キリング・サラザール 沈黙の作戦(ミッション)の紹介:2016年アメリカ映画。東欧最大の麻薬組織のボス、ジョセフ・サラザール。彼の身を確保した麻薬取締局はアメリカへと移送しようとしていた。しかしそこで不自然な命令が空輸隊に下る。”あるホテルで彼を24時間護衛せよ”なぜすぐに移送しないのか?お馴染みスティーブン・セガール氏の拳が悪を打ち砕く。
監督:キオニ・ワックスマン 出演:スティーブン・セガール(ジョン・ハリソン)、ジョルジュ・サン・=ピエール(ブルーノ・シンクレア)、マルティーヌ・アルジャン(アマンダ・チャベス)、ダレン・E・スコット(スコニー)、マッシモ・ドブロヴィッチ(マッシモ)、ルーク・ゴス(トム・ジェンセン)、ほか
映画「キリング・サラザール 沈黙の作戦」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「キリング・サラザール 沈黙の作戦」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
キリングサラザール 沈黙の作戦(ミッション)の予告編 動画
映画「キリング・サラザール 沈黙の作戦」解説
この解説記事には映画「キリング・サラザール 沈黙の作戦」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
キリング・サラザール 沈黙の作戦(ミッション)のネタバレあらすじ:起
とある場所で事情聴取を受ける一人の男がいた。男は若干焦っているようだ。男の名はトム・ジェンセン。ジェンセンの前に座るのはジョン・ハリソンという男性だ。東欧最大といわれる麻薬カルテル「兄弟結社」を潰すため立案されたサラザール作戦の中核を担ってきた人物だ。”サラザール作戦”兄弟結社の壊滅と組織のボス、ジョセフ・サラザールの確保を目標に掲げたものだった。少し前に実行されたこの作戦ではハリソンと指揮官ディーン・ダロル率いる麻薬取締局の特殊部隊がサラザールの拠点を襲撃、交戦の末サラザールがハリソンに撃たれ死亡という結果に終わっていた。しかしこの作戦には続きがあった。それこそがジェンセンが拘束されている理由だった。ハリソンの事情聴取は穏やかな口調ではじまったが受け答え次第ではジェンセンの状況は最悪のものとなるだろう。ハリソンからそんな威圧感をジェンセンは感じていた。ハリソンの質問に答えるジェンセンは当時を思い出しながら語り始めるのだった。そうそれはジェンセンが連邦保安官として空輸隊に配属したときから始まった。
キリング・サラザール 沈黙の作戦(ミッション)のネタバレあらすじ:承
場所はルーマニア・アメリカ空軍基地。空輸隊所属の連邦保安官ジェンセンはある重要任務で召集を受けていた。召集は部隊指揮官スコニーによるものだった。集まったのは同じく連邦保安官エリック・ラミレズ、ゲイリー・デンツ、アマンダ・チャベズとジェンセンの4人だ。召集したスコニーは麻薬取締局のディーン・ダロルを彼らに紹介する。ダロルは今回の任務を依頼した張本人だ。任務内容はある人物をアメリカに移送することだ。そしてその人物こそサラザール作戦で死んだはずのジョセフ・サラザールだった。その目的はボスである彼を証言台に立たせることと死亡したことにして組織を混乱させ全体像を把握しようというものだった。本来ならこのまますぐに飛行機に乗せ移送するほうが安全だがダロルの要望で24時間の間ホテル・プルマンに滞在することになる。サラザールの護衛はスコニーを合わせて5人、そして麻薬取締局からルカ・ネダルが選出された。それなりに警護の固いホテルだが6人で守るには広すぎる、そんなスコニーの言葉にダロルはサラザールは死亡したことになっているのだから問題は起きないと断言する。サラザールをホテルのスイートルームまで護衛する一行。そのまま警備体制に入るが相手のほうが一歩先をいっていた。ルーマニア・オデッサで爆弾テロがありその被害者の中にサラザールの妻がいることをニュースで知ったスコニーはホテル外に買出しにいったジェンセン達に連絡をとる。しかしその頃ジェンセン達はホテルの地下駐車場でバイクに乗った4人組の襲撃を受けていた。必死の抵抗により3人を倒したジェンセンだったが同僚のチャベズが残りの襲撃者アナに捕らわれてしまう。またホテルでは更なる襲撃者が屋上とエレベータから2チームに分けてスイートルームへと進んでいた。またエントランスにも20名近い人員を配置していた。チャベズを救うためアナを追うジェンセンはエレベータの制御装置を破壊し敵を足止めしつつスコニーに襲撃者が現われたと報告する。スコニーはルカとラメレズを階段側に配置、迎撃態勢に入る。そこに屋上から降下してきたチームが乗り込んできた。
キリング・サラザール 沈黙の作戦(ミッション)のネタバレあらすじ:転
