エヴァリーの紹介:2014年アメリカ映画。愛人である日本人ヤクザを裏切り、その情報を警察に流したことから命を狙われ、刺客を差し向けられた高級コールガールが、愛する娘や母を守るためにたった一人で戦いを挑む姿を描いた密室クライム・バイオレンス・アクションです。
監督:ジョー・リンチ 出演者:サルマ・ハエック(エヴァリー)、渡辺裕之(タイコ)、伊川東吾(サディスト)、アキー・コタベ(死人)、藤本政志(マゾヒスト)ほか
映画「エヴァリー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「エヴァリー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
エヴァリーの予告編 動画
映画「エヴァリー」解説
この解説記事には映画「エヴァリー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
エヴァリーのネタバレあらすじ:起
高級コールガールのエヴァリー(サルマ・ハエック)は、愛人である日本人ヤクザのタイコ(渡辺裕之)によってマンションに監禁され、売春を強要されていました。しかし、エヴァリーはタイコに内緒で警察と繋がりを持ち、タイコの組織の情報を密かに警察に流していました。そのことを知ったタイコはエヴァリーを消すために町中のヤクザや殺し屋を差し向け、エヴァリーは部屋に立て籠もりながら刺客たちを次々と射殺していきましたが、警察に電話を入れても繋がりません。その時、エヴァリーが撃った男(死人、アキー・コタベ)の携帯が鳴ったので出てみると、受話器の向こうはタイコであり、エヴァリーの愛娘メイシー(アイシャ・アヤマー)を売春婦として売ると脅すとともに、エヴァリーの取引相手の刑事を殺害してその首を部屋に置かれている箱に入れたと告げました。箱の中身を確認したエヴァリーは直ちに母イディス(ローラ・セペダ)に連絡し、娘を連れて逃げるよう叫びました。
エヴァリーのネタバレあらすじ:承
エヴァリーの首には5万ドルがかけられており、一緒に働かされていた娼婦も彼女の命を狙ってきました。その時、エヴァリーが殺したはずの“死人”が実は辛うじて生きており、むくっと起き上がるとエヴァリーが逃亡する手助けをしました。しかし、マンションはタイコに買収された警察官に見張られており、脱出は困難だと判断したエヴァリーは逆にイディスとメイシーを呼ぶことを思いつき、刺客の死体を隠したり血を拭いたりと準備をしました。そしてイディスとメイシーは身分を偽ってマンションに潜入、4年ぶりにエヴァリーと再会を果たしましたが、メイシーがあやうく刑事の首が入った箱を開けそうになり、エヴァリーは慌てて制止しました。既に虫の息だった“死人”は本当に死んでしまい、程なくしてタイコの部下“サディスト”(伊川東吾)率いる刺客がマンションにやってきました。エヴァリーはイディスとメイシーを別の部屋に隠し、刺客たちを殺していきましたが捕まってしまい、檻に閉じ込められてしまいました。
エヴァリーのネタバレあらすじ:転
サディストは不敵な笑みを浮かべながら特殊な薬品を取り出し、エヴァリーの皮膚に1滴ずつ垂らしていきました。エヴァリーは肌の焼ける痛烈な痛みに悲鳴を上げたその時、銃を構えたイディスが手下の一人を射殺しました。サディストはイディスを捕えるとその口に薬品を流し込み、必死で拘束を解いて檻から逃れたエヴェリーはサディストらを射殺、慌ててイディスの口から薬品を吐き出させました。しかしその時、向かいのマンションにはタイコが立っており、一部始終は全てタイコに把握されていました。エヴァリーがそれに気づいたその時、イディスは狙撃されて死亡してしまいました。間もなく、タイコは手下を率いて直接マンションに乗り込んできました。
エヴァリーの結末
エヴァリーは必死の抵抗を続けましたが、手下の数は多く、エヴァリーは捕えられてタイコの前に連れ出されてしまいます。タイコはエヴァリーの裏切りに憤怒しており、エヴァリーの背中のタトゥーをナイフでえぐろうとしましたが、エヴァリーは注意を引きつつその場にあったガラスの破片をタイコの足に突き刺し、銃をタイコに向けて自殺するよう迫りました。しかし、タイコはエヴァリーの肩めがけてナイフを投げ、エヴァリーは深手を負いながらも床に刺さっていたタイコの日本刀を抜き、タイコの腹を突き刺して息の根を止めました。しかし、生き残っていた手下がメイシーの背後から襲い掛かり、エヴァリーは最後の力を振り絞って手下を射殺しました。エヴァリーは片身放さず持っていた、メイシーの幼少時代の写真が入ったロケットペンダントを彼女に託すと力尽き、メイシーは駆け付けた警察に保護されました。そしてエヴァリーは救急隊員の処置により一命を取り留めました。
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