サイドウェイの紹介:2004年アメリカ,ハンガリー映画。レックス・ピケットの同名小説を映画化したロードムービーで、人生の岐路を迎えた二人の男がカリフォリニアワインの産地へ旅をするうちに新たな人生の発見をするストーリーです。アカデミー賞で脚色賞を、ゴールデングローブ賞で作品賞を受賞しています。
監督:アレクサンダー・ペイン 出演者:ポール・ジアマッティ(マイルス・レイモンド)、トーマス・ヘイデン・チャーチ(ジャック・コール)、ヴァージニア・マドセン(マヤ・ランドール)、サンドラ・オー(ステファニー)、メリールイーズ・バーク(フィリス・レイモンド)ほか
映画「サイドウェイ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「サイドウェイ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「サイドウェイ」解説
この解説記事には映画「サイドウェイ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
サイドウェイのネタバレあらすじ:起
サンディエゴで中学校の国語教師をしているマイルス・レイモンド(ポール・ジアマッティ)は未だに小説家になるという夢を捨てきれておらず、妻ヴィクトリア(ジェシカ・ヘクト)との離婚の痛手を引きずっていました。そんなある日、マイルスは親友で売れない俳優のジャック・コール(トーマス・ヘイデン・チャーチ)とカリフォルニアワインの産地ナパバレーへ旅をする約束をしました。ジャックは1週間後に金持ちで美人のクリスティン(アリシア・レナー)との結婚を控えており、ジャックは独身最後に思い切り羽目を外そうとワイン通のマイルスの話に乗っかりました。旅の前に立ち寄った実家でマイルスは母フィリス(メリールイーズ・バーク)の財布からちゃっかり金を抜き取り、ジャックはクリスティンの父マイク(デューク・ムースキアン)から稼業の不動産業を継ぐよう提案されました。
サイドウェイのネタバレあらすじ:承
現地に向かったマイルスとジャックは、地元でワインをサービスするステファニー(サンドラ・オー)と、その親友でウェイトレスのマヤ(ヴァージニア・マドセン)という二人の女性と知り合い、意気投合した4人は食事を共にすることにしました。しかし、ヴィクトリアが再婚したと聞いたマイルスは機嫌を損ねてしまい、ジャックは1年前に離婚したばかりだというマヤを誘ってみてはとハッパをかけました。一方のジャックも、自分はマイルスの書いた小説の出版祝いでここに来ていると嘘をつき、自身の結婚を隠してステファニーを口説きました。マイルスはジャックの口の軽さに呆れながらもマヤに惹かれていきますが、彼女を前にするとどうしてもワインのウンチク話しか出てきませんでした。
サイドウェイのネタバレあらすじ:転
マイルスはマヤに未完成の小説の原稿を渡し、ジャックはすっかりステファニーの虜となっていきました。4人はワイナリーにピクニックに出かけ、マイルスとマヤは急速に距離を縮めていきました。しかし、旅行予定の1週間後もここに残ってほしいとマヤから言われたマイルスはついジャックの結婚話を話してしまい、前夫との結婚生活に悩んでいたマヤの期限を損ねてしまいます。気落ちしたマイルスはワインを飲み過ぎて騒ぎを起こしてしまい、マヤに自分は教師であって小説家ではないとメッセージを送りました。一方、ジャックは事実を知って激怒したステファニーにボコボコに殴られて病院送りとなってしまい、慌てたマイルスはこの期に及んでバラしたのは自分じゃないと言い訳しました。
サイドウェイの結末
ジャックは懲りずにウェイトレスのキャミ(ミッシー・ドティ)を口説きますが、彼女が人妻だったと知って大慌て。結局、二人の旅は散々な結果に終わってしまいました。その後、ジャックは何食わぬ顔をしてクリスティンと結婚式を挙げ、マイルスは介添え人として出席しますが、同じく出席したヴィクトリアが既に再婚相手の子供を妊娠している事を知りショックを受けてしまいました。そんなマイルスに届いたのはマヤからのメッセージでした。マヤは小説の原稿を読んで素晴らしいと絶賛、小説家の夢を諦めないで書き続けてほしいとともに、また会いに来てほしいとのことでした。思い立ったマイルスはマヤの家を訪れ、ドアをノックしました。
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