イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所の紹介:2014年アメリカ映画。突然の事故で家族を失い、自らも昏睡状態に陥った少女が、家族とともに逝ってしまうか、未来への希望のために生き残るかの決断するまでを描く。原作はゲイル・フォアマンの「ミアの選択」。
監督:R・J・カトラー 出演:クロエ・グレース・モレッツ(ミア)、ミレイユ・イーノス(カット)、ジョシュア・レナード(デニー)、ジェイミー・ブラックリー(アダム)、ステイシー・キーチ(おじいちゃん)、ほか
映画「イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
イフアイステイ愛が還る場所の予告編 動画
映画「イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所」解説
この解説記事には映画「イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
イフアイステイ愛が還る場所のネタバレあらすじ:起・人生の岐路
ロックを愛する両親と弟に囲まれながらも、クラシックを愛し、子供のころからチェロ一筋の高校生ミア。進学を控えた彼女はある日家族揃って出かけた先で車の事故に遭ってしまう。目覚めた彼女が目にしたものは、大怪我を負って意識不明に陥っている自分の姿だった。病院に運ばれて手術を受けたミアは、一命を取りとめたものの昏睡状態のまま生死の狭間をさまよっていた。母は即死、父も手術中に死亡して比較的軽症だった弟だけが残ったことを知ったミアは、この先弟を守っていくと誓う。そんな昏睡中の彼女のもとへ、別れた恋人アダムが駆けつける。
イフアイステイ愛が還る場所のネタバレあらすじ:承・愛と夢の選択
高校の上級生アダムは既に人気ロックバンドのスター的存在で女子生徒の憧れの的だった。そんなアダムが教室でひとりチェロを無心に奏でるミアに一目ぼれして2人は付き合い始める。初めのうちはロックな世界になじめず、アダムのライブでは疎外感を抱いていたミアだったが、母のアドバイスで克服することができた。やがてアダムは卒業し、バンドも有名になって巡業が増え、ミアもチェリストとしての道を着実に進んでいた。一緒にいられる時間が少なくなった2人は、ミアが卒業したら一緒に暮らすことを約束する。しかし、才能を後押しする家族のすすめでミアはNYのジュリアード音楽院を受験することになり、アダムに言い出せないまま出願、最終実技試験まで通過する。そのことを黙っていたことで一度はケンカになった2人だったが、お互い目的に向けてがんばろうと認め合う。そして最終実技試験ではこれまでにない手ごたえを感じたミアだったが、離れて暮らすことに心の整理がつかないアダムは結局ミアに別れを告げる。
イフアイステイ愛が還る場所のネタバレあらすじ:転・生と死の選択
病院に着いたアダムはミアに会えないまま、彼女を手放してしまったことを後悔していた。そんな時、ミアは安定していたと思われた弟の容態が急変して亡くなったことを知る。家族全員を亡くして、生き残る気力を失ったミア。そんなミアに祖父はひとり残される辛さに耐えられないなら逝ってもいい、と優しくつぶやく。親友のキムが楽しかったホームパーティの写真を見せると、ミアはふとその時のことを思い出す。ホームパーティの際、アダムのギターとチェロでセッションすることになったミアは、相容れないと思っていたアダムの世界とミアの世界が思いがけず融合して、これまでで一番の幸せを感じたひと時になったのだった。
イフアイステイ愛が還る場所の結末:彼女の決断
そして導かれるまま逝こうとしたその時、彼女の耳に音楽が流れる。病室に戻るとそこではアダムが自分に音楽を聞かせていた。アダムはミアの家へ行ってジュリアードからの合格通知を彼女に見せ、自分がNYに行くと告げる。それを聞いてももう無理だと思っていたミアだったが、その場でアダムがミアのために作った歌を聴いた時、彼女は引き戻されるように目を覚ます。
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