アンフォゲッタブルの紹介：2017年アメリカ映画。恋人との結婚を控えるヒロインが、恋人の前妻から執拗な嫌がらせを受けて窮地に追い詰められていく姿を描いたサイコ・スリラー作品です。
監督：デニース・ディ・ノービ 出演者：ロザリオ・ドーソン（ジュリア・バンクス）、キャサリーン・ヘイル（テッサ・コノーバー）、ジョフ・スタルツ（デイビッド・コノーバー）、イザベラ・ケイ・ライス（リリー・コノーバー）、アレックス・キハノ（ミゲル）ほか
映画「アンフォゲッタブル」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「アンフォゲッタブル」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
作品紹介・キャスト
アンフォゲッタブルの予告編 動画
映画「アンフォゲッタブル」解説
この解説記事には映画「アンフォゲッタブル」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
アンフォゲッタブルのネタバレあらすじ：起
アメリカ・カリフォルニア州。ジュリア・バンクス（ロザリオ・ドーソン）は元夫マイケル・バルガス（サイモン・カシアニデス）殺人容疑で事情聴取を受けていました。ジュリアはかつてマイケルからDVを受けており、3年前の裁判でマイケルは執行猶予付きの有罪判決を受けましたが執行猶予期間も今は解けていたのです。ジュリアはこれまでの過去を振り返り始めました…。
今から半年前、ジュリアはマイケルとの離婚後に出逢ったバツイチ子持ちの実業家デイビッド・コノーバー（ジョフ・スタルツ）と再婚を決意、仕事を辞めて南カリフォルニアの田舎町にあるデイビッドの家に移り住みました。ジュリアは前夫からのDVのことはデイビッドに打ち明けておらず、デイビッドも同じ町に住む前妻のテッサ（キャサリーン・ヘイル）に再婚のことを話していませんでした。
アンフォゲッタブルのネタバレあらすじ：承
この日、テッサの元に預けられているデイビッドとテッサの娘リリー（イザベラ・ケイ・ライス）がジュリアに会いに来ました。その翌日、ジュリアの元に、裁判所からマイケルの接近禁止命令の期限切れという知らせが舞い込んできました。ジュリアは暴力に怯えていた過去を思い出し、憂鬱になりました。この日はデイビッドの帰りが遅くなるということで、ジュリアはリリー、そして訪れてきたテッサと夕食を採りました。その席でテッサはジュリアにSNSをしているかと尋ねてきましたが、ジュリアはSNSなどは一切していませんでした。
リリーは少しずつジュリアに懐いていきましたが、テッサはそんなジュリアを快く思わず、ジュリアもまたテッサを快く思っていませんでした。テッサから厳しいしつけを受けてきたリリーにとっては、優しく大らかなジュリアの方が親しみを感じやすかったのです。
ある日、デイビッドが経営する醸造所のパーティーが開かれました。テッサは以前ジュリアが買うのを断念した白いワンピースを着て、参加者の前でデイビッドとの馴れ初めを語り始めました。デイビッドがジュリアとの再婚を考えていることを知ったテッサは密かにジュリアの携帯を盗み、収められている個人情報のデータの中からマイケルの存在を知りました。そして直接デイビッドの口から再婚話を聞いたテッサは、ジュリアにはリリーを任せられないという素振りを見せました。
アンフォゲッタブルのネタバレあらすじ：転
その直後から、ジュリアの身に不可解なことが起きるようになりました。頻繁に非通知で無言電話がかかるようになり、ジュリアはマイケルの仕業ではないかと疑い、恐怖に震えました。実はテッサが激しい嫉妬心から仕組んだことであり、テッサの母ヘレン（シェリル・ラッド）との関係がうまくいっていないこともテッサの暴走に拍車をかけているのでした。
ある日、テッサはジュリアがシャワーを浴びている隙に家に侵入、ジュリアの下着やデイビッドへのプレゼントとして購入した時計、婚約指輪を盗みました。更にテッサはジュリアの名でFacebookに登録、ジュリアに成りすましてマイケルに接触を図りました。テッサは表面上ではジュリアと打ち解けたかのようなフリをしていましたが、その裏側でジュリアとデイビッドの仲を引き裂こうとしたり、リリーがほんの一瞬だけ姿を消した際にあたかも何者かに誘拐されたかのように装ったり、わざと階段から転がり落ちてジュリアのせいにしたりと、徹底的にジュリアを貶めようと目論んでいました。
アンフォゲッタブルの結末
デイビッドから信頼を失いつつあったジュリアは、親友のアリー（ホイットニー・カミングス）の強力を得てテッサの過去を調べ始めました。すると、過去に両親の離婚で情緒不安定に陥ったテッサは生き別れた父の家に放火したり、精神病院に収容されていた過去が浮き彫りになってきました。
そんなある日、デイビッドの留守を見計らったかのようにマイケルがジュリアの元に現れました。テッサが仕組んだと確信したジュリアは、危うく襲われそうになったところをナイフで刺して負傷させ、そのまま逃げだしました。その様子を密かに撮影していたテッサはマイケルを殺し、その罪をジュリアに擦り付けようとしました。
映画は冒頭のジュリアの事情聴取に戻り、ジュリアは条件付きで保釈されることとなりました。そしてジュリアはデイビッドにマイケルのことを打ち明けました。デイビッドはリリーを迎えにテッサの元へ向かいましたが、テッサがなぜかジュリアにプレゼントしたはずの結婚指輪をしていたことから、全てはテッサの仕組んだことだと気付きましたが、テッサはデイビッドを殴って拘束しました。ジュリアはリリーを安全な所へ匿うとテッサと対峙、揉み合いの末にテッサは自らジュリアの手にしたナイフに突き刺さり、「リリーの記憶に、こんな私を残さないで…」と言い残して絶命しました。そして、ジュリアの容疑も晴れました。
半年後、デイビッドとめでたく結婚したジュリアは、リリーと三人で幸せに暮らしていました。そんなある日、ジュリアの家の玄関にテッサの母ヘレンがにこやかな笑みを浮かべて立っていました。
ラブコメのキャサリンヘイグルが真逆のダークな
役どころ どうしても美しいヘイグルなのですが
彼女の俳優としての力量は見事 対するロザリオ・ドーソンは脇役が多い女優なのに迫真の演技は名優だなと感じました