映画「カウントダウン・トゥ・デス」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
カウントダウン・トゥ・デスの紹介：2016年アメリカ映画。俺が必ず救い出す…。アメリカのプロレス団体『WWE』が設立した『WWEスタジオ』が贈るハードでタフネスなポリス・アクションです。WWEの人気レスラーがこぞって出演したこの作品は、問題行動ばかり起こすシアトル市警の荒くれ刑事が誘拐された少年をどんな手段を使ってでも救おうと奮闘する姿を描いています。
監督：ジョン・ストックウェル 出演者：ドルフ・ジグラー（レイ・トンプソン）、ケイン（フランク・クローニン）、キャサリン・イザベル（ジュリア・ベイカー）、ジョシュ・ブラッカー（アル・ケンドリックス）、ルーク・ロエスラー（アナトリー）ほか
この解説記事には映画「カウントダウン・トゥ・デス」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
シアトル市警の刑事レイ・トンプソン（ドルフ・ジグラー）は凶悪犯を捕えるためならどんな過激で手荒な捜査も辞さない問題児で、上司のクローニン（ケイン）は常に頭を悩ませ、相棒のケンドリックス（ジョシュ・ブラッカー）らからも嫌われるなど署内でも問題になっていました。そしてレイはいよいよ内務調査の対象となり、停職処分を食らうことになりました。仕方なく大人しくしていたレイはある日警察に呼び出され、差出人不明の小包を受け取りました。その中には、全身に爆弾を括り付けられた少年が映った映像があり、犯人は身代金200万ドルを持ってプロレス会場に来るよう要求、レイを受け渡し役に指名してきました。爆弾の爆発まであと7時間、犯人の要求を呑んだレイは身代金の入ったバッグを持って指定されたプロレス会場に向かいました。
レイは身代金を回収に現れた犯人の男を追い詰め、男はレイへの恨みを語りながら爆弾を爆発させようとしました。レイの行動により爆破は阻止されたものの男は死亡、レイは単独で少年の行方を追うことにしました。レイの内務調査を担当する調査官ジュリア（キャサリン・イザベル）は停職中にも関わらず身勝手な行動をとるレイを叱りますが、少年を救おうとするレイの熱意に負け、結局ジュリアはレイに協力することに。結果的に二人は共同で捜査を行うことに。僅かな手掛かりから犯人がロシアンマフィアだという情報を得たレイは以前自分が逮捕したことのあるロシアンマフィアのニコライ（アレクサンダー・カルギン）を締め上げ、少年に巻きつけられた爆弾がロシアの悪徳政治家マカロフ（マイケル・コプサ）から調達されたものだという証言を得ました。一方、ジュリアは少年の名はアナトリー（ルーク・ロエスラー）であり、アナトリーを誘拐してレイに倒された犯人はパベル（アラン・オ＝シルヴァ）であることを突き止めていました。
パベルの部屋からはレイに関する記事、そして3年前に事故死したレイの息子の記事の切り抜きが見つかりました。引き続きアナトリーの行方を追うレイの前にケンドリックスが現れ、レイは無理やり連行されていきました。ケンドリックスはレイこそが誘拐犯の一味だと思い込んでいました。爆弾犯と接触した証拠をでっち上げられ、ケンドリックスから尋問を受けていました。3年前、レイの息子が殺人課の警察官が運転する車に轢かれた時、レイは賠償金200万ドルを市に請求しましたがあえなく却下され、ケンドリックスはこの時の恨みが犯行の動機と考えていたのです。レイはケンドリックスを殴り倒して脱走、ジュリアと合流しました。ジュリアはパベルの親類関係を洗った結果、パベルの兄はかつてレイが逮捕した人物であり、その後ロシアに強制送還され処刑されていたことが明らかになりました。
アナトリー誘拐の目的は、パベルのレイに対する個人的復讐でした。ジュリアは偶然にも市警内の監視カメラのデータからパベルが市警に潜り込んでいたことを知ります。アナトリーが市警内の地下室に幽閉されていると確信したレイとジュリアの前にニコライが部下を引き連れて立ちはだかりましたが、レイは隙を突いて車を奪い逃走、ニコライは手榴弾を誤爆させて爆死しました。レイとジュリアが市警に着くと、推測通りにアナトリーが爆弾を巻きつけられた状態で発見されました。レイは署員やジュリアを退避させると自力でアナトリーの爆弾を取り外し、レイとアナトリーが間一髪で市警から脱出したその時、爆弾は爆発して市警の建物を破壊しました。ジュリアやクローニンから称賛されたレイは、ケンドリックスを思い切りぶん殴ると市警を去っていきました。
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