死霊の盆踊りの紹介:1965年アメリカ映画。80年代のホラー全盛期に発掘された古きヘンテコホラー映画です。邦題に『盆踊り』と名付けられているように、全編通じてトップレスの美女が墓地で踊るだけの作品です。踊っている女性たちは全て死霊という設定なので一応ホラー映画なのです。
監督:A. C. スティーヴン 出演:ウィリアム・ベイツ(ボブ)、パット・バリンジャー(シャーリー/黄金女)、クリズウェル(夜の帝王)、ファウン・シルヴァー(闇の女王)ほか
映画「死霊の盆踊り」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「死霊の盆踊り」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「死霊の盆踊り」解説
この解説記事には映画「死霊の盆踊り」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
死霊の盆踊りのネタバレあらすじ:起
ホラー作家のボブは彼女のシャーリーと夜のドライブをしていました。墓場付近を走っていると音楽が聞こえてきました。シャーリーが突然帰りたいと言い出し、ボブはUターンしようとしますが、ハンドル操作を誤って事故をしてしまいました。気が付くと二人は墓地にいました。不気味に霧がかかる中、黒ずくめの闇の女王と夜の帝王が現れました。夜の帝王は闇の女王に今日の踊りが良くなければ、女どもを地獄へ送ると言いました。そして闇の女王が一人目を呼びました。パンツ一枚の女が現れたき火の周りで襲り始めました。辺りには民族音楽が流れていました。闇の女王が次の女を呼ぶとサンバスタイルで登場して、ムード音楽に合わせて踊り始めました。
死霊の盆踊りのネタバレあらすじ:承
ボブとシャーリーはしばらく眺めていましたが、とにかく電話を探しに行こうとその場を離れました。その間にサンバスタイルの女はパンツ一枚になりそのまま踊っていました。次の場所では黒パンツ一枚の女が踊っていました。踊り終わると夜の帝王が、手下の原住民スタイルの男たちに扉を開けさせました。金のドレスをまとった銀髪女性ですがすぐパンツ一枚になりました。ボブとシャーリーは踊りに見入っています。しばらく踊ったあと、原住民男二人に抱きかかえられ液体の入った釜の中に入れられました。釜から女を出すと全身金色になっていました。
死霊の盆踊りのネタバレあらすじ:転
ボブとシャーリーがミイラ男と狼男に捕まり、夜の帝王の指示で柱に縛り付けられました。そして次に出てきたのは乳を放り出した猫女でした。原住民の鞭にあわせて踊ります。やがて猫女もパンツ一枚になりました。次は拷問好きの女でした。鞭で背中を叩かれて踊り始めました。やがて彼女もパンツ一枚になりました。闇の帝王がシャーリーの服を剥がし刺し殺そうとしましたが夜の帝王が止めました。次はフラメンコ女です。同じように最後はパンツ一枚です。そして超ビキニパンツの女が踊り始めました。ボブとシャーリーの目の前で悩ましく踊ります。ミイラ男、狼男も喜んでいます。闇の女王が夜が明けるので時間が無いと言い出しました。
死霊の盆踊りの結末
闇の帝王と相談したミイラ男たちがウエディングドレスの女を踊らせました。しかしすぐパンツ一枚になりました。その後夜の帝王がシャーリーに狼男が欲しがっているのでシャーリーを与えようと言い出しました。闇の女王がシャーリーは私のもだと言い出しました。その間も別の女がパンツ一枚で踊っています。夜明け前になると闇の女王がナイフを持って踊り始めました。そしてシャーリーの胸をはだけで刺し殺そうとした時、夜が明け闇の女王らがミイラになりました。やがて事故現場で目覚めた二人に救急車が来て手当をしていました。
私も色んなホラー映画を観てきましたがこれ程ヒドい映画は観たことがありません。多分、余りのつまらさ故にDVD化されたのかもしれません。こんな映画がDVD化されるのなら、「レイダース/失われたゾンビ」「養鬼」「虐殺仮面」「ナチスゾンビ/吸血機甲師団」「ドクターゴア・死霊の生体実験」等などがDVD化されてもいいのでは。この「死霊の盆踊り」は単にトップレスの女性たちが踊るだけ、というただそれだけの映画です。80年代末にビデオ化されましたが私が観たのは確か2005年くらいだったと記憶しています。余りのつまらなさに途中で観るのを止めようと思ったのですが、お金を払ってレンタルした訳ですし、早送りして観ました。こんなことはこの映画が最初にして最後です。