ザ・ワイルドの紹介:1997年アメリカ映画。極寒のアラスカで遭難した大富豪とカメラマンが、富豪の妻を取り合いながらも極限状態を脱するため命がけのサバイバルを繰り広げる姿を描いたサスペンス・アクション作品です。
監督:リー・タマホリ 出演者:アンソニー・ホプキンス(チャールズ・モース)、アレック・ボールドウィン(ロバート・“ボブ”・グリーン)、エル・マクファーソン(ミッキー・モース)、ハロルド・ペリノー・ジュニア(スティーヴ)、L・Q・ジョーンズ(スタイルズ)ほか
映画「ザ・ワイルド」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ザ・ワイルド」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ザ・ワイルドの予告編 動画
映画「ザ・ワイルド」解説
この解説記事には映画「ザ・ワイルド」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ザ・ワイルドのネタバレあらすじ:起
ファッション業界で大成功を収めた大富豪のチャールズ・モース(アンソニー・ホプキンス)は、ファッションモデルである若く美しい妻ミッキー(エル・マクファーソン)の写真撮影の仕事も兼ねてアラスカへ旅行に出発しました。夫妻の旅にはカメラマンのロバート・“ボブ”・グリーン(アレック・ボールドウィン)やそのアシスタントのスティーヴ(ハロルド・ペリノー・ジュニア)も同行、現地人のスタイルズ(L・Q・ジョーンズ)が管理人を務める山小屋に宿を取りました。ボブは山小屋に飾ってあった、スタイルズの友人のインディアンの写真を見るなり彼をモデルに写真を撮りたくなり、チャールズとスティーヴを誘って現地までセスナ機で向かうことにしました。
ザ・ワイルドのネタバレあらすじ:承
ところが、チャールズとボブ、スティーヴを乗せたセスナ機は渡り鳥の群れに衝突して湖に墜落、パイロットは即死し機体も湖に沈んでしまいました。辛うじて生き残るも極寒のアラスカの大地に取り残されたチャールズとボブ、スティーヴはとりあえず焚き火を焚いて暖をとり、南へ向かって山を下ろうとしました。そんな時、焚き火に気付いた超巨大な熊が3人に襲いかかり、スティーヴの応急措置をしたチャールズは血のついた布切れを処分するようボブに指示しましたが、かねてからその博識ぶりを見せつけるチャールズに嫉妬心のようなものを抱いていたボブは指示には従わず、熊はスティーヴの血の匂いを嗅ぎ付けて追い付き、スティーヴはあえなく喰い殺されてしまいました。
ザ・ワイルドのネタバレあらすじ:転
チャールズとボブは小動物でも捕らえて食糧にしようかと考えていたその時、捜索隊のヘリコプターが彼らの頭上に飛んできましたが、2人の姿に気づくことなく無情にも通り過ぎて行きました。更には、スティーヴを殺して血の味をしめた巨大熊が二人を執拗に追いかけ回し、立ち向かう決心をしたチャールズとボブは罠を張り、熊を誘き寄せると手製の槍で熊を仕留めました。二人は熊の肉を採り、毛皮で防寒具を作って勝利の喜びを噛みしめました。やがて二人は無人の小屋を発見、その中からひとつのライフル銃を発見しました。そんな時、かねてからボブとミッキーの不倫を疑っていたチャールズが決定的な証拠を見つけてしまいました。それは、ミッキーがチャールズの誕生日祝いにプレゼントした純金の腕時計にメッセージが刻まれていたことでした。
ザ・ワイルドの結末
ボブは小屋の中のライフルに弾を込め、衝撃を受けてうろたえているチャールズに銃口を向けました。ボブはミッキーと不倫しながらチャールズを殺して財産を奪い取ろうと目論んでいたのです。しかし、ボブは熊捕り用の罠にかかって重傷を負い、チャールズは迷いながらもボブを助けて手当てをし、カヌーに乗せて川を下っていきました。ようやく捜索隊のヘリが二人を見つけたその時、自らの行いを悔いたボブは、ミッキーが本当に愛しているのはチャールズだけだと告げて息を引き取りました。救出されたチャールズはミッキーを何も言わずに抱きしめ、マスコミの取材に対して「ボブとスティーヴがいたから助かった…」と答えると涙で声を詰まらせました。
以上、映画「ザ・ワイルド」のあらすじと結末でした。
「ザ・ワイルド」感想・レビュー
-
あの2人が私を救ってくれた。の言葉に集約されていると思います。
物語の序盤では仲が悪いのかと感じる主人公達ですが、意外と中盤からはお互いにハイタッチをしたりと仲良くなっていて可愛らしいです。この映画に出てるクマさんは数々の映画に出演しており、人馴れした優しい性格とのことです。レクター博士役で有名なアンソニー・ホプキンスが穏やかに笑っているシーンは微笑ましい所があります。