ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリーの紹介:2018年アメリカ映画。『スター・ウォーズ』シリーズのスピンオフ第2弾は、シリーズ本編の『エピソード4/新たなる希望(1977年)』の約10年前を舞台に、駆け出しの密輸業者だった若き日のハン・ソロとチューバッカらその仲間たち、そして愛船ミレニアム・ファルコン号との出会いを描きます。
監督:ロン・ハワード 出演者:オールデン・エアエンライク(ハン・ソロ)、ヨーナス・スオタモ(チューバッカ)、ドナルド・グローヴァー(ランド・カルリジアン)、ウディ・ハレルソン(トバイアス・ベケット)、エミリア・クラーク(キーラ)、タンディ・ニュートン(ヴァル)、フィービー・ウォーラー=ブリッジ(L3-37)、ポール・ベタニー(ドライデン・ヴォス)、レイ・パーク(ダース・モール)ほか
映画「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリーの予告編 動画
映画「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」解説
この解説記事には映画「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ハンソロ/スターウォーズストーリーのネタバレあらすじ:起
遠い昔、遥か彼方の銀河系で…。
銀河帝国が銀河系全体を支配していた時代。惑星コレリアでは若き孤児のハン(オールデン・エアエンライク)と恋人のキーラ(エミリア・クラーク)は、退屈なこの惑星から抜け出そうと試みていました。
コレリアから出るためには銀河帝国の役人に賄賂を渡す必要があり、ハンとキーラはそのための高価な燃料”コアキシウム“をギャングから盗み出して逃走しましたが、あと少しのところでキーラはギャングに捕まってしまいます。
何とか逃げおおせたハンは帝国軍に加わり、単身コレリアから脱出しました。帝国軍兵士から名前を聞かれたハンは身寄りもいないため“ハン”という名前のみ答えましたが、帝国軍兵士は独り身のハンのラストネームとして“ソロ”という名を与えました。
“ハン・ソロ”の誕生です。
ハンソロ/スターウォーズストーリーのネタバレあらすじ:承
3年後。銀河帝国軍のアカデミーをクビになったハン・ソロは、惑星ミンバンで歩兵として戦っていました。そこで出会ったのはトバイアス・ベケット(ウディ・ハレルソン)をリーダーに、ヴァル(タンディ・ニュートン)、リオ・デュラント(ジョン・ファヴロー)からなる強盗団でした。
ハン・ソロは自分も強盗団に加えてほしいとベケットに頼み込みますが断られてしまいます。その後、ハンは脱走兵とみなされて収容所に収監され、同じ監房に囚われていたウーキー族の戦士チューバッカ(ヨーナス・スオタモ)と運命的な出会いをします。
意気投合したハン・ソロとチューバッカは、ベケットの手助けもあって収容所から脱走。それ以降二人はベケットと行動を共にすることになりました。
ミンバンを脱出した強盗団は、帝国軍の列車からコアキシウムを強奪しようと襲撃をかけましたが、列車は帝国軍のレンジトルーパーによって厳重に警備されており、更にはコアキシウムを狙って別の盗賊エンフィス・ネスト(エリン・ケリーマン)率いる“クラウドライダーズ”までもが乱入、作戦はヴァルとリオの犠牲とともに失敗に終わりました。
コアキシウム奪取に失敗したベケットはハン・ソロとチューバッカを連れて、依頼主であるギャングのボス、ドライデン・ヴォス(ポール・ベタニー)の船に向かいました。ドライデンの船でハン・ソロはキーラと再会を果たしますが、彼女はその時既にドライデンの副官となっていました。
ベケットは失敗の穴埋めとして、惑星ケッセルで精製前のコアキシウムを奪い、精製可能な惑星に運び入れようと計画しました。ドライデンは監視役としてキーラを同行させることにしました。
ハンソロ/スターウォーズストーリーのネタバレあらすじ:転
作戦成功のカギは銀河一速い船が必要で、キーラが言うには曲者の密輸業者ランド・カルリジアン(ドナルド・グローヴァー)がその船を持っているというので、一行はランドの元へ向かいました。
ランドは“サバック”なるカードゲームに興じており、ハン・ソロはランドの持つ『ミレニアム・ファルコン号』を賭けてサバックに挑みましたが、ランドのイカサマもあって負けてしまいます。しかし、ベケットがランドと交渉、一行はランドの相棒のドロイドL3-37(フィービー・ウォーラー=ブリッジ)も加えてファルコン号でケッセルへと向かうことになりました。
ケッセルに到着した一行は、チューバッカが囚われていたウーキー族の仲間たちを救出に向かっている間にコアキシウムを盗み出しましたが、逃げる際にL3が被弾、大ダメージを受けてしまいます。一行はL3の頭脳をファルコン号に接続、ハン・ソロが代わりに操縦して何とか脱出に成功しました。
一行はコアキシウムを精製するために惑星サヴァリーンへ降り立ちましたが、そこにはまたしてもネストとクラウドライダーズが待ち構えていました。ネストは銀河帝国に反旗を翻す反乱同盟軍の活動に共感しており、コアキシウムを反乱軍に渡そうとしていたのです。
