イントゥ・ザ・ストームの紹介:2014年アメリカ映画。地球史上、最大の“怪物”―――。かつてない規模で町に迫り来る史上最大の巨大竜巻に襲われた人々の恐怖を、地元学校の教頭親子や竜巻を追うストーム・チェイサー・チーム、無鉄砲なユーチューバーの視点から描いたディザスター・パニック・アクション作品です。当初は「ブラックスカイ」というタイトルで公開する予定でしたが諸事情により現タイトルでの公開となりました。
監督:スティーヴン・クォーレ 出演者:リチャード・アーミティッジ(ゲイリー・フラー)、サラ・ウェイン・キャリーズ(アリソン・ストーン)、マット・ウォルシュ(ピーター・“ピート”・ムーア)、マックス・ディーコン(ドニー・フラー)、ネイサン・クレス(トレイ・フラー)、アリシア・デブナム=ケアリー(ケイトリン・ジョンストン)ほか
映画「イントゥ・ザ・ストーム」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「イントゥ・ザ・ストーム」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
イントゥ・ザ・ストームの予告編 動画
映画「イントゥ・ザ・ストーム」解説
この解説記事には映画「イントゥ・ザ・ストーム」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
イントゥザストームのネタバレあらすじ:起
アメリカ・オクラホマ州シルバートン。激しい雷雨の夜、車に乗っていた高校生4人が突然の巨大竜巻に巻き込まれて死亡しました。その翌日、竜巻観測やドキュメンタリー製作を目的とするストーム・チェイサー・チーム“タイタス”は2台の移動観測者に分乗し、次の撮影チャンスを狙いつつ被害を受けた地域周辺のデータを観測していました。
分厚い装甲を施したメインの特別仕様車“タイタス”にはリーダーのピーター・“ピート”・ムーア(マット・ウォルシュ)、カメラマンのルーカス・ギュレット(リー・ウィテカー)とジェイコブ・ヘッジス(ジェレミー・サンプター)が乗り、もう1台の分析車には気象学者のアリソン・ストーン(サラ・ウェイン・キャリーズ)とカメラマンのダリル・カーリー(アーレン・エスカーペタ)が乗っていました。
シルバートン高校に通う高校3年生でビデオクラブ部長のドニー・フラー(マックス・ディーコン)はタイムカプセルに入れるため25年後の自分に向けたビデオメッセージを録画していました。ドニーは弟・トレイ(ネイサン・クレス)にからかわれながらも学校の教頭である父・ゲイリー(リチャード・アーミティッジ)や想いを寄せているケイトリン・ジョンストン(アリシア・デブナム=ケアリー)の写真などをビデオに収めていきました。ゲイリーはテレビの天気予報を見ながら、この日に行われる卒業式が無事行われるかどうかしきりに気にしていました。
イントゥザストームのネタバレあらすじ:承
タイタスのチームはここ3ヶ月全く竜巻を発見できておらず、スポンサーも降りたことから何が何でも竜巻を撮影しようと意気込んでいました。タイタスの装甲車を目撃した売れないユーチューバーのドンク(カイル・デイヴィス)は友人のリーヴィス(ジョン・リープ)と共にその後を追いました。
学校に登校したドニーは宿題の件で教師に叱られていたケイトリンに声をかけ、卒業式のビデオ制作をトレイに任せてケイトリンと一緒に閉鎖された廃工場へ向かい、撮影を開始しました。
タイタスのチームはホテルにカメラのバッテリーを置き忘れたことから一旦戻ろうとしたところ、突如として空から大粒の雹が降り出してきました。シルバートンに嵐が来ることを確信した一行は現地に急いだところ遂に巨大な竜巻が発生、ドンクとリーヴィスは興奮しながら竜巻の撮影を開始しました。
竜巻は方向を変えて学校に向かい、卒業式は中断、ゲイリーらは生徒や出席者らを避難させる一方、トレイからドニーの居場所を聞き出し、急いでドニーを捜しに向かいました。一方、廃工場は竜巻の直撃を受けて崩壊、ドニーは足を怪我したケイトリンの応急処置をしました。
ゲイリーとトレイは激しい嵐の中で何度も事故に遭いそうになりながらもタイタスのチームと出会い、両者は手を組んで廃工場に向かいました。その頃、廃工場の水道管が破裂して大量の水が流れ込み、ドニーとケイトリンは死を覚悟しました。
イントゥザストームのネタバレあらすじ:転
ドンクとリーヴィスはアリソンから避難するよう言われても無視し、引き続き竜巻の動画を撮影していましたが、突然複数の竜巻が発生し、ドンクとリーヴィスは巻き込まれてしまいました。
ゲイリーやタイタスのチームは竜巻を避けて一旦近くの教会に避難しますが、近くのタンクローリーから漏れたガソリンに電柱が倒れて発火、炎は瞬く間に燃え上がって火柱となり、撮影していたジェイコブは巻き込まれて死亡してしまいました。竜巻が過ぎ去った後、一行は廃工場に辿り着き、ゲイリーとアリソンらはケイトリンを助け、危うく溺死しそうになったドニーを救いました。
竜巻の映像が撮れたことを確認したタイタスのチームはその場から離れましたが、複数の竜巻はひとつにまとまり、史上最大級の竜巻へと発達しました。竜巻がシルバートンへ向かうことを知ったゲイリーらは高校に向かい、この学校はシェルターなので大丈夫だと言う校長のトム・ウォーカー(スコット・ローレンス)を説得して全員をバスに乗せての避難を開始しました。
イントゥザストームの結末
竜巻は校舎を飲み込んで破壊、複数台のバスは避難先を探しながら移動しましたが、途中で鉄塔が倒れて道を塞いでいたため止む無く迂回路を探すことにしました。ゲイリーはドニーから近くに雨水管があることを聞き、マンホールから雨水管へと逃げ込みました。ところが、入り口が壊れかけてしまい、ピートはこれまで撮り貯めてきたデータを後世に役立ててほしいとドニーに託し、装甲車を使って入り口をふさぎましたが、ピートは竜巻に巻き込まれて命を落としました。
竜巻は過ぎ去り、人々は必ずや復興することを誓いました。アリソンは母に預けていた我が子の元に向かい、ゲイリーは家族全員の無事を喜び合いました。ドニーらは大切なのは25年後よりも今を一生懸命に生きることだと悟り、家の片づけに入りました。何とか生き延びて木に引っかかったドンクはリーヴィスに発見され、これで自分たちは有名になれると思ったその時に木から落下しました。
以上、映画「イントゥ・ザ・ストーム」のあらすじと結末でした。
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