テシス 次に私が殺されるの紹介:1996年スペイン映画。スペイン発のサスペンス・スリラー作品です。偶然にも学校内で殺人現場を収録したスナッフフィルムを発見してしまった女子大生が恐怖に巻き込まれていく姿を描いています。
監督:アレハンドロ・アメナーバル 出演者:アナ・トレント(アンヘラ)、フェレ・マルティネス(チェマ)、エドゥアルド・ノリエガ(ボスコ)、ザビエル・エロリアーガ(カストロ)、ミゲル・ピカソ(フィゲロア)ほか
映画「テシス 次に私が殺される」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「テシス 次に私が殺される」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「テシス 次に私が殺される」解説
この解説記事には映画「テシス 次に私が殺される」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
テシス 次に私が殺されるのネタバレあらすじ:起
スペイン・マドリード。マドリード・コンプルテンセ大学に通う女子大生アンヘラ(アナ・トレント)は、卒業論文のテーマとして「映像における暴力」を取り上げようとしていました。アンヘラは資料を探すため、指導教授のフィゲロア(ミゲル・ピカソ)に頼んで暴力的な内容の映像を見せてもらおうとしたところ、残酷ビデオマニアのチェマ(フェレ・マルティネス)を紹介されます。しかし、フィゲロアは学校の図書館の更に奥の部屋に保管されていたビデオテープを持ち出し、こっそり再生したところ突然心臓発作を起こして死んでしまいます。アンヘラは現場からビデオを持ち去り、チェマと一緒に観てみると、若い女性が椅子に縛り付けられて惨殺される様子が映し出されていました。
テシス 次に私が殺されるのネタバレあらすじ:承
チェマは、ビデオに写っていた女性は2年前に行方不明になった同級生ではないかと言い、更に撮影に使われたビデオカメラは大学が以前購入した機種のもので現在では製造終了になっているものだとも指摘しました。その直後、アンヘラは校内で偶然にも同様のビデオカメラを持ったボスコ(エドゥアルド・ノリエガ)という男と知り合います。ボスコは行方不明になった女性とは友人だったと語り、調査の協力を申し出てきました。アンヘラはボスコとチェマはかつて親友同士だったことを知りますが、チェマは多くを語ろうとはしませんでした。やがてボスコはアンヘラの家にも訪れてくるようになり、家族は好意を持ちますが、アンヘラはどうしてもボスコを信用できないでいました。
テシス 次に私が殺されるのネタバレあらすじ:転
亡くなったフィゲロアの代わりに新たに赴任してきた教授カストロ(ザビエル・エロリアーガ)はアンヘラを呼び出し、問題のビデオを返すように迫ってきました。身の危険を感じるアンヘラはカストロに拉致され、椅子に縛り付けられてしまいます。カストロの正体は猟奇殺人者であり、アンヘラを殺害してその様子を撮影しようとしていました。そこに間一髪でチェマが現れ、誤ってカストロを殺害してしまいます。アンヘラは警察に正当防衛を主張すべきだとして出頭を促し、警察嫌いのチェマも折れて承知します。ところが、アンヘラはチェマの部屋から自分を盗み撮りしたビデオ、そして事件に使われたのと同じ型のビデオカメラを見つけてしまい、アンヘラはチェマに対して疑念を抱きます。
テシス 次に私が殺されるの結末
アンヘラはボスコに惹かれていきますが、ボスコのガールフレンドのヨランダ(ロザ・カンピージョ)は嫉妬に狂い、何度もアンヘラに脅迫の電話を入れるようになりました。そんなある日、アンヘラはボスコの両親の別荘を訪れ、ボスコにヨランダとの関係を問い正したところにチェマが現れ、ボスコに殴られながらもアンヘラに「だまされるな。ガレージに行ってみろ」と言って気絶させられます。アンヘラはガレージに駆けつけたところ、この場所こそが問題の殺人ビデオの撮影場所であり、殺害されたヨランダの死体がありました。アンヘラは捕えられて椅子に縛り付けられ、殺人鬼としての正体を現したボスコに殺されそうになりましたが、間一髪で縄を切ると銃でボスコを射殺します。実は6人も殺害していたボスコの悪行はマスコミに大々的に報じられ、アンヘラは怪我で入院中のチェマを見舞いに行きました。
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