映画「タイム・トゥ・ラン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
タイム・トゥ・ランの紹介：2015年アメリカ映画。娘の医療費のためにカジノ強盗に手を染め、バスをジャックして逃走するカジノの元ディーラーと武装強盗団。マフィアと特殊部隊SWATも絡んだ三つ巴の逃走劇を描いたクライム・アクションです。
監督：スコット・マン 出演者：ジェフリー・ディーン・モーガン（ルーク・ヴォーン）、ロバート・デ・ニーロ（フランシス・“ザ・ポープ”・シルヴァ）、デイヴ・バウティスタ（ジェイソン・コックス）、ジーナ・カラーノ（クリツィア・“クリス”・バボス）、ケイト・ボスワース（シドニー・シルヴァ）ほか
この解説記事には映画「タイム・トゥ・ラン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
元軍人のルーク・ヴォーン（ジェフリー・ディーン・モーガン）は、裏社会の大物であるマフィアのボス、フランシス・“ザ・ポープ”・シルヴァ（ロバート・デ・ニーロ）がオーナーを務める巨大カジノで凄腕のディーラーとして働いていました。ヴォーンの娘は重い病を患っており、30万ドルという高額な医療費を金曜日の朝7時までに用意しなければなりませんでした。自分の稼ぎだけではとても賄えないヴォーンはポープに借金を申し込むも断られ、ポープの右腕デリック・“ザ・ドッグ”・プリンス（モリス・チェストナット）に痛めつけられたあげくカジノをクビになってしまいます。追い詰められたヴォーンは同僚の用心棒ジェイソン・コックス（デイヴ・バウティスタ）の誘いに乗り、ポープのカジノから現金を強奪する計画を立てました。
実行当日、武装したヴォーンとコックス、ミッキー（タイソン・サリバン）ダンテ（スティーブン・サイラス・セファー）の4人は計画通りにポープのカジノから大金を奪って逃走しました。この金はポープがマネーロンダリングで得た裏金であり、しかしヴォーンらの計画はドッグに察知されていました。ヴォーンらはドッグの部下らとの銃撃戦に巻き込まれてダンテは負傷、ミッキーは先に逃げ出してしまい、ヴォーンとコックスはダンテを連れてたまたま通りがかった路線バスをジャックして逃走しました。しかし、バスジャックを目の当たりにしたパトロール中の女性警官クリツィア・“クリス”・バボス（ジーナ・カラーノ）はすぐさま追跡を開始、ドッグも金を取り戻すためヴォーンらの後を追いました。
バスは逃走を続けるうちに燃料が底を尽きそうになり、ヴォーンらは人質2人の解放と引き換えに給油を要求しました。クリスは給油車の運転手に指名されて無事に給油を行い、約束通りに人質の中から妊婦のポーリン（リディア・ハル）と少年が解放されました。クリスはヴォーンの目的が娘を救うためだと知ります。しかし、今度は重傷を負っていたダンテの容態が急変、クリスの上司であるマルコーニ刑事（マーク＝ポール・ゴスラー）はヴォーンらの要求に応じて医療器材を搬入したのですが、実はマルコーニはポープと手を組んでおり、点滴を受けたダンテは急死してしまいます。そして遂に警察の特殊部隊SWATの精鋭チームが到着、バスのタイヤをパンクさせて停車させました。逆上したコックスはバスの運転手バーニー（D・B・スウィーニー）に銃を突きつけて脅しますが、ヴォーンはバーニーを助けるためやむを得ずコックスを射殺しました。人質を助けるためとはいえ、仲間に手をかけてしまったヴォーンは泣き崩れました。
そんなヴォーンを見かねたバーニーが提案を持ち掛け、ヴォーンはタイヤの修理と引き換えに1人だけ残して人質は全員解放、目的地に着いたら最後の1人も解放すると持ち掛けました。マルコーニは条件をのんで人質は解放され、マルコーニやポープ一味らがバスを追跡したところ、ヴォーンは既に解放された人質に紛れて逃走していました。ヴォーンはバッグを持って娘の元へ急いでいたところ、待ち伏せしていたドッグに捕まりポープの前に連れて行かれました。ポープは逃げようとしたマルコーニを射殺、ヴォーンからバッグを奪い取りますが既に中身は空でした。実は先程逃がした妊婦のポーリンはヴォーンの妹であり、ヴォーンから託された金をお腹に隠して妊婦を装い、無事にヴォーンの娘が入院する病院に医療費の支払いを済ませていたのです。クリスはこの事に気付いていましたがあえて見逃していました。激怒したドッグはヴォーンを殺そうとしましたが、何とポープはドッグを射殺してわざとヴォーンを逃がし、ヴォーンは娘の待つ病院へと向かっていきました。
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