KEN PARK ケン パークの紹介:2002年アメリカ,オランダ,フランス映画。アメリカ・ロサンゼルス郊外のとある住宅街を舞台に、それぞれに欝屈した思いを抱えた4人の若者たちとその家族のセックスやドラッグ、暴力に満ちた日常を過激な性描写とともに描いたドラマです。
監督:ラリー・クラーク、エド・ラックマン 出演者:ジェームス・ランソン(テート)、ティファニー・ライモス(ピーチーズ)、スティーヴン・ジャッソ(クロード)、ジェームズ・ブーラード(ショーン)、アダム・チューバック(ケン・パーク)ほか
映画「KEN PARK ケンパーク」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「KEN PARK ケンパーク」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
KEN PARK ケンパークの予告編 動画
映画「KEN PARK ケンパーク」解説
この解説記事には映画「KEN PARK ケンパーク」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
KEN PARK ケンパークのネタバレあらすじ:起
アメリカ・ロサンゼルス郊外の住宅地ヴァイセリア。ごくありふれた中流階級が多く暮らすこの町では、若者たちは公園でスケートボードに興じるのが楽しみとなっていました。ある日、この町に住むケン・パーク(アダム・チューバック)という一人の少年がスケボーで公園に出かけ、ビデオカメラをセッティングすると拳銃を取り出し、笑顔で自らの頭を撃ち抜きました…。
KEN PARK ケンパークのネタバレあらすじ:承
スケボーが大好きな少年のショーン(ジェームズ・ブーラード)は、ガールフレンドのハンナ(シェイニー・キャラハン)と交際する一方で、ハンナの母ロンナ(マイーブ・クインラン)とも交際していました。ショーンはこのことを全く知らないロンナの夫(ビル・ファッガーバッケ)やハンナと気軽に接する一方で、大人の女性であるロンナとの激しく濃厚なセックスを楽しんでいました。
クロード(スティーブン・ジャッソ)は、かねてからアルコール依存症の父(ウェイド・アンドリュー・ウィリアムズ)から肉体的にも精神的にも虐待を受け続けていました。クロードの母(アマンダ・プランマー)は妊娠中なのでどうすることもできず、実は同性愛者という一面を持つ父はクロードを女々しいと罵る一方で、酒に酔って帰宅した際にクロードの寝込みを襲って犯そうとしました。こんな日々から逃れるようにクロードはドラッグに溺れ、父から逃れるために家を出る決意を固めました。
KEN PARK ケンパークのネタバレあらすじ:転
インド移民系の少女ピーチ(ティファニー・リモス)は早くに母を亡くし、極端な信仰心を持つ父(ジュリオ・オスカー・メチョソ)と二人で暮らしています。ピーチはボーイフレンドのカーティス(マイク・アパレティーグ)をベットに括り付けてセックスするのが何よりの悦びでしたが、ある日、父にその光景を目撃されてしまい、カーティスはピーチの父に打ち負かされ、ピーチは父から性的虐待を受けました。成長したピーチの姿に亡き妻の面影を見出した父は無理やりにピーチに対して結婚の誓いまでさせようとしたのです。
祖父(ハリソン・ヤング)や祖母(パトリシア・プレイス)と一緒に暮らしているテート(ジェームス・ランソン)は祖父母との関係はうまくいっていませんでした。テートは自慰行為中に自ら首を絞めるなどサディスティックな行為に溺れており、いつしか祖父母に対して病的で不安定な憎しみを募らせていました。そんなある日、テートはスクランブルゲームでいかさまをしたということから祖父と喧嘩になり、殺害してしまいました。テートは犯行の理由をテープレコーダーに録音、その後警察に逮捕されました。
KEN PARK ケンパークの結末
ショーンとクロード、ピーチは3人で安らぐ部屋に入り、それぞれの心の傷を癒すかのようにおもむろに3Pセックスを始めました。
物語は冒頭の少し前に戻り、ケン・パークはガールフレンドから妊娠したことを告げられました。それを聞いたケン・パークは何を思ったのか、ビデオカメラと拳銃を取り出して公園へとスケボーで向かっていきました。
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