ニューヨーク 眺めのいい部屋売りますの紹介:2014年アメリカ映画。ジル・シメントの小説「眺めのいい部屋売ります」の映画化作品で、ニューヨーク・ブルックリンを舞台に、長年住んできた長めのいいアパートを売ろうとする老夫婦の数日間を描いています。
監督:リチャード・ロンクレイン 出演者:モーガン・フリーマン(アレックス・カーヴァー)、ダイアン・キートン(ルース・カーヴァー)、シンシア・ニクソン(リリー・ポートマン)、クレア・ヴァン・ダー・ブーム(若き日のルース)、コーリー・ジャクソン(若き日のアレックス)ほか
映画「ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ニューヨーク 眺めのいい部屋売りますの予告編 動画
映画「ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります」解説
この解説記事には映画「ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ニューヨーク 眺めのいい部屋売りますのネタバレあらすじ:起
ニューヨーク・ブルックリン。この街を一望できる古いアパートの最上階の部屋に、画家のアレックス(モーガン・フリーマン)と元教師のルース(ダイアン・キートン)のカーヴァー夫婦は愛犬ドロシーと一緒に暮らしていました。
眺めのいいこの部屋に住んでかれこれ40年にもなる夫婦、アレックスは窓の外に広がるブルックリンの風景や妻を描き、ルースは屋上で小さな家庭菜園を築き上げていました。
しかしこのアパートにはエレベーターがなく、足腰の弱って来た夫を心配するルースは、姪で不動産会社に勤めるリリー・ポートマン(シンシア・ニクソン)にこの部屋を売却しようか相談をしていました。
ニューヨーク 眺めのいい部屋売りますのネタバレあらすじ:承
そんな時、ドロシーの体調に異変が起きました。夫婦はタクシーに乗り込み、五番街にある行きつけの動物病院へ急ぎますが、マンハッタンへ向かう橋の上でタンクローリーが事故を起こして道を塞いでいるらしく、タクシーは一向に進みませんでした。
やっとの思いで病院に着いた夫婦は、獣医からドロシーはヘルニアを患っており、高額な手術代がかかると宣告されてしまいます。夫婦は我が子同然に愛してきた愛犬の病に心を痛めました。
一方、折からのニューヨークの不動産人気を受け、このアパートが高く売れると踏んだリリーは着々と内覧会の準備を進める一方で夫婦の新居探しもしていました。
ニューヨーク 眺めのいい部屋売りますのネタバレあらすじ:転
長年に渡って愛着のある部屋を売るのに難色を示していたアレックスも、ルースの説得を受け入れて新居探しに乗り出しました。
リリーの開催した内覧会には数多くのニューヨーカーが集まり、賑わいを見せていましたが、どれも部屋に難癖をつける者ばかりで本気で部屋を買いたい人はなかなか現れませんでした。
おまけにタンクローリーの事故はテロリストの仕業だとの疑いがかかり、不動産の相場は下落しました。焦るリリーの前に、ようやく部屋を買いたいという人物が現れました。
ニューヨーク 眺めのいい部屋売りますの結末
その頃、最近なかなか絵が売れていないアレックスは画廊から注文を付けられ、ルースはそれに猛反発しました。その後、夫婦はドロシーの手術が成功したとの連絡を受け、ほっと胸をなで下ろしました。同時に夫婦の新居もようやく決まりました。
そのアパートはエレベーターが完備されており、広くて綺麗な場所でしたが、アレックスはどうしても愛着の詰まった部屋を売ることはできませんでした。
若かりし頃、黒人のアレックス(コーリー・ジャクソン)と白人のルース(クレア・ヴァン・ダー・ブーム)は周囲の猛反対を押し切って結婚、ルースが子供を産めない身体と知りながらも夫婦は深い愛情で結ばれ、この部屋と苦楽を共にしてきたのです。
夫婦は部屋を売ることをきっぱりと断り、身体が続く限りこの部屋に住み続ける決意を固めました。
以上、映画「ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります」のあらすじと結末でした。
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