アーノルド・シュワルツェネッガーのSF超人ヘラクレスの紹介:1970年アメリカ映画。ボディビルダーから芸能界入りしたアーノルド・シュワルツェネッガー(当時の芸名はアーノルド・ストロング)の映画デビュー作となるファンタジー・コメディです。シュワルツェネッガー演じる半神半人の英雄ヘラクレスが、人間の世界に下りてきて騒動を巻き起こす様を描いています。
監督:アーサー・アラン・シーデルマン 出演者:アーノルド・シュワルツェネッガー(ヘラクレス)、アーノルド・スタング(プレッツィー)、アーネスト・グレイブス(ゼウス)、ジェームズ・カレン(カムデン教授)、デボラ・ルーミス(ヘレン・カムデン)ほか
映画「SF超人ヘラクレス」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「SF超人ヘラクレス」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
アーノルド・シュワルツェネッガーのSF超人ヘラクレスの予告編 動画
映画「SF超人ヘラクレス」解説
この解説記事には映画「SF超人ヘラクレス」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
アーノルド・シュワルツェネッガーのSF超人ヘラクレスのネタバレあらすじ:起
ギリシャ神話の神々が住む聖地・オリンポス山。平凡で退屈な日々にすっかり飽きていた半神半人の超人ヘラクレス(アーノルド・シュワルツェネッガー)は、全知全能の神である父ゼウス(アーネスト・グレイブス)に何度も下界を見てみたいと懇願するも悉く却下されていました。しかし、あまりにもヘラクレスのしつこさにしびれを切らしたゼウスは、懲らしめる意味も込めてヘラクレスを下界の海に落としました。ヘラクレスは貨物船に救助され、自分が神の子であることを知らない乗組員たちとトラブルを起こし、ニューヨークに上陸しても街行く人々と喧嘩して騒動を巻き起こしてしまいます。その様子を見たプレッツェル売りの小柄な男プレッツィー(アーノルド・スタング)はヘラクレスに接触、二人はすぐさま意気投合しました。
アーノルド・シュワルツェネッガーのSF超人ヘラクレスのネタバレあらすじ:承
プレッツィーと共に大学のグラウンドに入ったヘラクレスは学生たちの陸上競技に途に入り参加し、圧倒的な身体能力を思う存分見せつけました。その光景に驚いた大学教授のカムデン(ジェームズ・カレン)はヘラクレスたちを自宅へ招待し、ヘラクレスはカムデンの娘ヘレン(デボラ・ルーミス)を口説こうとし、これに腹を立てたヘレンの恋人ロッド(ハロルド・バースタイン)は謝罪を要求して喧嘩となりますが、もちろんヘラクレスに敵う相手ではありません。生まれ故郷の文化の違いだと思ったプレッツィーはヘラクレスに、アメリカでは不遜な態度をとらないように忠告しますが、その後もヘラクレスは行く先々でトラブルを起こし続け、その様子を見ていたゼウスは頭を抱えて悩みました。
アーノルド・シュワルツェネッガーのSF超人ヘラクレスのネタバレあらすじ:転
妻ジュノー(タニー・マクドナルド)から下界でのヘラクレスの悪行の数々を聞いたゼウスは、異母兄のマーキュリー(ダン・ハミルトン)をニューヨークに遣わしてオリンポスに連れ戻そうとしましたがヘラクレスは拒否、マーキュリーは女神ネメシス(テーナ・エルグ)が来ることを告げてオリンポスに引き上げました。ヘラクレスには厳罰を与えるべくだと主張していたジュノーはネメシスに命じて、ヘラクレスの超人パワーを奪ったうえで冥界を統べるプルートー(マイケル・リプトン)のもとに引き渡すよう要請しました。ニューヨークに降り立ったネメシスはヘラクレスの飲み物に薬を混ぜて力を奪い、そうとも知らぬヘラクレスは街の悪党の口車に乗って重量挙げ対決に挑むことになりました。カムデンとヘレンはヘラクレスの勝利を確実視していましたが、力を失ったヘラクレスはあっけなく敗北してしまいました。
アーノルド・シュワルツェネッガーのSF超人ヘラクレスの結末
悪党から追われたヘラクレスはカムデンに匿われて逃げ回り、ゼウスはヘラクレスの愚かさが招いたこととして手出しはしませんでした。見かねたマーキュリーはヴィーナスと相談のうえ、手下をニューヨークに送ってヘラクレスを助けました。ヴィーナスからヘラクレスを助けてほしいと懇願されたゼウスはやむなくパワーを戻し、復活したヘラクレスは悪党一味を叩きのめしました。ヘラクレスはゼウスに許しを請い、プレッツィーはヘラクレスから「会いたい時には思い出してほしい。いつでも君の心の中にいる」と言われて別れを惜しみました。ヘラクレスから下界の話を聞いたゼウスもまた興味を抱き、下界に降り立っていきました。
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