ネストはハン・ソロを活動に誘いましたが、その時ランドは一行を置き去りにしてファルコン号で飛び去ってしまい、ハン・ソロたちは一旦ドライデンの元に引き返すことにしました。しかし、ベケットはこの話から降りるとその場を去ってしまいました。
ハンソロ/スターウォーズストーリーの結末
ハン・ソロはコアキシウムをドライデンに渡すべきではないと考え、ドライデンを騙して空のコアキシウムを渡そうと思いつきました。しかし、ベケットはハン・ソロたちを裏切っており、ドライデンにハン・ソロたちの計画を打ち明けていました。
ハン・ソロ一行、そしてコアキシウムを持つネストはドライデンの軍団に襲撃され、サヴァリーンの住民も巻き込んで激闘へ発展しました。キーラはドライデンを倒し、ハン・ソロは逃げたベケットの後を追いました。
ハン・ソロと別行動をとったキーラは、密かにある人物と連絡を取っていました。その人物とは、数十年前の惑星ナブーの戦いで敗れたものの生き延びていたダース・モール(レイ・パーク)でした。
ダース・モールは今や犯罪王となっており、キーラは実はダース・モールに仕えていたのです。キーラはドライデンの船でダース・モールのもと飛び去っていきました。
ベケットに追い付いたハン・ソロは言い訳を聞かず、真っ先にブラスターを抜いてベケットを射殺しました。そしてハン・ソロとチューバッカは今度こそファルコン号を手に入れるため、ランドのいる惑星へと向かいました。
ハン・ソロはランドとハグをしている隙にイカサマのカードを盗み、ハン・ソロとランドは再びサバックのゲームをし、ハン・ソロはイカサマのカードで勝利を収め、今度こそファルコン号を奪い取ることに成功しました。
ハン・ソロとチューバッカはファルコン号に乗り、とある裏社会の超大物に会うため砂漠の惑星タトゥイーンに向けて飛び立ちました。
以上、映画「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」のあらすじと結末でした。
スターウォーズシリーズの順番(時系列)とネタバレあらすじ一覧
◆スターウォーズ エピソード1/ファントム・メナス1999年公開
◆スターウォーズ エピソード2/クローンの攻撃2002年公開
◆スターウォーズ エピソード3/シスの復讐2005年公開
◆ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー2016年公開(スピンオフ:エピソード4の約10年前が舞台)
◆ローグワン/スターウォーズストーリー2016年公開(スピンオフ:エピソード4の10分前までの物語)
◆スターウォーズ エピソード4/新たなる希望1977年公開。日本では1978年に公開され、その後6部作のエピソード4とされ、副題『新たなる希望』がつけられる。
◆スターウォーズ エピソード5/帝国の逆襲1980年公開
◆スターウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還1983年公開。『スターウォーズ ジェダイの復讐』として公開。邦題はその後『ジェダイの帰還』に変更されている。
◆スターウォーズ/フォースの覚醒(エピソード7)2015年12月18日公開。
◆スター・ウォーズ/最後のジェダイ(エピソード8)2017年12月15日公開
◆スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(エピソード9・完結編)2019年12月20日公開
「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」感想・レビュー
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スターウォーズシリーズが特別大好きというわけではありませんが、監督が「バックドラフト」のロン・ハワードということで、あまり期待せずに、レンタルで借りてきて見てみました。かつてハリソンフォードが演じた主人公は別として、映画自体はアクション要素満載で、展開のテンポも悪くなく、普通に楽しめました。キャラクター的にはやはり、チューバッカがオススメで、ストーリーを追うごとに、愛らしく見えてきました。ただ、ラストの展開はちょっとひねり過ぎた感じがして、正直、どうなのかなぁ…という印象でした。
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ただただ人気キャラの『ハン・ソロ』の記号を追いかける残念な作品
監督交代などのゴタゴタで急造したとは言え、掘り下げられないせいで誰だかよく覚えてない仲間と結局なにがしたいのか分からないままストーリーが展開して行き
映画としては安定感のある作りになっているせいで、この映画は良いのか悪いのかどこに落とし所を持って行ったら良いか凄く悩んだ
ここから入る人にはハン・ソロの人となりが分かって良いのかも知れないと思ったが、これを見るのは既存のファンなので
これもまたどうしたいのか凄く悩む
ハリソン・フォードとは似ても似つかないオールデン・エアエンライクが、観るうちに次第にハン・ソロに見えてくるのが不思議です。変な例えですが、挿絵付きの小説のイラストレーターが変わっても、ストーリー自体には何の影響も及ぼさないようなものかな、と思いました。
それにしても、チューバッカの年齢には驚きました、ということは、エピソード7の段階では彼は何歳になっているのだろうと、思わず計算してしまいました。