映画「ホステージ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ホステージの紹介：2005年アメリカ映画。ブルース・ウィリス主演のサスペンスアクション作品。2つの人質事件に巻き込まれた男の孤独な闘いを描く。監督は「スズメバチ」を手掛けたフローラン・シリ。共演者には「ア・フュー・グッドメン」や「ユージュアル・サスペクツ」のケヴィン・ポラック。原作はロバート・クレイスの同名小説で、主に推理小説や探偵小説を描く作家である。
監督：フローラン・シリ 出演：ブルース・ウィリス（ジェフ・タリー）、ケヴィン・ポラック（ウォルター・スミス）、ジョナサン・タッカー（デニス・ケリー）、ベン・フォスター（マース）、ミシェル・ホーン（ジェニファー・スミス）、ジミー・ベネット（トミー・スミス）ほか
この解説記事には映画「ホステージ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ロス市警のネゴシエイターとして働いていたジェフ・タリー。凄腕のネゴシエイターだったが、ある事件で人質に取られた子供達を死なせてしまい、自責の念からロス市警を止め、小さな田舎町へと移り住み、その町の警察署長となり平穏な日々を過ごしていた。
それから1年後のある時。チンピラ3人組デニス、ケビン、マースは軽い気持ちである豪邸に押し入った。しかしその豪邸はかなりのセキュリティを導入しており、すぐさま警察がやって来てしまう。彼らは家主のウォルターを銃で脅し警察を帰す様に促すが、警察官も簡単には引き下がらなかった。メンバーの1人マースは面倒臭くなり、警察官を撃ち殺してしまう。仕方なくデニスとケビンはウォルターを殴りつけ紐で縛り、ウォルターの娘ジェニファーと息子トミーも縛り家に立てこもってしまう。事件は急展開を迎え、立てこもり事件として大々的に報道され警察官達は総動員された。しかしタリーは過去の経験から2度とネゴシエイターにはならないと心に決めており、事件を別の人間へと引き継ぎ、サッサと現場を後にしてしまう。タリーにとって事件はこれで終わりだったが、そう簡単には行かなかった。
実は会計士であるウォルターはある犯罪組織の帳簿操作を請け負っており、その情報の入ったDVDを自宅に保管していたのだ。このDVDの存在が明るみに出るわけにはいかない犯罪組織の者達はタリーに目を付け、タリーの妻と娘を誘拐した。そしてタリーに妻と娘を無事に返して欲しければ、DVDを無事に組織の人間に手渡す様に脅してきたのだ。タリーはすぐさま現場へと戻り、まず指揮官シューメイカーに、彼らは家の中から監視カメラを通じて警察の動きを見ていると情報を漏らし、シューメイカーが監視カメラを壊す指示を出す様に仕向ける。その間にタリーはデニスに連絡を取り、ネゴシエイターとして監視カメラが壊される事を事前に伝えデニスの信頼を得ようとした。タリーはデニスを信頼を得ると同時に、監視カメラを壊した事で彼らの動向を探れなくなったとシューメイカーを責め立て、半ば強引に指揮権を自分へと戻した。その後デニスに何とかウォルターの解放を促し、解放させた。
タリーは、周りにウォルターは病院へ連れて行く途中で死んだと話したが、実は病院へ連れて行くふりをしながら、途中で救急車を止め、DVDの在り処を聞き出していた。そこで犯人達の隙を見て電話をかけて来た人質のトミーと話す。トミーの命を危険にさらす可能性を感じながらも、タリーはトミーにDVDを持ち出す様に指示した。その間にデニス、ケビン、マースは仲間割れし、マースは2人を殺してしまう。なんとか逃げ出す機会を探っていた人質のジェニファーとトミーはパニックルームに逃げ込んだ。マースは2人を追いかけ、パニックルームの窓に向かって発砲するが、防弾ガラスの為に効かなかった。それを知ってマースは家を燃やす事にした。発砲音を聞き、居ても立っても居られなくなったタリーは強引にパトカーで敷地内に突っ込み、ジェニファー、トミーを救出。トミーは約束通りDVDを持っていたが、脱出途中マースに追い詰められ、なんとかマースを倒すもののDVDも家と一緒に燃えてしまう。しかしタリーには切り札があった。
周りには死亡したと嘘の情報を流していたウォルターはまだ生きており、ウォルターの頭の中にはDVDの中の情報が入っている。タリーはすぐさまウォルターを連れ、犯罪組織の者達の元に向かい、ウォルターと引き換えに家族を取り戻す事にしたのだ。取引はうまく進むかと思われたが、突然ウォルターが犯罪組織の1人を射殺。それがきっかけで銃撃戦となり、タリーは犯罪組織の者達を1人残らず殺して、家族を救出したのだった。
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