E.T.の紹介:1982年アメリカ映画。アメリカのある森に球形の光る宇宙船が着地した。彼らは地球の植物を採取するために来たのだが、一人だけ取り残されてしまう。子供たちに見つかるが大人には知らせず友達になる。名前をET(イーティー)と名づけて、政府の機関から守り、宇宙に返そうとするファンタジーSF映画です。
監督:スティーヴン・スピルバーグ 出演:ヘンリー・トーマス(エリオット)、ドリュー・バリモア(ガーティ)、ロバート・マクノートン(マイケル)、ディー・ウォレスキーズ)(メアリー)、ピーター・コヨーテ(キーズ)他
映画「E.T.」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「E.T.」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ET(イーティー)の予告編 動画
映画「E.T.」解説
この解説記事には映画「E.T.」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ET(イーティー)のネタバレあらすじ1
アメリカのある森に、円形に光る宇宙船が着地しました。数人の宇宙人が出て来て、山の中を散策します。彼らは地球の植物を採取しに来たのです。異変に気づいた人達が森に入ってきました。人の気配を感じたので宇宙船は離陸します。しかし、一人の宇宙人が、町の灯りに気を取られて、宇宙船に乗り損ねてしまいます。
ET(イーティー)のネタバレあらすじ2
その頃、子供たちが、家の中でゲームをしていたのですが、エリオットだけが幼いということでゲームに参加出来ませんでした。ピザの宅配を取りに外に出たエリオットは、物置から何か音が聞えるので気になりました。他の子供たちと確かめに行きますが、何も見つかりません。足跡があったので、何かがいたことは間違いありませんでした。その日の夜、エリオットは隣のトウモロコシ畑に気配を感じて近づきます。そして、宇宙人を見たのです。
ET(イーティー)のネタバレあらすじ3
翌朝、家族に宇宙人を見たと話しますが、信じてもらえません。その夜、隠れて物置を見張っていたエリオットの前に、宇宙人が現れます。宇宙人を部屋の中に入れて、家族に見つからないようにクローゼットに隠します。次の日は学校を休んで、宇宙人となんとかコミュニケーションをとろうとします。帰宅した兄マイケルと妹ガーティに宇宙人を紹介します。彼らの前で宇宙人は念力を使ってボールを浮かせます。そして、太陽系の外から来たことを説明します。
ET(イーティー)のネタバレあらすじ4
次の朝、エリオットはマイケルの友達に「あれは宇宙人だった」と話しますが信じてもらえません。友達が、それは、「エキストラ・テレストリアル(地球外生命体・Extra Terrestrial)だな」と教えます。それからは、宇宙人をE.T.と呼ぶ事になります。エリオットとE.T.は心を通わせるようになります。母のメリーが子供部屋に入って、クローゼットを開けますが、E.T.を見てもぬいぐるみだと思って気がつきませんでした。
ET(イーティー)のネタバレあらすじ5
エリオットの留守の間にE.T.はビールを飲んで酔っ払います。テレビで電話をかけるシーンを見て、電話・電話と繰り返します。家に電話したいと言うのです。E.T.は傘やあり合わせの材料で通信器を作ります。ハロウィンの夜、E.T.に白い布をかぶせて、森に連れて行き、通信機を動かします。地球の環境に合わないのか、E.T.は倒れてしまいます。E.T.を家に運んだ後、エリオットも、何故か体調を崩して寝込んでしまいます。メリーは初めて見る宇宙人E.T.に驚きます。
ET(イーティー)の結末
その時、この家を見張っていたNASAの科学者たちがE.T.を連れて行きます。彼らの前でE.T.は死んでしまい、エリオットは悲しみます。その時、E.T.の胸が赤く光ったのです。E.T.はまだ生きていたのです。エリオットは兄弟とその友達の力を借りて、E.T.を連れ出します。追い詰められたエリオットとE.T.が乗った自転車が、空に舞い上がって逃げ延びます。通信機を置いた森に到着すると宇宙船が迎えに来ました。E.T.とエリオットは最後の別れをします。E.T.が宇宙船に乗りこむと、光り輝いて飛び立ちます。そして、後に綺麗な虹が現れるのでした。
以上、映画ET(イーティー)のあらすじと結末でした。
ET(イーティー)のレビュー・感想
謎の宇宙人と少年エリオットとの、心の交流を描いた名作。ETはその風貌のグロテスクさとは裏腹に、次第に人間化していき、最後には人間の言葉でエリオットと会話ができるようになる。会話を通して我々は、ETに人間と同様の感情があるように錯覚し、ETに親近感を抱いていく。
さらにこの作品は、「エリオットの家族」という視点からも評することができるだろう。つまり、お互いに価値観が違うため溝があった家族が、ETの出現を通して互いへの許容範囲を広げていく物語だと。
ETが登場する前のエリオット家は、両親が別居し、母と兄マイケル・エリオット・妹の4人家族で、エリオットは母とも兄妹とも折り合いが悪い(ように見える)。ところがE.T.が同居し始めてから、兄妹とは秘密を共有したことで仲が良くなり、最後にETが宇宙へ帰る場面では、母もエリオットの感受性を認めるような表情をする。(ETを治療するときに父親のような人物が登場するが、父親なのかどうか不明)
E.T.の感動的な続編が公開
ETとエリオットが37年ぶりに再会した、ショートムービー「A Holiday Reunion」が公開されています。
1982年公開『E.T.』で友情を育んだE.T.とエリオット少年。その2人が37年ぶりに再会を果たします。当時エリオット少年役だったヘンリー・トーマスが出演し、家庭を持つ父親になった姿で登場します。スティーヴン・スピルバーグ監督もコンサルタントを務めた作品ということです。
「E.T.」感想・レビュー
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映像で出て来る自転車(BMX)。御存じの方は多いと思いますが日本製で、大阪の桑原(KUWAHARA)と言う自転車メーカーが製作されたものを当時から使われています。BMXはアメリカの地で生まれ流行っていましたが、スピルバーグ監督は何故か?日本製のBMXを選びました。日本人としてまたKUWAHARAファンとして嬉しい限りです。再度見る時に自転車のハンドル下のマークを見て下さい!「日の丸」が描かれていますので(^^♪
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比較的集中力を切らさずに観れるのは、編集が上手いからですね。さすがスピルバーグ監督。
ところで、E・Tと主人公少年のElliott、少年の名前のつづりの最初と最後の文字が「E・T」なんですよね。
そういったところに、遊び心を感じます。
ストーリーはめちゃくちゃシンプルです。
地球から帰れなくなった宇宙人を主人公がかくまう。怖い大人に連れて行かれそうになるのを防いで、無事に宇宙人は地球を後にする、って話。
初めて見た時は高校生で、「なんだこの単純な話は」が第一印象。
ところがですよ。
やっぱり歳とると、シンプルなストーリーの方が好みになるんですかね。
それからは、何年かごとに見直すたびに、自転車のシーンで涙腺崩壊してます。