心の旅の紹介:1991年アメリカ映画。タバコを買いに行ったヘンリーは、店に押し入った強盗にピストルで撃たれてしまう。一命は取りとめたものの、すべての記憶を失ってしまっていた。昨日まではNYを代表する有能な弁護士。だが今は、自分の家族の顔もわからず、文字も読めないリハビリに励む一人の男。妻や娘の献身的な愛を得て、家族はひとつに・・・。
監督:マイク・ニコルズ 出演:ハリソン・フォード(ヘンリー・ターナー)、アネット・ベニング(サラ・ターナー)、ビル・ナン(ブラッドレー)、ミッキー・アレン(レイチェル・ターナー)、ドナルド・モファット(チャーリー・キャメロン)、ほか
映画「心の旅」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「心の旅」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
心の旅の予告編 動画
映画「心の旅」解説
この解説記事には映画「心の旅」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
心の旅のネタバレあらすじ:1
ニューヨークの凄腕で頭脳明晰な弁護士ヘンリー・ターナー(ハリソン・フォード)は妻サラ(アネット・ベニング)と娘レイチェル(ミッキー・アレン)の家族3人でとても豊かで裕福に暮らしていた。夫婦関係も表面的には成功していて周りの人にはうらやましがられる程世間的には理想の生活を送っていたのだが、実際は冷え切った家庭だった。仕事はできるが家族の気持ちや周りの人達の気持ちには無頓着だった。
心の旅のネタバレあらすじ:2
ヘンリーは夜に煙草を切らして買い物に出かけ、強盗に出会い、胸と頭を打たれてしまう。その後遺症で体を動かすことも口を利くこともできず、ほとんどの記 憶は失われたのだが奇跡的に命は助かったのだった。献身的な看護士たちによるリハビリにより、励まされリハビリトレーナーのブラッドレー(ビル・ナン)と心身を回復させてヘンリーは再び生きる力を取り戻して退院していく・・・。彼を待つ家族、妻のサラと娘のレイチェルは、自分たちのことを思い出せず家にも帰りたがらないヘンリーを悲しみながらも、以前とは変わった優しくなってきたヘンリーに喜びを感じはじめる。
心の旅のネタバレあらすじ:結末
ヘンリーはもう弁護士をしてゆくことができなくなってしまったため、以前のような裕福な生活はできなくなった。その変わり、家族3人のそれぞれの心は満たされはじめてきた。浮気を自らやめたり、サラも浮気をしていてそれをヘンリーが気づく。以前の家庭を顧みない時のヘンリーだったら気づきもしなかったかもしれないが・・。そして許し、2人はお互いを理解しあうことに成功する。かつての不正弁護を自らけりをつけるため、弁護士を辞め、真相の証拠を原告に届けた彼は、サラと共寄宿学校に入れたレイチェルを引きとりに行き、家族3人で生きていこうと誓うのであった。
以上、映画「心の旅」のあらすじと結末でした。
心の旅のレビュー・感想
災難が起きてから、余計な記憶が消え、素の姿が浮き彫りになってきたのかもしれない。愛のある人格がでてきたのだ。生き方が180度変わったヘンリーは、人生を2度生きているような感じだ。娘のほしがっていた犬を買ってきたり、奥さんの寂しさを理解したりとその変貌ぶりはみごとだった。一時的に災難が降りかかったようにみえた出来事が、実は幸せのはじまりだったのかもしれない。人の痛みがわかるようになったことが災難 からもらった最高のプレゼントのようにみえた。人生って何が起こるかわからない。人としてなにが一番大切なのか教えてくれた感動の映画だったと思う。なる べくたくさんの人にこの映画を観ていただきたいと思います。
「心の旅」感想・レビュー
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J・J・エイブラムスがチョイ役で出演しています。
逆行性健忘から人格変化が起こり、主人公は第二の人生を歩もうとしている。
これも、社会復帰のリハビリテーションに成るだろう