インプリント ~ぼっけえ、きょうてえ~の紹介:2005年アメリカ映画。アメリカ人のクリスが女郎である小桃を探しに川の中の遊郭にやってきました。そこにいた顔の半分ひきつった女郎から小桃の話と一緒に怖い話(方言でぼっけえ、きょうてえ)を聞かされるという内容のホラー映画です。クリス以外は日本人ですが全編英語が使われています。
監督:三池崇史 出演者:工藤夕貴/野村涼乃:子供時代(女郎)、ビリー・ドラゴ(クリストファー)、美知枝(小桃)、根岸季衣(内儀)ほか
映画「インプリント ぼっけえ、きょうてえ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「インプリント ぼっけえ、きょうてえ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
インプリント ~ぼっけえ、きょうてえ~の予告編 動画
映画「インプリント ぼっけえ、きょうてえ」解説
この解説記事には映画「インプリント ぼっけえ、きょうてえ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
インプリント ~ぼっけえ、きょうてえ~のネタバレあらすじ:起
アメリカ人のクリスは川を渡る小舟に乗っていました。途中で女性の水死体が浮いているのを見つけます。クリスは小桃という女性を探していました。その夜川の中にある、遊郭に立ち寄りました。その中でクリスは一人の女郎を見つけ部屋に入りました。その女郎は顔の左側がただれ、ひきつったような顔になっていました。女郎は自分の顔のことを話しました。そして女郎は身の上話を話し始めました。すると小桃の事を知っていました。
インプリント ~ぼっけえ、きょうてえ~のネタバレあらすじ:承
遊郭に売られてきた小桃と一緒になりました。小桃は自分にはいつも優しくしてくれました。ある日、女郎の親玉の指輪が無くなりました。そして疑いをかけられたのが小桃でした。小桃は両手両足を縛られ線香の火や針で執拗に拷問を受けました。他の女郎たちが見守る中、歯茎に針を何本も刺され吊るされました。その後小桃は首を吊って自殺を図っていました。小桃を発見したのが話をしている女郎でした。この話を聞いたクリスは落胆しました。しかし死んでいなかった小桃にとどめを刺したのは女郎でした。実は指輪をとっていたのは女郎で、小桃に罪をなすりつけていたのでした。
インプリント ~ぼっけえ、きょうてえ~のネタバレあらすじ:転
女郎はクリスに話しながらもだえ苦しみます。そして女郎はさらに話を続けました。自分の親の事でした。父親はいつも母親に暴力を振るっていました。そして、妊娠した女郎達の子供も堕胎していました。男の子なら川に捨て、女の子は女郎にするために生かしていました。そして父親に犯された娘は、草むらで父親を待ち伏せし殴り殺しました。その時娘である女郎の頭からもう一人の手が出ていました。彼女が言うには姉だと言いました。姉が自分の頭の中に入り込んでいるのだと言います。
インプリント ~ぼっけえ、きょうてえ~の結末
クリスに話をしていた女郎はここまで話すと突然苦しみ始めました。頭の上から手が出てきました。手のひらには口がありました。そして女郎が小桃を殺したのではなく、頭の中の姉が殺したのでした。これを見たクリスは銃を取り出し、女郎に発砲しました。2発目は頭に命中しました。しかしそこにたたずむのは小桃でした。小桃は吹き飛んだ自分の脳みそを手に取り倒れました。クリスは逮捕され牢獄にいました。傍らには、小桃と子供時代の女郎がいました。
色鮮やかなお化け屋敷という言葉が似合う程、美しく恐ろしい映像で満ちています。拷問シーンはトラウマ必須ですし、むしろいじめている女郎の方が人ならざる者のように見えて怖かったです。終わりのシーンも後味が悪いのですが、とても癖になるような映画で、個人的には好きです。