鮮血の美学の紹介:1972年アメリカ映画。(別題:白昼の暴行魔 II/17才・襲われた誕生日)。田舎の真面目な少女が、遊び友達とニューヨークに行った時、凶悪犯の男たちに捕らわれレイプされ殺害されました。この事実を知った両親は偶然にも家を訪ねて来た男たちに復讐をする計画を立てる…という内容のリベンジバイオレンス映画です。
監督:ウェス・クレイヴン 出演者:デヴィッド・ヘス(クラッグ)、ルーシー・グランサム(フィリス)、サンドラ・カッセル(マリー)、マーク・シェフラー(クラッグの息子)、ジェラミー・レイン(ウィーゼル)、フレッド・リンカーン(フレッド)ほか
映画「鮮血の美学」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「鮮血の美学」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「鮮血の美学」解説
この解説記事には映画「鮮血の美学」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
鮮血の美学のネタバレあらすじ:起
田舎に住むマリーは17歳の誕生日を迎えていました。両親に大事に育てられた少女でした。友人のフィリスと車でロックコンサートに向かっていました。ニューヨークに付いた二人は友人を通じてマリファナを手に入れようとします。そして案内された部屋には男二人と女一人がいました。部屋に入ると同時に案内した男が鍵をかけました。そのころマリーの自宅では誕生日パーティーの準備が進んでいました。男らの部屋の中ではクラックがフィリスの服を脱がしました。そしてフィリスはレイプされました。
鮮血の美学のネタバレあらすじ:承
男たちは凶悪犯で女と共に二人を車に押し込み走らせました。森に入ると二人の服を脱がせいたぶり始めました。一方マリーの自宅では、娘を心配した両親が保安官に相談していました。しかし保安官は話を聞くだけで行動は起こしませんでした。森の中では隙を見てフィリスが走って逃げ出しました。フィリスは捕まり何度も刺され殺されました。マリーはレイプされたあげく、入水自殺しようと向かっていった湖で銃で撃たれました。
鮮血の美学のネタバレあらすじ:転
二人を殺害した男たちは、乗ってきた車をマリーに家の横に置いていました。殺害場所はマリーの家の裏だったのです。一方保安官達は聞き込み捜査を始めましたが進展はありませんでした。男たちは車が動かくなったことから、何も知らずにマリーの家に助けを求めに行きました。マリーの両親は快く受け入れましたが、男がマリーのネックレスをしていたころから疑いを持ち始めました。そして食事を与え、男たちが居ない間に荷物を調べました。そして男たちがマリーに対してやったことを理解しました。そして両親は湖に向かいました。岸辺にマリーが倒れていました。まだ息がありました。
鮮血の美学の結末
両親は男たちが眠っている間、復讐の段取りをしていました。母親がフレッドを誘惑しました。フレッドを後ろ手に縛り、口で満足させてあげると言ってペニスを噛み切りました。父親はクラッグと女に向かって発砲しますが当たらず逆にクラッグに襲われ、殺される寸前に、マリーらにクラッグ達を紹介したクラッグの息子がクラッグを撃ちました。父親はチェーンソーを持ってきてクラッグに襲い掛かりました。その時保安官がやって来て父親を止めますが、そのまま殺しました。そのころ母親は仲間の女をナイフで刺殺していました。
映画史上最も後味が悪いといわれている映画の一つです。
ごくごく普通にいるそこらへんの少女がいきなりサイコパスの集団に蹂躙され、レイプされて殺されてしまいます。
ここまでの過程をそこまでの時間をかけず行う手際の良さに驚きです。
そして、娘が殺された事を知った家族たちの反撃が始まる時の衝撃さも後を引きます。
父親がもしもセガールやシュワちゃんならアクション映画になるかもしれませんが、現実はそうはいきません。
「シュロック」や「狼男アメリカン」のジョン・ランディスは「なんであんなに陰惨な映画になるのかわからない」といっていましたが、僕もわかりません。
後味は悪いですが、映画自体はテンポがよく面白いです。