窓からスイートルームに突入してきた襲撃者はアサルトライフルを手に激しい銃撃を浴びせてきた。対応するのはスコニーとデンツ、そしてショットガンを手にしたサラザールだ。またタイミングを合わせるように階段側でも銃撃戦が始まる。スイートルームの銃撃戦でデンツが撃たれ倒れるもなんとか敵を排除。しかしスコニーはサラザールから今滞在するホテルが自分のものであることを知らされる。そして自分はいつか組織のボスを引退し妻とともに暮らしたいと願っていたと話す。しかし妻は組織に殺された。ならば、とスコニーらの部下のもとに移動するサラザール。ここで一旦事情聴取の場面へ。ハリソンはスコニーの行動が不審だと指摘するがジェンセンはここまでの話をしてきたが全ての計画はハリソンの指示通りだったと話す。確かにハリソンの計画書を見たと。ここでハリソンは証人を部屋に入れることにする。スイートルームで撃たれ死亡したはずのデンツである。デンツはジェンセンに襲い掛かる。”チャベズに何をした、裏切り者!”と。取り押さえるハリソンはサラザールがスコニー達に協力したのは不可解だと語る。この話にはまだまだ謎がありそうだ。そして再びジェンセンの回想へと戻る。エントランスに陣取った襲撃犯はホテルの客や従業員を人質に立てこもっていた。外はルーマニア警察が包囲していたのだ。そして一つの要求を警察側に伝える。「人質は麻薬取締局のダロルと交換だ。」そんな要求に困惑するがその場にダロルが現われ自分が行くと提案する。ダロルと人質の交換がなされる中、警察の対策本部にハリソンが登場する。またジェンセンはチャベズ奪回のため行動を開始していた。
キリング・サラザール 沈黙の作戦(ミッション)の結末
ダロル捜査官と兄弟結社の腹心シンクレアはグルだった。サラザールの命を狙いその妻を殺したのはシンクレアだったのだ。そしてハリソンを裏切った内通者はダロルだった。サラザールに対し取引を持ちかけたハリソンは組織関係者の名簿と引き換えに司法取引を持ちかけていた。そんなことをされては自分の名も知られると考えたダロルはサラザールに5億ドルと引き換えに解放すると約束した。そしてアメリカ行きを長引かせるためサラザールと護衛チームをホテルに逗留させたのだった。ダロルとシンクレアはある意味同じ動機で動いていた。しかしここでシンクレアがサラザールの妻を殺したのはダロルにとって誤算だった。一方ジェンセンはチャベズを捕えたアナとその仲間を見つけていた。しかしそこへサラザールとスコニー達が現われた。スコニー達はまだアナ達に気づいていない。そして銃撃戦がはじまった。不意をつかれたスコニー達はルカが撃たれ戦闘不能に、またそこへダロルとシンクレアが引き連れた襲撃者が現われ激しい戦闘になった。スコニー達と合流したジェンセンだったが同時に現われたダロルとシンクレアの襲撃者集団にすぐに反応し攻撃を開始する。また敵味方入り乱れる中チャベスもアナの拘束を解き脱出、反撃に移る。混戦の中スコニーはシンクレアと対峙する。格闘戦になりタフなシンクレア相手に防御で手一杯になるスコニー、そのまま絞め技をかけられ倒されてしまう。アナと格闘するチャベズもまた苦戦中、そしてルカが助からないと悟ったラミレズは銃で反撃するが首をかき切られ死亡する。その場を逃れられたのはサラザールとジェンセンだけだった。チャベズはジェンセン達の撤退を援護し再び捕まってしまう。しかし襲撃者側もアナを失っていた。そしてチャベズを救うためダロルとシンクレアに交渉を持ちかける。「指定するエレベータに乗って来い」と取引するシンクレア達。しかしエレベータで現われたのはジェンセンただ一人だった。シンクレアと対峙するジェンセン。格闘戦はシンクレアが有利だった。しかし奥の階段をつたって来たサラザールが奇襲し戦況は一転する。シンクレアの部下3人を素早く倒したサラザールはジェンセンと戦うシンクレアに発砲。シンクレアは逃走する。ジェンセンにチャベズを助けろと言い残し消えるサラザール。しかしジェンセンの前にダロルが立ちはだかる。ダロルとの格闘は熾烈を極めた。双方死に物狂いの戦いだった。特にジェンセンはシンクレアとの戦いで消耗していた。しかし善戦の上何とかダロルを打ち倒すジェンセン。一方ハリソンは警察の特殊部隊を率いホテル入り口を強行突破、そのままシンクレアの残した部下を撃ち倒しホテルの一室に到達する。そしてそこにはジェンセン達の前から逃走したシンクレアがいた。シンクレアの強烈なパンチをいなしハリソンは逆に格闘技の連打を浴びせる。”かかってこい”そんな強者の余裕を感じさせるハリソンに対しシンクレアはナイフを抜く。そんな抵抗もハリソンには通じなかった。シンクレアはここで死亡した。そして消えていたサラザールは再びジェンセンの元に現われるがチャベズを人質にして外部への逃走に成功する。サラザールを見送るしかなかったジェンセンは警察の特殊部隊に拘束された。エンディング 場面は事情聴取の最中に戻る。最後の謎解きが始まるのだ。ハリソンからチャベズの本名がアマンダ・サルザールであることと彼女がサルザールの妹であることを告げられるジェンセン。このことを聞きハリソンに協力することを約束するジェンセン。彼は釈放された。-バイクに跨りサラザールとの会話を思い出すジェンセン。彼の手には5億ドルの鍵が握られていた。-
以上、映画キリングサラザール 沈黙の作戦(ミッション)のあらすじと結末でした。
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