デビルスピークの紹介:1981年アメリカ映画。陸軍士官学校でいつもいじめに遭うクーパースミスが、地下室で見つけた悪魔儀式の祈祷の書籍をコンピュータで解読し、自分で悪魔の化身となり、いじめっ子らに復讐するという、オカルトリベンジホラー映画です。古い作品ですが、いまだにマニアの間では絶賛されています。
監督:エリック・ウェストン 出演者:クリント・ハワード(スタンリー・クーパースミス)、リン・ハンコック(フリードメイヤー)、チャールズ・タイナー(キンケイド大佐)、ジョー・コルテーゼ(ジェームソン牧師)、R・G・アームストロング(軍曹)、ドン・スターク(ババ)、ルーイー・グラヴァンス(ジョジョ)ほか
映画「デビルスピーク」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「デビルスピーク」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「デビルスピーク」解説
この解説記事には映画「デビルスピーク」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
デビルスピークのネタバレあらすじ:起
時は中世、ある海岸で悪魔サタンを崇拝する儀式が行われています。信者を前に若い女性の生贄が座らされています。そして首をはねられました。
現代に移り、サッカーの試合が行われていました。チームは負け、クーパースミスは更衣室でいじめられていました。ここは陸軍士官学校です。
ある日クーパースミスは地下室の掃除を命じられました。地下室には軍曹と呼ばれる老人がいました。地下室は酒などの貯蔵室になっており、軍曹はアル中でした。
クーパースミスは地下室で古い書籍を見つけました。その地下室は最近クーパースミスが夢に見る場所と同じでした。
デビルスピークのネタバレあらすじ:承
授業に遅れたクーパースミスは教師にまで嫌味を言われ、クラスメートに笑われました。授業中も地下室で見つけた書籍を読んでいました。そして部屋でコンピュータで解析を始めました。
するとこの書籍の内容は悪魔崇拝の祈祷の内容だと分かりました。学校の廊下でジョジョたち悪がきに出くわし、いじめにあいました。ジョジョらはいじめっ子ですが、要領がよく牧師には認められていました。逆にクーパースミスは不器用でいつも叱られていました。
そんなクーパースミスは校長室にいつも呼び出され、説教を受けていました。この日も説教を受け、お尻を叩かれ、豚小屋の掃除を命じられました。
そのころ、古い書籍を校長室に忘れていたため、秘書のフリードメイヤーが本を読んでいました。表示の金属製のマークを外そうとするフリードメイヤーでしたが、自宅に持ち帰ることにしました。そのころ豚小屋の豚が暴れだしました。
デビルスピークのネタバレあらすじ:転
クーパースミスは書籍を忘れたことに気づき、フリードメイヤーに聞きますが、知らないと言われました。コンピューターでの解析を続けますが、使用できる時間が限られるため、コンピューターを地下室に持っていきました。
そして地下室で祈祷を始めました。すると黒いマントの4人が入って来ました。クーパースミスは気絶しました。これはジョジョ達のいたずらでした。
その後、地下室で子犬を飼っていることが軍曹に見つかったクーパースミスでしたが、コンピュータが勝手に起動して祈祷しはじめ、軍曹は死にました。
そして豚の悪霊が入浴中のフリードメイヤーを襲い殺しました。学校ではミスコンテストを開催していました。ここでもクーパースミスは学校の恥としてバカにされました。ジョジョらが地下室に行ってクーパースミスの子犬を殺しました。
デビルスピークの結末
怒りと悲しみのクーパースミスはコンピューターを使って悪魔に自分を捧げました。そして悪魔の化身となったクーパースミスが念じると、礼拝堂のイエス像の釘が飛び出し、牧師を殺しました。
礼拝堂に火を放ち、宙に浮かんだクーパースミスは悪霊の乗り移った豚を使って、自分をいじめた奴らを襲わせました。剣を持ったクーパースミスは首をはねながら進んでいきます。
最後の標的ジョジョを地下室に追い込みます。地下室では悪霊として蘇った軍曹が襲います。そして軍曹はジョジョの心臓をつかみ出しました。
礼拝堂は焼け落ちました。その後クーパースミスは精神病院に送られました。
陸軍士官学校でいつもいじめにあっているクーパースミスが学校の地下室で悪魔の祈祷書をコンピュータで解析し、自身が悪魔の化身となりいじめっこを殺害するというもの。私が初めて観たのは1986年だったかな。テレビの洋画劇場でした。評論家の故・荻昌弘氏が「キャリー」の男の子版、などど解説したのを憶えています。そして、それから17~8年後の2004年に再び観る機会がありました。そのとき印象に残っているのはクライマックスで主人公の男の子が同級生の首を一撃で鉈を使って切断するというシーンです。当時、小学生だった私はこのシーンは戦々恐々で観ていたのだろうが、2004年に観たときに改めて思ったのは「あれ?こんなに演技下手だったかな?」でした。大人になった私の目が肥えた証拠ですね。まあ、でもこのテの映画の見どころはスプラッターなシーンが見せ場だから演技のことをあれこれいうのは野暮でしょう。