ドルチェ 甘い被写体の紹介:2013年アメリカ映画。30代を迎え、若いモデルとの張り合いに疲れて引退を決意したセクシーモデルの女性が、集大成となる写真集を作るため今までお世話になったカメラマンらの元を訪ね歩くうちに自分の生きる道を模索していく姿を追ったセクシーなロードムービーです。
監督:ゴーマン・ベチャード 出演者:リン・マンチネッリ(ドルチェ)、オードリア・エアーズ(ヴァイラル)、オリヴィア・ウィーラン(マギー)、ジェシカ・マーゾ(アリサ)、ケヴィン・ギリガン(ゲイリー)ほか
映画「ドルチェ 甘い被写体」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ドルチェ 甘い被写体」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ドルチェ 甘い被写体の予告編 動画
映画「ドルチェ 甘い被写体」解説
この解説記事には映画「ドルチェ 甘い被写体」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ドルチェ 甘い被写体のネタバレあらすじ:起
18歳でデビューし、十分にキャリアを積み重ねてきたヌードモデルのドルチェ(リン・マンチネッリ)も今や30歳となり、台頭する若手モデルとの張り合いに疲れ切っていました。
ある日、引退を決意したドルチェは旧知のカメラマンに電話を入れ、この街を出ることにしたので最後に会いたいとホテルに誘い、そこでヌードの撮影に臨みました。
実家へ帰ることにしたドルチェはモデル人生の最後に自らの集大成となる写真集を作ろうと思い立ち、旅の行く先々でこれまで一緒に仕事をしてきたカメラマンを一人ひとり訪ね歩き、またはネット告知を見つけては応募するなどして思い思いの写真を撮ってもらうことにしました。
ドルチェ 甘い被写体のネタバレあらすじ:承
ある街では、ネットで見つけたヌードモデル募集の告知に応募し、写真を撮り終えた後でカメラマンの男と関係を持ちました。またある街ではアートとしてのヌードを求められ、全身にサイケデリックなペイントを施されたりもしました。
ある時はスタジオで、またある時はホテルのベッドで、時には自然の豊かな場所で、ドルチェは様々なシチュエーションで自らの一糸まとわぬ姿をカメラに収めてもらい、また自らも一眼レフを持っては自撮りを行い、泊まったモーテルの風景や景色までをも写真に収めていきました。
ドルチェはカメラマンはおろか、行きずりの男とも行為に耽り、時には会計士の男の自宅で撮影していると妻が帰ってきて、あわやトラブルになりかけたこともありました。
ドルチェ 甘い被写体のネタバレあらすじ:転
ある時、ドルチェは自分に憧れているという20代の若いモデルと出会い、二人で裸になって写真を撮ってもらいました。彼女はドルチェにこう語りました。
「カメラマンのオタク連中は可哀想。だって女性と縁がないんだもの。彼らはヌードモデルの裸を撮って自慰のネタにするの。でも、私は終わるとヤラせてあげる。本物の女を抱けるのは私と写真を撮る時だけ。それで2時間600ドルだもの。あいつらおかしい、けど私も嬉しい。なぜなら彼らは私をイカせてくれるんだもの」
ドルチェは若いモデルと朝まで一緒に過ごし、若いモデルは、ドルチェの股間に顔を埋めました。彼女と別れ、再び旅に出たドルチェはインタビュアーの取材を受けますが、何気ない質問に言葉を詰まらせてしまい、結局途中でインタビューは打ち切られました。
ドルチェ 甘い被写体の結末
モーテルを転々とする旅も終盤に近付き、故郷近くの街に立ち寄ったドルチェはデビュー当時の写真を撮ったカメラマンの元を訪ねました。そこには若いモデルがおり、彼女とカメラマンの関係に薄々気付いたドルチェはその場を立ち去りました。
気晴らしに立ち寄ったライブハウスで、ドルチェは若い女性歌手の歌を絶賛したことから、ライブ終了後にバーで飲みながら語り明かすことにしました。ドルチェは歌手にこれまで撮り貯めてきた写真を見せ、なぜモデルを辞めるのかという彼女の問いに答えました。
「家族からの絶縁、ドラッグ、セックス…。あと、カメラマンからはいつも同じものを求められるの。だから自分の好きなように髪も切れないんだよね。そして私はもう歳をとってしまったし、もう18歳の娘と張り合う気はないね」
歌手と別れたドルチェは実家へ車を走らせ、そして荷物を持って実家の玄関に辿り着きました。
以上、映画「ドルチェ 甘い被写体」のあらすじと結末でした。
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