クロコダイル・ダンディー2の紹介:1988年オーストラリア,アメリカ映画。新聞記者スーと結婚したマイケル・J・“クロコダイル”・ダンディことミックだが、ニューヨークを生活にしてもそのスタイルは変わらず自由奔放そのものだった。そんなある日、訳あってギャングのボスを投獄出来る証拠を手にしてしまい、二人は執拗に狙われてる事になる。ミックは彼女を守る為にオーストラリアに戻り、ギャングと対決する事にする。大人気ロマンティック・ラブコメディの続編。
監督:ジョン・コーネル 出演者:ポール・ホーガン(ミック)、リンダ・コルワスキー(スー)、ジョン・メイロン(ウォルター)、ヘクター・アーバリー(リコ)、ファン・フェルナンデス(ミゲル)
映画「クロコダイル・ダンディー2」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「クロコダイル・ダンディー2」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
クロコダイル・ダンディー2の予告編 動画
映画「クロコダイル・ダンディー2」解説
この解説記事には映画「クロコダイル・ダンディー2」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
クロコダイル・ダンディー2のネタバレあらすじ:起
ニューヨーク湾にボートで佇む男は周囲を伺うと、徐にダイナマイトに火を点けて海に放り込みます。爆発で水柱が立ちしますが、そこに海上警察がやって来て、彼を取り囲みました。しかしその中の一人が容疑者の素性に気付くと、笑いながら仲間達に解散を促します。男、マイケル・J・クロコダイル・ダンディ、通称ミックは、朝食用の釣果を御裾分けしようと掲げました。
ベッドから起きたスーは、床にミックが寝ていない事を確認するとキッチン向かいます。キッチンには釣りに出るというミックの書置きが残されていました。
スーがシャワーを浴びているとミックが帰ってきて朝食を用意します。コーヒーを淹れた彼は、想い出したように遠くを見始めました。シャワーを浴び終えたスーは、彼にオーストラリアが懐かしいかと聞きます。ミックは今の生活も悪くないと、仕事を探すと言い始めました。
公園に出て子供達の相手をした後、彼は馴染みの酒場に行って仕事を探していると回りにアピールします。すると馴染み客の一人リロイが仕事があると近付いて来ました。彼はあまり評判の良い人間ではありませんでした。
ミックは彼の仕事を手伝う事に決めます。話を聞くと、それは文房具の配達でした。リロイは、歌のリロイ・ブラウンのイメージにあやかり、悪ぶるのを楽しんでいました。
仕事も決まり、ミックはスーの休みの日にはショッピングも楽しみます。スーの仕事も順調で、職場で元夫でジャーナリストのボブの事が話題に出ます。彼は今コロンビアで精力的に取材を行っていました。
ボブは、コロンビアで麻薬カルテルのボス、リコを追っていました。そして偶然に彼が人を射殺する場面をカメラに収めてしまいました。
ボブは慌ててアメリカ麻薬取締局のブラニガンに連絡を取り、保護を要請します。ブラニガンは保護するから証拠を提示しろと言ってきますが、当局を信用していない彼は、フィルムは手元にないと言います。フィルムは既にアメリカのスーに送っていたのでした。ボブはスーに電話し、フィルムを送ったという事だけを伝言で残します。しかし、その通話をカルテルのメンバーに盗み聞きされ、ボブは殺されてしまいました。
クロコダイル・ダンディー2のネタバレあらすじ:承
ミックは、リロイの手伝いをする為に外出します。出掛けに馴染みの郵便配達員からスー宛の手紙を受け取りリロイと合流、文房具の配達に向かいます。その先で彼氏に振られて自殺しようとした男を救ったり、彼の日常は変わらず過ぎて行きます。
スーは仕事を終え退社します。そこにリコの手下ミゲルが現れ彼女を誘拐しました。
リコの屋敷に連れてこられたスーは、彼に命じられ家に居るミックに連絡を取らされます。スーは、何か郵便が来て居ないかを確認、彼がフィルムを持っていると知ると、リコはそれを麻薬取締局に渡すなと命じ電話を切ります。
スーが誘拐された事を理解したミックは、訪れたブラニガンをやり過ごします。部下に見張らせていたリコは再度電話し、地下鉄の駅にそれを持って来いと命じました。
ミックは当局の尾行を撒き、地下鉄の駅に向かいます。そこにはリコの手下が待っていましたが、彼等が取引する気がないと悟ると、その手下を倒してマンションに戻ります。
