ジェサベルの紹介:2014年アメリカ映画。事故で恋人とおなかの子を失い、自らも車椅子生活を余儀なくされた女性が、生家で亡き母が残したビデオテープを見たことから次々と恐怖に襲われる。
監督:ケヴィン・グルタート 出演:セーラ・スヌーク(ジェシー)、マーク・ウェバー(プレストン)、デヴィッド・アンドリュース(レオン)、ジョエル・カーター、アナ・デ・ラ・レゲラ、ほか
映画「ジェサベル」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ジェサベル」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ジェサベルの予告編 動画
映画「ジェサベル」解説
この解説記事には映画「ジェサベル」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ジェサベルのネタバレあらすじ:起・母の存在
恋人とともに新しい生活を始めようとしていたジェシーは、引っ越し先へ向かう途中交通事故に遭って恋人とおなかの子を失い、自らも重傷を負って車椅子生活を余儀なくされる。生後すぐに母を亡くし、代わって育ててくれた叔母も今は亡く、ジェシーは疎遠になっていた父レオンのもと、湖畔にある生家で暮らすことになる。母の部屋を使うことになったジェシーはベッドの下から母が残した自分宛のビデオレターを発見する。ジェシーはビデオに映し出された母の姿に感極まるが、その様子を見たレオンはなぜか激怒してビデオテープを壊す。その晩からジェシーは悪夢と謎の気配に脅かされる。
ジェサベルのネタバレあらすじ:承・父の死
父の留守中、ジェシーは隠していた残りのビデオを見る。母は川沿いの教会で働くモーセに教えてもらったというタロット占いをしながら、ジェシーの今を予言するが、どれも当たっていなかった。そしてある時、理学療法士の手を借りて入浴していたジェシーは突然、泥水にまみれた黒人女性の亡霊に襲われるが、父たちが駆けつけた時にはその姿はなかった。怯えた様子のジェシーにレオンは、亡くなった母は脳腫瘍のために正気を失っていたと告げ、幻覚を見るのはビデオのせいだとして残っていたビデオテープを燃やそうとする。燃料を探しにレオンが物置小屋に入ると何故かかんぬきがかかり、中で突然火の手が上がって閉じ込められたレオンは焼死してしまう。
ジェサベルのネタバレあらすじ:転・自分の墓
レオンの葬儀でジェシーは高校時代の友人プレストンと再会する。彼の助けを借りて、人の気配が気になっていた湖の対岸に行ってみると、そこにはジェサベルと刻まれた小さな墓石があった。墓を掘り起こすと中には乳児の遺骨があり、2人は警察に通報する。自分と同じ名前の墓の中の存在を知りたいと、母のビデオにあったモーセを訪ねるが、彼も既に亡くなっていた。祭壇に飾られたモーセの写真は、いつか夢で見た黒人男性だった。その後、墓から発見された乳児のDNAの結果が知らされ、黒人で、殺されたものだったことがわかる。
ジェサベルの結末:もうひとりの自分
最後に残されたビデオを見たジェシーは真相を知る。母が産んだ子ジェサベルは黒人で、それはモーセとの間にできた子だった。怒ったレオンは子供とモーセを殺し、母は自殺していた。レオンはそれらを隠すため、白人の女児ジェシーを引き取って産まれた子として叔母のもとで育てさせたのだった。母とモーセの霊によって湖に落とされたジェシーのもとに、いつか現れた黒人女性の亡霊ジェサベルが近寄り、ジェシーが着けていた母の形見のブレスレットを自分に付け替え、水面に出る。駆けつけたプレストンに助け出されたのはジェシーの姿だったが、それはもう以前の彼女ではなかった。
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