ピンク・フロイド/ザ・ウォールの紹介:1982年イギリス映画。ピンク・フロイドの大ヒットアルバム「ザ・ウォール」のコンセプトをそのままストーリー化した作品。ブームタウン・ラッツのヴォーカリスト、ボブ・ゲルドフが主演を務め話題を呼びました。
監督:アラン・パーカー 出演:ボブ・ゲルドフ(ピンク)、クリスティン・ハーグリーブス(ピンクの母)、ジェームス・ローレンソン(ピンクの父)、ジョアンヌ・ウォーリー(グルーピー)、ジェニー・ライト(グルーピー)ほか
映画「ピンク・フロイド/ザ・ウォール」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ピンク・フロイド/ザ・ウォール」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ピンク・フロイド/ザ・ウォール」解説
この解説記事には映画「ピンク・フロイド/ザ・ウォール」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ピンクフロイド/ザウォールのネタバレあらすじ:起
ロックスターのピンクは、物心つく前に父親を第二次世界大戦で亡くし、母親に育てられます。公園で遊んでいても他の子は父親が迎えにくるのに、ピンクは、タンスの中から見つけた父の物と思われる軍帽や軍服を身につけるくらいしか父親と接する手段はありません。母親からは身勝手な愛情もどきしか受けられず、学校では教師に自作の詩を嘲笑され、型にはめ込んで抑圧しようとする教育方針にピンクは次第に疎外感を強めて行き、自分の周囲に壁を築き始めます。
ピンクフロイド/ザウォールのネタバレあらすじ:承
ロックスターとして成功した後、ピンクは幼馴染と結婚しますが、うまくいかず、妻は家を出ます。ピンクが電話をしても新しい恋人らしき男に切られてしまいます。ピンクは孤独感を紛らせるためにグルーピーの女の子を部屋に連れ込みますが、突然錯乱して部屋の物を次々に叩き壊して女の子を追い出します。そして完全に孤独になったピンクはホテルに閉じこもり一人テレビを見て過ごしますが。精神状態はどんどん悪化し、幻覚や悪夢のふちをさまようようになります。
ピンクフロイド/ザウォールのネタバレあらすじ:転
ピンクはホテルの部屋で壊れたギターや割れたレコード、チキンの骨などを並べて部屋全体に奇妙なオブジェを作り、かみそりで胸毛と眉をそり落とします。そんな中、突然ピンクのマネージャーたちがドアを壊してホテルの部屋に押し入ってきます。コンサートに出演させるためにピンクを呼びに来たのでした。マネージャーは医者に注射をさせ、ぐったりとしたままのピンクを部屋からかつぎ出します。車の中で自分が独裁的な指導者であるとの妄想とともに復活したピンクはコンサートに臨みます。
ピンクフロイド/ザウォールの結末
コンサートが始まり、独裁者となったピンクはゲイや黒人であるとの理由で一部の観客を会場から追い出します。そして妄想の中で街を破壊し、練り歩きアジテーションをするピンク。そのクライマックスで一転し、ピンクは裁かれる側として裁判にかけられます。そこでピンクに壁を築かせるきっかけとなった、教師、妻、母親たちが次々とピンクを断罪する証言をします。下された判決は、醜い姿を衆人の目にさらすことを命じるというものでした。そして、判決にしたがって、壁は壊されました。
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