S.W.A.T. 闇の標的の紹介:2011年アメリカ映画。2003年公開の映画『S.W.A.T.』の続編となるクライム・アクション作品です。ロサンゼルス市警の特殊部隊S.W.A.T.を率いるエリート指揮官は、その能力を買われてデトロイトのS.W.A.T.部隊を訓練することになるのですが…。『ターミネーター2』のロバート・パトリックや『ターミネーター3』のクリスタナ・ローケンも出演しています。
監督:ベニー・ブーム 出演者:ガブリエル・マクト(ポール・カトラー)、ロバート・パトリック(ウォルター・ハッチ)、ジャンカルロ・エスポジート(ホランダー)、クリスタナ・ローケン(ローズ・ウォーカー)、カーリー・ポープ(キム・バイヤーズ)、ニコラ ス・ゴンザレス(ジャスティン・ケロッグ)ほか
映画「S.W.A.T. 闇の標的」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「S.W.A.T. 闇の標的」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
SWAT 闇の標的の予告編 動画
映画「S.W.A.T. 闇の標的」解説
この解説記事には映画「S.W.A.T. 闇の標的」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
SWAT 闇の標的のネタバレあらすじ:起
真夏のロサンゼルス。とある豪邸で行われていた、酒にドラッグに羽目を外す若者たちのパーティーに、拳銃を持った二人組の男が乱入、金を要求して立て籠もりました。ロサンゼルス市警は直ちに特殊部隊S.W.A.T.を出動させ、一気に豪邸内部へ突入して犯人の身柄を確保しました。
ひと仕事終えた人質救助の第一人者であるポール・カトラー隊長(ガブリエル・マクト)の元に上司のサイモン警部(デニース・ノース)が現れ、その腕前を見込んで是非ともデトロイトのS.W.A.T.に実践スキルを教える任務に就いてほしいと要請してきました。
この訓練はFBIとデトロイト市警、市長の協力のもとであり、最初は渋ったカトラーも、警部補への昇進と昇給を条件に引き受けることにしました。
デトロイト入りしたカトラーは、現地のS.W.A.T.隊員ウォルポート(ジノ・アンソニー・ペシ)の出迎えを受けました。カトラーはデトロイトS.W.A.T.の実力の程を測るために、自らが爆弾テロリストに扮した抜き打ち訓練を実施、まずは出動時間の速さにお墨付きを与えました。
カトラーはS.W.A.T.上官のホランダー捜査官(ジャンカルロ・エスポジート)と会談し、訓練期間中のチームの指揮権を託されましたが、肝心のチームは勤務中にタバコを吸い、スイーツを食べるなど全体的にだらけきった雰囲気が漂っていました。
SWAT 闇の標的のネタバレあらすじ:承
翌朝、カトラーは前夜にパーティーを楽しんだばかりのチームを招集、早速基礎体力をつけるトレーニングや射撃訓練から開始しました。しかし、射撃訓練の最中にデトロイト市内の高層ビルで立て籠もり事件が勃発、カトラーのチームは急遽現場に急行しました。
立て籠もり犯のウォルター・ハッチ(ロバート・パトリック)はローズ・ウォーカー(クリスタナ・ローケン)という女性を人質にとっており、チームは強行突破を敢行しましたが、狙撃手のワターズ(ケビン・フィリップス)は標的を外してしまいました。チームはハッチの身柄を確保しましたが、突如ローズは隊員のひとりの拳銃を奪うと、自らの頭を撃ち抜きました。
これまでのキャリアで一度も出していなかった人質の犠牲者を出してしまったことで、チームの中でもとりわけ身勝手で反抗的なケロッグ(ニコラス・ゴンザレス)とカトラーとの確執も浮き彫りになっていきました。
その夜、チームはクラブで飲んでいました。そこでカトラーはケロッグとパンチングゲームをすることになりました。カトラーが負ければ翌朝この街を去り、ケロッグが負ければチームを去るというものでしたが、結果はカトラーの勝利に終わり、ケロッグはホランダーの計らいで解雇は免れて他のチームに移されることになりました。
カトラーは欠員の穴埋めをするために、シアトルからイラク戦争時代の同僚だった女狙撃手ロリ・バートン(シャノン・ケイン)を呼び寄せました。
SWAT 闇の標的のネタバレあらすじ:転
チームは紅一点のロリの合流に色めき立ち、その指導に素直に耳を傾けていました。しかしその夜、カトラーにあのハッチから電話があり、「お前のせいで彼女は死んだ」と非難してきました。
翌日、逮捕されたはずのハッチがチームの練習に潜入し、チームメンバーの個人情報が入ったバインダーを盗んでいきました。ハッチは保釈金を払って保釈されており、しかもホランダーの同僚の証言によるとローズこそが主犯でありハッチが人質だったというのです。
カトラーは、ハッチはストーカーであり警官に銃を向けたとして保釈に猛反対しましたが、精神科医のキム・バイヤーズ(カーリー・ポープ)の鑑定でも、ローズが精神疾患を患っていたというのです。その夜、カトラーはキムを食事に誘い、酒も入った二人は意気投合してそのまま愛し合いました。
しかしその後もハッチはカトラーらに執拗な嫌がらせを続け、カトラーの車の下に爆弾を仕掛けてきました。キムはハッチがカトラーに執着していると警告しました。
翌日、チームは市内のスーパーで発生した人質立て籠もり事件を受けて出動、ケロッグらのチームと連携して無事事件を解決しました。しかし、犯人の電話に何者かが無線で妨害をかけていたことが明らかになりました。
その後もハッチは国務省から証人保護プログラムを受けていることを盾にカトラーを挑発、カトラーは署に乗り込んできたハッチを殴ったことでホランダーの怒りを買い、翌日にはデトロイトを離れなければならなくなりました。
SWAT 闇の標的の結末
ハッチは国務省職員を射殺、キムの護衛についていたチームのマンディ(マイカー・A・ハウプトマン)をも銃撃すると、キムを誘拐していきました。ホランダーは責任をカトラーに押し付けて追い出そうとしましたが、チームは一体となってカトラーを守りました。
その後、カトラーを欠いたチームは自殺願望者説得のために出動しますが、それはハッチの仕組んだ罠であり、ロリは拉致されて仲間の一人を殺されてしまいました。ロサンゼルスに戻る途中のカトラーはハッチからの脅迫電話で事態を知り、チームの訓練場所である廃屋ビルに来るよう要求されました。
カトラーはケロッグの協力を得て武器を調達、夜の廃屋ビルに乗り込んで足の骨を折られたワターズを助けましたが、その直後にワターズはハッチの仲間に射殺されました。カトラーはハッチの仲間を射殺してビル内に潜入、ハッチの挑発を受けながらもロリの監禁された部屋に辿り着き、彼女に巻かれた時限爆弾を処理するとキムの監禁場所に向かいました。
ハッチはキムに巻かれた爆弾のスイッチを握っており、自分の頭に銃を向けてカトラーを挑発しますが、ロリはキムを拘束していた鎖を狙撃で断ち切って解放、キムは爆弾ベストをハッチに投げつけ、カトラーは爆弾ごとハッチを銃撃して爆死させました。
事件解決後、カトラーはチーム全員に合格を与え、復帰の難しくなったマンディに代わってケロッグを復帰させるようホランダーに頼むと、キムを伴ってロサンゼルスに戻ることにしました。
以上、映画「S.W.A.T. 闇の標的」のあらすじと結末でした。
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