり、嫌がるハイジを無理やり連れていってしまいます。
ハイジのネタバレあらすじ:都会の生活
フランクフルトのゼーゼマン邸へ連れていかれたハイジ。クララはすぐにハイジを気に入りますが、執事のロッテンマイヤー夫人は教養の無いハイジを嫌い目の敵にします。ハイジは2、3日もすれば山に帰れると信じ込んでいました。無邪気さを失わないハイジは何かと騒動を起こし、ロッテンマイヤー夫人を激怒させてしまいます。そんな中、クララの父ゼーゼマン氏が仕事の合間を縫って帰って来ました。ロッテンマイヤー夫人は早速クララの遊び相手としてハイジは相応しくないと報告します。しかしハイジを気に入ったゼーゼマン氏は、クララの懇願もあってハイジを家に残すことにしました。ゼーゼマン氏が仕事でパリに向かった後、やって来たのはクララの祖母ゼーゼマン夫人です。彼女もハイジを可愛がり、直々に読み書きを教えてくれました。面白くないロッテンマイヤー夫人は、ハイジが山から着て来た服や帽子、更にペーターの祖母にプレゼントするため集めていたやわらかいパンも全て処分してしまいます。
ハイジのネタバレあらすじ:再会
ハイジは次第に弱り、食事も喉を通らなくなりました。そして夢遊病を発症し倒れてしまいます。ハイジを診察した医師はホームシックが原因だと言い、すぐにおじいさんの元へ帰してやるべきだとゼーゼマン氏に報告。許しを得たハイジはやっと山に帰って来ます。ペーターの祖母にパンをプレゼントし、おじいさんの山小屋へ走るハイジ。おじいさんはすっかり心を閉ざしていましたが、ハイジの真っ直ぐな言葉に再び心を開き、再会を喜びます。ある日、おじいさんはハイジを連れて村へ降りていきました。ハイジの通学のため、冬の間は村に戻る決意をしたのです。そこへ村人が集まって来て2人を歓迎しました。おじいさんは村人と仲直りすることが出来たのです。
ハイジの結末:それぞれの成長
夏、山小屋にクララ達がやって来ました。美しい自然に魅了されたクララは、夏の間山で療養することにします。クララはおじいさんに車椅子を押して貰い、ハイジと一緒に放牧地へやって来ました。おじいさんがクララを抱き上げ、3人はピクニックを楽しみます。面白くないのはペーターです。クララに嫉妬したペーターは、隠れていた岩陰から出て腹いせに車椅子を蹴り飛ばしました。斜面を滑り落ちていく車椅子に気付いてハイジが追いかけます。しかし車椅子は谷に落ちて大破し、ハイジもやっと草を掴んで耐えている状態に。おじいさんとペーターは急いでハイジを引き上げます。その時、あまりにも驚いたクララは思いがけず自分の足で立てるようになります。毎日少しずつ歩く練習を始めたクララは、ペーターともすっかり仲良くなりました。やがて夏が終わる頃、クララを迎えにゼーゼマン氏達がやってきます。歩けるようになったクララを見て、ゼーゼマン氏はとても感動しました。大自然の中ハイジが満面の笑みを浮かべ、この映画は終わりを迎えます。
以上、映画ハイジのあらすじと結末でした。
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