フェイス・オブ・ラブの紹介:2013年アメリカ映画。最愛の夫を不慮の事故で亡くした女性が夫に瓜二つの男性に出会い、彼に夫の姿を重ねる一方で男性からのまっすぐな愛にとまどう様を描いたラブ・ストーリー。
監督:アリー・ポーシン 出演:アネット・ベニング(ニッキー)、エド・ハリス(トム/ギャレット)、ジェス・ワイクスラー(サマー)、エイミー・ブレネマン(アン)、ロビン・ウィリアムズ(ロジャー)、ほか
映画「フェイス・オブ・ラブ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「フェイス・オブ・ラブ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
フェイス・オブ・ラブの予告編 動画
映画「フェイス・オブ・ラブ」解説
この解説記事には映画「フェイス・オブ・ラブ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
フェイス・オブ・ラブのネタバレあらすじ:起・突然の別れ
30年連れ添った夫ギャレットと結婚記念日を祝うためにメキシコのリゾート地を訪れていたニッキー。幸せな時間を過ごしていたが、ハメをはずしたギャレットがマリファナでハイになった状態で荒れる海に入り溺死してしまう。彼の死を受け入れられず、悲嘆にくれたまま5年の歳月が経つ。
そんなある日、久しぶりに美術館を訪れたニッキーは、そこでギャレットによく似た男性を見かけて驚く。もう一度会いたいと何日も待ち伏せし、再び現れたその男性の車から、彼は大学で美術を教える非常勤講師であることを突き止める。
フェイス・オブ・ラブのネタバレあらすじ:承・幻の再会
衝動のままに大学の教室までその男性トムを尋ねていったニッキーは、ギャレットに瓜二つともいえる彼を目の前に思わず涙し、半ば強引に自宅で絵を教えて欲しい、と申し出る。初対面の女性の言動に不可思議な思いを抱いたトムだったが、画家でもある彼はニッキーの職業が売り出し中の不動産物件の装飾だと知ると、彼女に興味を持ち家を訪れる。ニッキーは家中からギャレットの写真を隠し、夫は家を出たとウソをついてトムと会い続ける。トムにギャレットの姿を重ね、再び夫婦の幸せを取り戻したかのような錯覚に陥ったニッキーに対し、彼女の眼差しを自分自身に向けられたものと感じたトムは次第にニッキーに惹かれ、離婚後に失った創作意欲を再び取り戻す。
フェイス・オブ・ラブのネタバレあらすじ:転・崩れいく幻想
つかの間、2人は幸せな時を過ごすが、一方でトムはニッキーの行きつけの店で彼女の夫に間違われたり、彼女の友人に会わせようとしないことに疑問を持ち始める。ニッキーはギャレットとは死別だっとことを告白し、彼を忘れることはできないとトムに告げる。その言葉にショックを受けたトムだったが、それでもニッキーを受け入れようとする。
そしてある日、離れて暮らす娘サマーが突然訪れ、父に瓜二つの男性を見て激しく動揺し反発、母の異常性をなじる。ニッキーはトムを失いたくない一心でサマーを嗜め、トムを連れてメキシコへ向かう。
フェイス・オブ・ラブの結末:戻らない愛
ニッキーに連れられてメキシコのリゾート地を訪れたトムは、バーの壁に貼ってあったニッキーとギャレットの写真を見てことの真相を知る。ニッキーにそのことを問いただし写真を見せると、もはやトムをギャレットと混同していたニッキーはその写真はあなただと言うと、荒れる海に入っていく。あとを追ったトムが彼女を助けあげると、ニッキーはギャレットに対する言葉をトムに向け、彼もギャレットに成り代わって受け止める。しかし2人はその晩を最後に別れる。
1年後、ニッキーの元にトムの追悼展への招待状が届く。会場を訪れた彼女はトムの元妻から彼は長い間病に冒されていたことを聞かされる。そして彼の最後の作品となった絵画にはニッキーが描かれており、「Face of Love(愛の肖像)」というタイトルがつけられていた。
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