フォロウィングの紹介:1998年イギリス映画。「ダークナイト三部作」「ダンケルク」のクリストファー・ノーラン監督のデビュー作です。全編白黒で構成され、アイデアを探すため人を尾行する習慣を持つ作家志望の男が事件に巻き込まれていく様子を描いています。
監督:クリストファー・ノーラン 出演者:ジェレミー・セオボルド(ビル)、アレックス・ハウ(コッブ)、ルーシー・ラッセル(金髪の女性)、ジョン・ノーラン(警官)、ディック・ブラッドセル(毛のない男)ほか
映画「フォロウィング」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「フォロウィング」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「フォロウィング」解説
この解説記事には映画「フォロウィング」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
フォロウィングのネタバレあらすじ:起
作家志望の若者ビル(ジェレミー・セオボルド)は、アイデア探しと退屈しのぎに街で見知らぬ人物を選んで尾行、観察するという習慣を持っていました。ビルは危険を避けるため、長時間の尾行や夜道での女性の尾行などはしないこと、そして一度尾行した人物は二度と追わないというルールを自らに課していました。そんなある日、いつものように見知らぬ男を尾行していたビルは、うっかり相手に尾行を気付かれてしまいます。相手の男はコッブ(アレックス・ハウ)と名乗り、他人の家に盗みに入っていたところでした。ビルはコッブについていくことにしました。
フォロウィングのネタバレあらすじ:承
コッブはビルに、盗みを働くのは金のためではなく、ビルと一緒で他人のプライベートをのぞき見することにスリリングな興奮を覚えるのだと言い、他人の家に侵入した際にはあえてプライベートな物を物色し、痕跡を残して去っていくのだと言います。ある日、ビルはバーで金髪の女(ルーシー・ラッセル)と知り合います。女は毛のない男(ディック・ブラッドセル)と一緒に居ましたがビルは彼女を自宅へと招き入れ、女は昨日何者かに泥棒に入られ、下着などを盗まれたのだと言いました。
フォロウィングのネタバレあらすじ:転
実は女の家に盗みに入ったのはコッブとビルだったのです。ビルは自宅で盗んできた物を広げながらコッブに電話をかけ、盗んできた物は自由に売っても構わないが半分の金をよこすよう言われました。ビルは女になぜ毛のない男との関係を終わらせないのか問うと、女は人殺しも厭わない危険人物であり、男は女の秘密の写真を持っていることから脅されているのだと答えました。ビルは男の経営するバーに潜入し、金庫から大量の金と写真が入っているらしき封筒を盗み出しました。
フォロウィングの結末
家に戻ったビルが封筒を開けてみると、その中には普通の写真しか入っていませんでした。はめられたと感じたビルは女を問い詰めると、女はコッブがある殺人事件でかけられた疑いを晴らすためだったと打ち明けました。その後、コッブは女に会い、ボスに頼まれたことだと言って女をハンマーで殴り殺しました。女はボスの愛人であり、女に殺人現場を見られたことからボスは口封じを図ろうとしていたのです。ビルは警察に呼び出され、全てを放せと迫られて戸惑いますが、警察は次々と証拠の品をビルに見せてきました。ハンマー、女の下着、クレジットカードなど、全てはコッブに仕組まれた罠だったのです。その頃、コッブは街の雑踏の中に消えて行きました。
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