クルーエル・インテンションズの紹介:1999年アメリカ映画。18世紀の作家ラクロの小説『危険な関係』を原作に、舞台を現代のアメリカに置き換えて映画化されたサスペンスです。両親の結婚で義理の姉弟となった高校生の男女が仕組んだ恋愛ゲームが思わぬ事態を招くことに…。
監督:ロジャー・カンブル 出演者:サラ・ミシェル・ゲラー(キャスリン)、ライアン・フィリップ(セバスチャン)、リース・ウィザースプーン(アネット)、セルマ・ブレア(セシル)、ショーン・パトリック・トーマス(ロナルド)ほか
映画「クルーエル・インテンションズ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「クルーエル・インテンションズ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「クルーエル・インテンションズ」解説
この解説記事には映画「クルーエル・インテンションズ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
クルーエルインテンションズのネタバレあらすじ:起
名門高校に通うキャスリン(サラ・ミシェル・ゲラー)とセバスチャン(ライアン・フィリップ)は、互いの父母が結婚したことから義理の姉弟となり、一緒に暮らし始めました。元々キャスリンとセバスチャンは親密な関係にありながらも決してキャスリンはセバスチャンに体を許さず、大の女好きでプレイボーイのセバスチャンを利用しては男女の恋愛をゲーム感覚で楽しんでいました。ある日、キャスリンは男に振られた腹いせに、セバスチャンに男の新たな彼女セシル(セルマ・ブレア)をモノにするよう勧めますが、セバスチャンは物足りなさを感じてその話を断り、今度新たに赴任してくる新校長の娘アネット(リース・ウィザースプーン)を狙っていることを告げます。
クルーエルインテンションズのネタバレあらすじ:承
アネットには既に恋人がいるのですが、結婚までは頑なに操を守ると決めていました。キャスリンとセバスチャンは賭けをすることにし、もしセバスチャンがアネットを落とすことに失敗したらキャスリンはセバスチャンの愛車を貰い、セバスチャンが成功すればキャスリンはセバスチャンに体を許すというものでした。しかしアネットはある人物からセバスチャンの悪評を聞き付けており、接近してきたセバスチャンに対して警戒心を抱きます。一方、キャスリンはセシルがチェロの家庭教師ロナルド(ショーン・パトリック・トーマス)に惹かれていることを知り、二人を結び付けるよう工作を試みます。
クルーエルインテンションズのネタバレあらすじ:転
セバスチャンはアネットに自分の情報を漏らした張本人がセシルの母コールドウェル(クリスティン・バランスキー)であることを知り、キャスリンは報復にとセシル親子らを引っ掻き回すことにしました。キャスリンはセバスチャンに対して処女のセシルを性に目覚めさせるよう指示、その一方でコールドウェルに会ってセシルとロナルドの関係を密告し、ロナルドをセシル家から追い出すよう仕向け、キャスリンとセバスチャンはロナルドに対してセシルに愛を告白するよう勧めます。しかし、セバスチャンは遊びではなく本気でアネットに惹かれており、二人は本気で恋に落ちていき、セバスチャンは賭けから降りることにしました。
クルーエルインテンションズの結末
そんな状況に怒りともとれる嫉妬心を抱いたキャスリンは、今までプレイボーイだった人間がそんなに簡単に変われるはずがないとセバスチャンをたしなめ、彼は一旦はアネットと別れようかと思いましたが、どうしても彼女とは離れられないセバスチャンは意を決して、これまでキャスリンに命じられるがままに様々な女性と関係を持ったことを赤裸々に綴った日記をアネットに手渡します。しかしキャスリンはロナルドを誘惑してセバスチャンを襲わせ、駆け付けたアネットは仲裁に入ろうとしてロナルドに突き飛ばされ、危うく車に轢かれそうになりましたが、セバスチャンは身を挺してアネットを庇い、身代わりとなって車にはねられ死亡しました。アネットは全ての元凶であるキャスリンへの復讐を誓い、セバスチャンの葬式の日にセシルに頼んで日記のコピーを生徒らに配って歩かせ、キャスリンの悪事は学校中の知るところとなりました。復讐を果たしたアネットはセバスチャンの日記を車に乗せて走り去りました。
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