エンド・オブ・ア・ガン 沈黙の銃弾の紹介:2016年アメリカ映画。「沈黙」シリーズでお馴染みのスティーブン・セガール氏が主役をつとめるアクション映画。アメリカ映画ながらフランスのパリを舞台にセガール氏演じるマイケル・デッカーは偶然、遭遇した厄介事から麻薬組織との抗争にまで発展する事件に巻き込まれていく。セガール氏独特の雰囲気が映画を盛り上げています。
監督:キオニ・ワックスマン 出演:スティーヴン・セガール(マイケル・デッカー)、フローリン・ピエルジク・Jr(ゲージ)、ジェイド・ユウェン(リサ)、ジョナサン・ローゼンタール(ルック)、クラウディア・ブレオント(組織の弁護士役)、ovidiu・nicullescu(ジャン)、アレクサンドル・グエン(ピーウィー)ほか
映画「エンドオブアガン 沈黙の銃弾」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「エンドオブアガン 沈黙の銃弾」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
エンドオブアガン 沈黙の銃弾の予告編 動画
映画「エンドオブアガン 沈黙の銃弾」解説
この解説記事には映画「エンドオブアガン 沈黙の銃弾」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
エンドオブアガン沈黙の銃弾のネタバレあらすじ:起
現代、今日も大都市の貫禄に相応しく夜でも街の明かりや走行する車列に照らされ光に満ちたフランス随一の都市パリ。その一角を一台の車が走っていた。車内では一人の男が夜を仕事場とする女性達の誘いの電話を聞きながらどこへか車を走らせている。彼の名はマイケル・デッカー。その日デッカーは路上でカップルが揉め事を起こしているのを偶然見つけてしまう。カップルの一方である男は険悪な様子でもう一方の女性に暴力を振るっているようだ。車を止め男女の間に割って入ったデッカーだったが男は諦めない。男はロニーと呼ばれているようだ。次第にデッカーに対してもエスカレートするロニーはついに殴りかかってくる。しかしデッカーもただものではなく反撃、ロニーはたまらず銃を取り出す。そして小さな銃撃戦の末、デッカーはロニーを射殺してしまう。その後駆けつけた警察の現場検証で懐かしい顔に会うことに。事件現場に現れたのは古い顔馴染みのジャン捜査官だった。そして明かされるマイケル・デッカーの過去。彼は元アメリカ麻薬取締局、通称DEAの捜査官でした。殺人現場の事情聴取(正当防衛を主張)だったのですが気の知れたジャンにより一通りの手続きで開放されることに。その後カップルの片割れで被害者女性リサと警察署を出たところまではよかったのですがリサからとんでもない事情を明かされるのでした。
エンドオブアガン沈黙の銃弾のネタバレあらすじ:承
実はロニーは麻薬組織の一端で働く犯罪者で組織から盗んだ現金200万ユーロを自分の車のトランクに隠していました。そして犯罪に使われるくらいなら自分達が持っていたほうがいいとリサは主張、デッカーに相棒となってくれるよう誘惑します。女の魅力を最大限に生かしながら成功報酬20万ユーロを提示するリサ。結局折れたデッカーはロニーの車にあるお金を取りに警察署に忍び込むことに。(ロニーの車は本人の死体と一緒に犯罪現場にあったので証拠として警察の保管庫に押収されていました)丁度そのころ麻薬密売組織に身をおく男ゲージは部下をつれて盗まれた金の所在を有力容疑者であるトレヴァーに聞いていました。犯罪組織らしく拷問で。そして組織のトップ、ヴァーガスからの電話が届きます。”トレヴァーなんてどうでもいい。ロニーが女と揉めて殺された。金は必ず取り戻せ”と。ボスの命令によりロニーを追うゲージでしたが情報もなく組織に仕える弁護士に連絡。しばらく後ロニーの車が警察に押収され法的手段をとっても1日は保管されること、そしてロニーを殺した相手の名がマイケル・デッカーであることを知ります。。一方リサの計画にのることにした主人公デッカーはその日の夜、周到な用意をして証拠保管所に忍び込み何人かを無力化したあと200万ユーロを手に入れました。その後デッカーは「プランがある」とリサに言い残し100万ユーロをカバンに詰めどこかへ消えます。半日遅くロニーの車にたどり着くゲージは既に金が持ち出されていることに気づきます。もちろんデッカーの身元も調査づみなので現場にいたリサとデッカーが手を組んだことにも気づいてしまいます。
