グランド・ジョーの紹介:2013年アメリカ映画。アメリカ南部の貧困地帯を舞台に、前科を持ちながらも人生をやり直そうとする中年男と、酒乱の父親から虐待を受けてきた少年との交流と苦難を描いたヒューマンドラマです。
監督:デヴィッド・ゴードン・グリーン 出演者:ニコラス・ケイジ(ジョー)、タイ・シュリダン(ゲイリー)、ゲイリー・ポールター(ウェイド)、ロニー・ジーン・ブレビンズ(ウィリー)、エイドリアン・ミシュラー(コニー)ほか
映画「グランド・ジョー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「グランド・ジョー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
グランドジョーの予告編 動画
映画「グランド・ジョー」解説
この解説記事には映画「グランド・ジョー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
グランドジョーのネタバレあらすじ:起
アメリカ南部の貧しい林業の町。ジョー(ニコラス・ケイジ)はかつて幾度か服役していた前科者でしたが、今は立ち直って森林伐採業者の下請けの指導役をしています。その真面目な働きぶりから仲間たちから厚い信頼を一手に担い、愛犬のフェイスと共に静かな暮らしを送っていました。そんなある日、ジョーのもとにゲイリー(タイ・シュリダン)という少年が現れ、雇ってほしいと頼んできました。ゲイリーの父ウェイド(ゲイリー・ポールター)はろくに働かず酒を飲んでばかりで家族に暴力を振るう最低男であり、ゲイリーは母と妹を養うために職を探していたのです。ジョーは何も言わずにゲイリーを雇い入れます。
グランドジョーのネタバレあらすじ:承
ジョーとかつてバーでトラブルを起こした厄介者のウィリー(ロニー・ジーン・ブレビンズ)は密かに彼への復讐を誓っていました。ある日、ジョーはウィリーに発砲され肩に怪我を負います。それを知ったゲイリーはウィリーと乱闘沙汰を起こします。一方、怪我の治療中のジョーの元に、母の恋人から性的虐待を受けていたコニー(エイドリアン・ミシュラー)が助けを求めてきます。ジョーはコニーを匿うことにします。その一方、ゲイリーは稼いだ金を全てウェイドに巻き上げられ、相変わらず暴行を受けていました。
グランドジョーのネタバレあらすじ:転
ジョーは、金を貯めて車を買いたいと言うゲイリーと次第に友情を育むようになっていました。しかしウェイドの暴力癖はさらにエスカレートし、殺人などの犯罪に手を染めてしまっていました。ある日、ウィリーがゲイリーの妹を侮辱したことに激怒したジョーはまたしても乱闘沙汰を起こし、自分に吠え付いてきた売春宿の犬を愛犬フェイスに襲わせます。留置場から出たジョーのためにゲイリーはフェイスを探しあて、ジョーはお礼にとゲイリーに愛用のライターを贈ります。ジョーはウェイドに「ゲイリーの邪魔をしたらぶちのめしてやる」と警告します。
グランドジョーの結末
ジョーは新車を買い、これまで乗っていた愛車をゲイリーに譲ります。大喜びのゲイリーでしたが、ウェイドに車を奪われたうえに母と妹を連れ去られてしまいます。ジョーとゲイリーは母と妹を助けに向かいます。ウェイドはウィリーとつるんで母と妹を売春宿に売ろうとしていました。ジョーはゲイリーの母と妹を救出し、ゲイリーは彼女らを車に乗せて警察を呼びにその場を走り去ります。ジョーはウィリーとその仲間たちと決着をつけるため闘いに挑み、致命傷を負いながらもウィリーらを殺害、最後はウェイドを追い詰めますが、ウェイドは橋の上から転落して死亡します。ゲイリーが警察を呼んできた時にはジョーはもはや手遅れで、ゲイリーはジョーの最期を看取ります。ゲイリーはジョーの愛犬フェイスを引き取り、植林の仕事に就きました。
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