ミックは独力でスーを救出する事を決意します。部屋でリコの手下が襲ってくるのを待ち伏せして返討ちにし、その彼を高層階から逆さ吊りにしてスーの監禁場所である屋敷を聞き出します。そして、リロイに助けを求めました。
ミックはリロイに事情を話し、屋敷を下見します。リロイは彼女がここに無事で居るとは限らないと言いますが、ミックは見えない絆が彼女の存在と無事を教えてくれると断言します。スーもまた、ミックが来てくれるという安心感を感じていました。
リロイは助けが居ると知り合いのギャングをミックに紹介します。最初は嫌がった彼等ですが、ミックはクールな語り草が出来ると煽り、屋敷へ乗り込む為の陽動に協力させます。それが功を奏しミックは屋敷に侵入、リコとその手下を誰も殺さず退け、無事スーを救出しました。
クロコダイル・ダンディー2のネタバレあらすじ:転
事件から数日が経ち、リコは取り逃がしましたがブラニガンは必ず逮捕すると言います。彼はミックとスーを保護すると告げますが、何者かが二人を狙撃します。幸い弾は当たりませんでしたが、死角の多い都会ではミックはスーを守れないと言い出します。
ウォークアバウト・クリークの夜は、いつものように喧騒に包まれていました。
ウォルターは、観光客にブッシュで生きるのがどれ程過酷かを吹聴します。その酒場の扉をミックは開け、スーと共に潜ります。ミックの帰還に気付かずに話を続けるとウォルターは、ミックの突然の呼び掛けに驚き声を上げます。酒場は彼の帰還を祝い、夜更けまで賑わいました。
ミックがニューヨークから消えたのを知ったリコは、ミゲルに是が非でも探し出すように命じました。
ミック達はブッシュを移動します。スーが何処に向かっているのかと聞くと、自分の小屋に向かっている事をミックは話します。そこは、彼が相続した金鉱付きの広大な土地でした。
リコはミゲル以下数人の部下を連れてオーストラリア入りします。そして、現地の仲間と合流しミックを追おうとします。ですが雇った追跡人は、相手がミックだと知り早々に姿を晦ましました。復讐は早々に頓挫しましたが、すぐに手下が別な案が提示しました。
ミック達は、崖に建てられた粗末な小屋に到着します。スーが招かれたおざなりの小屋は、ミックが自然そのものを家にしていると窺い知れます。その時、銃声が聞こえて来ました。崖の上から覗いて見ると、リコ達がやって来てミックの車を壊していました。そしてリコは、人質にしているウォルターに銃を突き付け、降りてくるよう要求します。ミックはそんなリコに、撃ちたければ撃てとウォルターの帽子を狙撃します。それはウォルターを意に介さないという芝居でした。そしてミックはリコ達の車を破壊し、逃走しました。
ミゲルはウォルターを殺そうとします。ですがリコが止めました。リコがミックに撃たれた理由を問うと、ウォルターは自分だけがミックを追えると言い出し始めました。それを聞いたリコは、彼にミックを追う案内をさせます。
ブッシュを逃げ回るミックは、様々な罠を張り、リコの部下を一人ずつ捕えて行きます。リコ達は、自然に溶け込み神出鬼没なミックを捉えきる事が出来ません。ウォルターも出鱈目な事を言ってミックの怪しさを増徴させます。ミックは野生じみた能力で彼等の動向を掴み、更には仲間も呼び寄せます。
クロコダイル・ダンディー2の結末
リコはウォルターを奪還され、ミックの翻弄されて手下は全て捕えられてしまい、手下はミゲルだけになっていました。
ミックは、最後の仕上げに一人でリコを有利な場所に誘導します。そんな命が掛かっているというのに緊張感のないミックにスーは不安を感じます。彼女はミックの加勢をすると、ウォルターと共にミックを追いました。
追い詰められたリコは、主導権を取り返す為に藪に火を放ちます。火に追いたてられたミックを狙撃する作戦でしたがミックには通じず、煙の中でリコは捕られてしまいました。
煙の中から、ミックがリコに銃を突き付け出てきます。それを見たウォルターは、慌ててリコを狙撃しました。そして逃げるミックをミゲルが狙撃し、それに気付いたスーが彼を撃ちます。
撃たれ崖の下に落ちたミックの死体を、スーとウォルターが憔悴した顔で見下ろします。そこにミックの仲間がやって来て、服を取りに行くのが大変だと溢しました。
奇妙な表情を浮かべるスーとウォルターに彼は、ミックは服を交換していてミゲルにリコを撃たせる予定だったと説明します。そしてそこにミックが姿を現しました。ウォルターの銃撃は急所を外れ、大事には至って居ませんでした。
スーはミックに抱き付きキスをします。ミックは彼女に家へ戻ろうと聞きますが、スーはここが家だと微笑み掛けました。
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