エンドオブアガン沈黙の銃弾のネタバレあらすじ:転
金は取り戻す。元とはいえ麻薬捜査局のいわくつきの捜査官だったデッカーを相手にするには手が足らないと判断したゲージは新たに戦闘員としてアントワン、ブラマーそしてまだ若いピーウィーを雇いいれ、デッカーの家を捜索、しかしそこはすでに引き払われています。そこに新情報が。部下のルックはスマホの通信記録からリサの所在を掴みます。そして安ホテルを強襲、リサの身を確保します。その直後デッカーがホテルに戻ってきます。激しい銃撃戦の末、ルックを倒したデッカーでしたがゲージたちとリサを逃してしまいます。しかしゲージたちも手にできた金はデッカーが置いていった残りの現金100万ユーロだけ残りの半分を取り戻すため、リサから情報を得ようとします。デッカーの携帯番号を知るリサは自分を囮にすればデッカーはやってくると取引を提案、自分はロニーから金を奪い返し組織に返そうとしていたと主張します。もう手がかりのないゲージはいったんその取引をのむことにします。一方デッカーは友人のジャン捜査官の元をたずねます。ゲージたちや所属する犯罪組織は何者なのか。幸いジャンは有力な情報を持っていました。Mrヴァーガスと名乗る人物が率いる麻薬密売組織はアメリカを拠点としながらかなり大規模に展開する犯罪組織でした。そんな話を聞くデッカーを見ながら話をするジャンは以前に危機を救われた事の礼を言葉にします。友人の態度に謙遜しつつジャンの家を後にするデッカーはスマホにメッセージがあることに気づきます。
エンドオブアガン沈黙の銃弾の結末
リサの危機を残されたメッセージから知ったデッカーはリサのスマホへ電話をかけます。ゲージは電話の相手をリサに確認、自らデッカーと話します。女を助けたければ残りの金を渡せと。デッカーはゲージの拠点に乗り込むことを伝え、決戦の準備を整えるためジャンのもとへ。ジャンはかばんを2つデッカーに渡します。ひとつはお金の入ったかばん、そしてもうひとつは効果範囲が6メートルに及ぶ爆弾入りのかばんです。そしてジャン本人もデッカーの援護についていきます。場面は拠点まであと少しのところジャンは別行動、デッカーだけがゲージの元へ車を走らせます。デッカーとゲージは相対します。ゲージとは初対面のはずのデッカーはその顔に見覚えがある気がすると疑問を口にします。しかしゲージはそれを意味ありげにはぐらかします。別の視点ではジャンが狙撃手としてゲージの集めた仲間を確認しています。視点を戻してデッカーはリサの無事を確認後、ゲージの要求どおり一つ目のかばんを渡します。用心深くゲージはリサに中をあらためさせますがデッカーの持ち去った金の全てにしては少ないことをすぐに察します。残りは人質と交換だ。リサをデッカーのもとへ向かわせ残りのかばんを回収し終えたと思ったときゲージの部下がデッカーを奇襲します。しかし拠点を監視するジャンの狙撃により撃退することに成功。銃撃戦がはじまります。しかし50万ユーロというお金の入ったかばんが1つ銃撃戦のなかに取り残されていました。ゲージはそれに気づきますが仲間であるはずのブラマーによる投げナイフをその腕に喰らいます。その隙を突いてアントワンがかばんを奪取しようとします。そうアントワンとブラマーも連携して金を自分のものにしようとしたのです。しかしかばんは爆弾入りでした。爆発によりすぐ傍にいたアントワンは死亡、敵はナイフ使いのブラマーとゲージだけ。そこに狙撃していたジャンが参戦しようと駆けつけます。しかしブラマーは戦意を落とさずジャンに銃撃を浴びせます。負傷するジャンを助けおこしブラマーと対峙するデッカー。ナイフの妙技を駆使しデッカーに襲い掛かりますがデッカーもその身におさめた格闘技で応戦、勝利します。負傷するゲージを追い詰めたデッカーは最後に思い出します。かつて麻薬取締官だったときにゲージは警察に協力する情報屋だったのでした。互いに言葉をかわしながら不意打ちを狙ったゲージをデッカーは撃ちぬき全て解決しました。というところだったのですが最後にリサがお金のために裏切りデッカーを始末しようとします。はじめから独り占めにしようと画策していたのでした。ただし負傷した友人には気づかなかったリサ。ジャンによって射殺されます。デッカーはジャンに50万ユーロを贈ります。負傷したジャンも笑いながらデッカーに答えます。そしてエンドロールへ。
以上、映画エンド・オブ・ア・ガンのあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する